Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
クリスマス

WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る

2014年12月24日05時22分 記者 : 土門稔
  • ツイート
印刷
関連タグ:世界教会協議会(WCC)オラフ・フィクセ・トヴェイト
WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る+
「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教する世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事=7日、カトリック河原町教会(京都市中京区)で

3日から10日まで初めて日本を訪れていた世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は7日、カトリック河原町教会(京都市中京区)で催された「クリスマス 平和の祈りの集い」に出席した。この日の集いは、カトリック大阪大司教区・京都司教区のほか、日本基督教団、日本聖公会、在日大韓教会、日本福音ルーテル教会、京都ハリストス正教会などの諸教会、またキリスト教関連団体や大学が賛同して行われ、河原町教会の司祭や各派の教会の牧師、神学者、信徒ら約100人が参加した。

集いでは、「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)という招きの言葉があり、続いて讃美歌「さあ、共に生きよう」(讃美歌21・419番)が歌われた。とりなしの祈りの中では、東日本大震災被災者や原子力発電所で働く人々、福島の人々、太平洋戦争や原子爆弾の被害者のために祈りがささげられた。

集いで説教を取り次いだトヴェイト総幹事は、まず多くの教会の聖職者や信徒が集ったことに喜びを述べ、昨年韓国・釜山で開催された第10回WCC総会で採択された「正義と平和への巡礼」について語った。

「エキュメニカル運動は信仰に根ざした運動であり、エキュメニズムとは道を共に見出し、共に歩いていくことです。それは共歩(きょうほ)性という言葉で言い表すべきものです」として、それは「イエス・キリストに従った最初の弟子たちが、使徒言行録の中で、“その道に従う者”と記されていることにつながるのです」と述べた。

そして、それをどのようにしてなしえるかについて、この日読まれたマルコによる福音書の冒頭に触れながら続けた。「マルコの福音書は最古の福音書です。そのはじめには、文字通り“神の子イエス・キリストの福音の初め”と書かれています。すぐ後には、イザヤの言葉として、誰か主の道を整えるために来ると引用されています。ここに読む者に多くの示唆を与えてくれるのです」

マルコによる福音書の冒頭には洗礼者ヨハネが登場する。「彼は荒れ野で最貧の生活を送り、政治や宗教の中心から離れ、海抜マイナス300メートルのヨルダン川という、この世の最も低い荒れ果てた場所で生きた人物です」と言い、福音書が、普通の人とは全く別の生き方をし、全く別の道を歩こうとしている人物の物語から始まっていることを強調した。

そして、これまで自分が歩んできた道から方向転換することこそが主の道であり、神は、過去を悔い改め、変化に心を開くオープンさを持っている人を招く、そしてそれは洗礼によって始まる、と続けた。キリスト者や、キリスト者のリーダーたちは、他者の間違いを指摘するあまり独善に陥ってはならない。むしろ、もう一つの道が存在し、その道に従うことであると話した。

トヴェイト総幹事は、日本の列車の快適さに関心したとしながらも、「しかしいくら速く、正確に、快適に走ることができても間違った方向に走っていたのでは何の役にもたちません」とたとえて話し、「ですから命への道はまず正しい方向に走り、正しい道標を求めて進まなければなりません。そのしるしとは、イエス・キリストの福音なのです」と語った。

さらに、洗礼者ヨハネがヘロデを批判し死んだことについて触れ、「真実を語るために必要なのは一人で十分です。真実にとって大切なのは一人です。真実にとって多数者の賛同が必要なことはありませんし、正義と平和への道は必ずしも多数の人が進んでいく道ではありません」と語った。

「しかし、命に通じる道は全ての人が必要としており、その道に向かう手助けは全ての人にとって良き知らせなのです」として、「教会は、その道である主イエス・キリストを指し示すように導かれているのです」と語った。そして、「洗礼は毎日私たちをスタート地点に戻し、キリスト者は、いつでも正しい道と方向に立ち戻ることができるのです」と述べた。

続いて、日本の現状と日本の教会についても触れた。日本には2つの物語があると指摘。それは、過去に戦争や他の人々を搾取したという物語と、もう一つは平和や民主主義の物語だという。また、日本の教会は、日本社会の中で少数者でありながら、同時にイエス・キリストの世界的でエキュメニカルな交わりに連なる物語を持っていると語った。

WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る
カトリック大阪大司教区・京都司教区のほか、日本基督教団、日本聖公会、在日大韓教会、日本福音ルーテル教会、京都ハリストス正教会などの諸教会、またキリスト教関連団体や大学が賛同して行われ、牧師や司祭、神学者、信徒ら約100人が参加した。

「ここ数日、皆さんは日本国憲法について振り返る機会が与えられています。日本は日本国憲法9条を守り、武力によらない国際社会の問題解決を求めることが必要とされているのです」として、「東アジア地域の人々が、皆さんを証人として必要としています。原子爆弾や原子力エネルギーではない、平和の道を求めることを必要としています」と語った。

この集いの開催地となった京都については、「温室効果ガス規制をめぐる世界会議で、この京都の名前がついた条約が世界で初めて結ばれました」と言い、「ですから、その道を指し示す証人として、世界と日本の人々は、皆さんが存在し続けることを覚え、必要としているのです」と語った。

最後にトヴェイト総幹事は、「皆さんと共に、天においても地上にも、神の御心が行なわれますように。お互いの存在が必要です。共に歩いていきましょう」と締めくくり、祈りをささげた。

今回初来日したトヴェイト総幹事は、東京や仙台、京都、奈良といった各地を巡り、到着した3日から3日間は東京で開催された9条世界宗教者会議に出席。同会議では、「日本国憲法第9条−北東アジアとその範囲を超えた平和のための支柱」と題して講演も行った。

関連タグ:世界教会協議会(WCC)オラフ・フィクセ・トヴェイト
  • ツイート

関連記事

  • WCC総幹事、奈良基督教会で主日説教「正義と平和への道」

  • WCC総幹事「日本は非常に重要な国でありながら危うい国」 初来日記者会見

  • 初来日したWCC総幹事のオラフ・フィクセ・トヴェイト著『Christian Solidarity in the Cross of Christ』を読む

  • 9条世界宗教者会議始まる 初来日のWCC総幹事も発題「9条は平和のための支柱」

  • 9条世界宗教者会議、声明採択 WCC総幹事「他者と敵対するナショナリズムは危険」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.