天正遣欧少年使節の生涯描いた歴史劇「マルガリータ」 六本木で10月5日まで上演

2014年9月28日17時31分 印刷
+天正遣欧少年使節の生涯描いた歴史劇「マルガリータ」 六本木で10月5日まで上演
(写真:「マルガリータ」公式サイトより)

天正遣欧少年使節として、戦国時代末期の16世紀にヨーロッパへ渡った4人の少年たちの生涯を描いた歴史劇「マルガリータ〜戦国の天使たち〜」の上演が、東京・六本木の「EX THEATER ROPPONGI」で27日から始まった。10月5日(日)までの9日間で全11公演が行なわれる。

2010年に第17回松本清張賞を受賞した村木嵐の長編歴史小説『マルガリータ』が原作。教科書には載らないような歴史上の出来事を、興味深く面白くエンターテインメントとして表現するシリーズ企画の第1弾として上演される。

天正遣欧少年使節は、派遣当時13〜14歳であったとされる、伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノの4人を中心とした使節団。当時のキリシタン大名として知られる大友宗麟、大村純忠、有馬晴信の代理人として派遣された。

1582年2月に長崎を発ち、2年半後の84年8月にポルトガルの首都リスボンに到着。85年3月には、ローマで当時のローマ教皇であるグレゴリウス13世に謁見した。同年5月には、グレゴリウス13世の後継シクストゥス5世の戴冠式にも出席している。86年4月にリスボンを出発し、派遣から約8年5カ月後の90年7月に帰国した。

日本宣教の経済的・精神的援助を求めるため、またヨーロッパのキリスト教世界を体験するために派遣された若き少年たちだったが、8年を超える長い旅路を終えて帰国した彼らを待ち構えていたのは、禁教令と厳しい弾圧だった。4人のうち千々石ミゲルは後に棄教し、他の3人は司祭に叙階されるが殉教を遂げる。穴つるしの拷問を受け殉教した中浦ジュリアンは、2007年に列福されている。

劇「マルガリータ」では、千々石ミゲル役を細貝圭、中浦ジュリアン役を鈴木拡樹、伊東マンショ役を井深克彦、原マルチノ役を染谷俊之が演じる。

テーマソングは蒼井翔太の「天使の祈り」。10月2日(木)午後7時からの公演では、公演終了後に蒼井が出演しテーマソングを歌う。

また、最終公演日の10月5日(日)午後5時半からは、特別授業「マルガリータ~戦国の天使たち~」感謝祭(全席指定・税込3900円)が行なわれる。主要キャストらが出演するトーク形式のイベントで、舞台が作られるまでの軌跡や、天正遣欧少年使節の足跡を巡った長崎での旅を、映像と共に振り返る。

チケット(全席指定)は、天使シート(税込1万円)は完売しており、指定席(税込6800円)のみ。当日券は残席がある場合のみ500円増しで販売される。未就学児入場不可。詳細・チケット購入などは公式サイトまで。

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