Skip to main content
2025年10月22日20時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

英で「3人親家族」の法案提出 キリスト教慈善団体が批判

2014年12月22日18時42分 翻訳者 : 木下優紀
  • ツイート
印刷
関連タグ:イギリスCARE
英で「3人親家族」の法案提出 キリスト教慈善団体が批判+
※ 写真はイメージです。(写真:セントルイス大学マドリードキャンパス)

英国で3人の親を持つ赤ちゃんを出生させようとする世界初の試みが行われようとしており、キリスト教系の慈善団体が厳しく批判している。

キリスト教系慈善団体「CARE」のノラ・リーチ代表は、17日に英国議会に提出された法案が、「倫理的な、そしてアイデンティティに関わる重大な質問」と、「まだ答えの出ていない安全性への甚大な懸念」を呼び起こすと述べた。「総選挙直前に、政府が下院議員に大きな議論を呼ぶであろうこの議案への採決を求めようとしていることは、かなり特異なことです」とリーチ氏は話している。

ジェーン・エリソン公衆衛生担当相によって提出されたこの法案が可決された場合、体外受精(IVF)を行う病院は、卵子の中の欠陥のあるミトコンドリアDNAを、ドナーの正常なDNAに置き換えることが法的に可能になる。「ミトコンドリア置換療法」として知られるこの治療法は、筋ジストロフィーのような深刻な遺伝病を持った子どもの出生数を減らすことを可能にするが、その治療を受けた子どもは技術的には2人の母親、そして全体で3人の親を持つことになる。

エリソン担当相は書面での声明で、「政府はこの議会の会期中、ミトコンドリアの提供に対する民衆の容認性と、この新しい技術に伴い現に積み重ねられている安全性と有効性の証拠を吟味するために、包括的で透明なプロセスを開始しました」「今こそ、議会においてこうした働きを検討し、採決する機会を与えるべき時です」などと述べた。

英国主席医務官のサリー・デイビス氏は、この法案が成立すれば、この治療法によって「英国を科学的発展の最前線にとどまらせる」としているが、反対派は、遺伝学的に変更を加えるものだと非難している。しかし政府は、親から子どもへと遺伝する身体的な、またその他の特徴に関する情報を含む核DNAがドナーから提供されることはないと強く強調している。

しかし、CAREによれば、ドナーが匿名であることが法案に明記されている以上、この治療法はアイデンティティの感覚に破壊的影響を与える可能性がある。

さらにCAREは、ジェレミー・ハント厚生相がヒト受精及び胚研究認可庁(HFEA)に安全性についての報告書を3本提出するよう依頼したにもかかわらず、政府は、臨床実験に移る前段階の実験の結果が公表される前に法案を提出したとも指摘している。

「政府は、自ら諮問した提案に明らかに反対する結果が出たにもかかわらず、それを無視しました」とリーチ氏。「提案された技術の一つ、前核移植についてのヒトでの唯一の実験が中国で行われましたが、自然ないし人工流産、死産という結果になりました」と指摘し、この治療法を支える事柄が「年が経つにつれ、劇的に崩れ落ちました」としている。

「政府は患者の安全を脅かそうとしています。ミトコンドリアDNAは、細胞のエネルギーを生み出すだけでなく、現に生まれる子どもたちの特徴に影響を及ぼします。結果として字義通り3人の親を持つ子どもというべき子どもが生まれることになります」とリーチ氏は結論づけた。

8月、英国国教会は政府に対し、あらゆる計画を可決する前に、より綿密な調査を行うよう勧告し、またこの治療法を通して生まれる子どもがドナーについて知ることができるようにすることが必要だと求めた。

「私たちは、ミトコンドリア置換療法を認可する法案を提出する前に、その安全性と有効性について、さらなる調査研究が必要だと考えています」と、同教会は声明で述べている。

「200人に1人の子どもが何らかのミトコンドリア病を持って生まれてくるにもかかわらず、現在の技術では年に10人程度の子どもにしか有効ではありません。長期的な観点からいえば、安全性と有効性を実証する研究がさらに積み重ねられたほうが、よく分からない技術を拙速に適用するより、有益に思われます。法案の提出は、こうした調査研究の結果を待ってからなされるべきです」

この法案の採決は来年初頭に行われる予定で、成立すれば来年10月には発効する。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イギリスCARE
  • ツイート

関連記事

  • キリスト教非営利団体代表、英国における宗教の自由に危機感

  • 今流行の「アイス・バケツ・チャレンジ」に反論 中絶反対派とカトリックの意見

  • 米福音派神学校が人形ロボット「NAO」を導入 人口知能に関する倫理研究で

  • エボラ出血熱と闘うケント・ブラントリー医師ら、米タイム誌の「今年の人」に

  • ギャンブル依存症の治療に「ニーバーの祈り」 作家・精神科医の帚木蓬生さんが語る

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(14)抗黙示思想と現代 臼田宣弘

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • ワールドミッションレポート(10月22日):ザンビア 信仰と知識のバランス

  • ワールドミッションレポート(10月21日):ソマリア 水の上を歩いて近づいてきた男

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • ヨハネの黙示録(8)テアテラ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.