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クリスマス

WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る

2014年12月24日05時22分 記者 : 土門稔
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関連タグ:世界教会協議会(WCC)オラフ・フィクセ・トヴェイト
WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る+
「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教する世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事=7日、カトリック河原町教会(京都市中京区)で

3日から10日まで初めて日本を訪れていた世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事は7日、カトリック河原町教会(京都市中京区)で催された「クリスマス 平和の祈りの集い」に出席した。この日の集いは、カトリック大阪大司教区・京都司教区のほか、日本基督教団、日本聖公会、在日大韓教会、日本福音ルーテル教会、京都ハリストス正教会などの諸教会、またキリスト教関連団体や大学が賛同して行われ、河原町教会の司祭や各派の教会の牧師、神学者、信徒ら約100人が参加した。

集いでは、「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)という招きの言葉があり、続いて讃美歌「さあ、共に生きよう」(讃美歌21・419番)が歌われた。とりなしの祈りの中では、東日本大震災被災者や原子力発電所で働く人々、福島の人々、太平洋戦争や原子爆弾の被害者のために祈りがささげられた。

集いで説教を取り次いだトヴェイト総幹事は、まず多くの教会の聖職者や信徒が集ったことに喜びを述べ、昨年韓国・釜山で開催された第10回WCC総会で採択された「正義と平和への巡礼」について語った。

「エキュメニカル運動は信仰に根ざした運動であり、エキュメニズムとは道を共に見出し、共に歩いていくことです。それは共歩(きょうほ)性という言葉で言い表すべきものです」として、それは「イエス・キリストに従った最初の弟子たちが、使徒言行録の中で、“その道に従う者”と記されていることにつながるのです」と述べた。

そして、それをどのようにしてなしえるかについて、この日読まれたマルコによる福音書の冒頭に触れながら続けた。「マルコの福音書は最古の福音書です。そのはじめには、文字通り“神の子イエス・キリストの福音の初め”と書かれています。すぐ後には、イザヤの言葉として、誰か主の道を整えるために来ると引用されています。ここに読む者に多くの示唆を与えてくれるのです」

マルコによる福音書の冒頭には洗礼者ヨハネが登場する。「彼は荒れ野で最貧の生活を送り、政治や宗教の中心から離れ、海抜マイナス300メートルのヨルダン川という、この世の最も低い荒れ果てた場所で生きた人物です」と言い、福音書が、普通の人とは全く別の生き方をし、全く別の道を歩こうとしている人物の物語から始まっていることを強調した。

そして、これまで自分が歩んできた道から方向転換することこそが主の道であり、神は、過去を悔い改め、変化に心を開くオープンさを持っている人を招く、そしてそれは洗礼によって始まる、と続けた。キリスト者や、キリスト者のリーダーたちは、他者の間違いを指摘するあまり独善に陥ってはならない。むしろ、もう一つの道が存在し、その道に従うことであると話した。

トヴェイト総幹事は、日本の列車の快適さに関心したとしながらも、「しかしいくら速く、正確に、快適に走ることができても間違った方向に走っていたのでは何の役にもたちません」とたとえて話し、「ですから命への道はまず正しい方向に走り、正しい道標を求めて進まなければなりません。そのしるしとは、イエス・キリストの福音なのです」と語った。

さらに、洗礼者ヨハネがヘロデを批判し死んだことについて触れ、「真実を語るために必要なのは一人で十分です。真実にとって大切なのは一人です。真実にとって多数者の賛同が必要なことはありませんし、正義と平和への道は必ずしも多数の人が進んでいく道ではありません」と語った。

「しかし、命に通じる道は全ての人が必要としており、その道に向かう手助けは全ての人にとって良き知らせなのです」として、「教会は、その道である主イエス・キリストを指し示すように導かれているのです」と語った。そして、「洗礼は毎日私たちをスタート地点に戻し、キリスト者は、いつでも正しい道と方向に立ち戻ることができるのです」と述べた。

続いて、日本の現状と日本の教会についても触れた。日本には2つの物語があると指摘。それは、過去に戦争や他の人々を搾取したという物語と、もう一つは平和や民主主義の物語だという。また、日本の教会は、日本社会の中で少数者でありながら、同時にイエス・キリストの世界的でエキュメニカルな交わりに連なる物語を持っていると語った。

WCC総幹事、「クリスマス 平和の祈りの集い」で説教 共歩性、日本に求められていること語る
カトリック大阪大司教区・京都司教区のほか、日本基督教団、日本聖公会、在日大韓教会、日本福音ルーテル教会、京都ハリストス正教会などの諸教会、またキリスト教関連団体や大学が賛同して行われ、牧師や司祭、神学者、信徒ら約100人が参加した。

「ここ数日、皆さんは日本国憲法について振り返る機会が与えられています。日本は日本国憲法9条を守り、武力によらない国際社会の問題解決を求めることが必要とされているのです」として、「東アジア地域の人々が、皆さんを証人として必要としています。原子爆弾や原子力エネルギーではない、平和の道を求めることを必要としています」と語った。

この集いの開催地となった京都については、「温室効果ガス規制をめぐる世界会議で、この京都の名前がついた条約が世界で初めて結ばれました」と言い、「ですから、その道を指し示す証人として、世界と日本の人々は、皆さんが存在し続けることを覚え、必要としているのです」と語った。

最後にトヴェイト総幹事は、「皆さんと共に、天においても地上にも、神の御心が行なわれますように。お互いの存在が必要です。共に歩いていきましょう」と締めくくり、祈りをささげた。

今回初来日したトヴェイト総幹事は、東京や仙台、京都、奈良といった各地を巡り、到着した3日から3日間は東京で開催された9条世界宗教者会議に出席。同会議では、「日本国憲法第9条−北東アジアとその範囲を超えた平和のための支柱」と題して講演も行った。

関連タグ:世界教会協議会(WCC)オラフ・フィクセ・トヴェイト
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