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福音主義者と気候変動問題の関わり―その行方とは?

2012年6月13日08時26分
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英国気象局ハドレーセンター「HadCM3」気候モデルによる地球温暖化予測図+
 地球温暖化問題を考えるとき、福音主義保守派キリスト者の中でもこの問題にどのようにキリスト教として関わっていくべきか意見が分裂した状態にある。

 12日、米クリスチャンポスト紙記者のナップ・ナツワース氏がこれまでのキリスト教と気候変動の問題に関してまとめた記事を紹介した。同氏の記事によると、米CP編集長のリチャード・ランド博士は地球温暖化問題という規模に対し人類がどのような警告を与えることができるか懐疑的な意見を持っている一方米CP上席編集アドバイザーのヨエル・ハンター博士は気候変動問題に対処すべく人類の振る舞いを制御していくべきであると信じているという。

 米国ではここ3年間は深刻な経済停滞の影響により、地球温暖化問題への国民的関心は薄まっており、福音主義活動家、世俗の社会活動家の間にも同様の傾向が見られているという。最近の「ザ・ニューヨーカー」記事によると、オバマ米大統領は次期大統領選で再選後、気候変動問題を最優先課題の一つに持って行く方針を明確に伝えている。

 米CPでは、今後の気候変動問題をキリスト者としていかに見つめて行くべきかについて、それぞれのキリスト教団体の活動を下に分析がなされた。米CPではこれまで多くの福音主義キリスト者と気候変動問題に関する記事を取り上げ、その議論の裏側に潜む科学的根拠についても取り上げてきた。

地球温暖化の原因

 地球温暖化問題に関する議論は、一部の専門家以外には正確に理解することは難しい。まず地球温暖化問題に対し、科学で解決できることとできないことがあることを知ることが、キリスト者がこの問題に関わるにおいて必要不可欠なことであるといえる。
 
 石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料が焼却されると、二酸化炭素が大気中に放出される。二酸化炭素は人類や動物の呼吸でも放出され、植物が成長するに不可欠な物質でもある。

 しかし化石燃料焼却による二酸化炭素放出で、大気中の二酸化炭素の割合を生物活動による放出以上に増加させるため、地球温暖化を促すといわれている。二酸化炭素放出量を規制しなければならないほど産業活動による二酸化炭素放出が気候変動に影響しているのかどうかは長らく議論されてきた。太陽熱を捕捉する二酸化炭素分子が増えるほど、グリーンハウス効果が大気に生じるようになり、必要以上の太陽熱を大気中に蓄えることになる。さらに温暖化による海氷面の減少で、海表面からの水蒸気の蒸発が起こるなどグリーンハウス効果に寄与する他の効果も生み出すことになる。

平均気温の周期変動

 しかし現実社会において、地球規模のバランスが崩れていることに対し、人類がその責任を負っているのかについては議論が生じている。というのも、産業化以前も地球の気温は安定しておらず、一定の周期変動を繰り返してきたからである。10世紀から14世紀ごろは「中世温暖期」が生じていた。欧州の気温は現在よりも平均して1度以上高い状態にあったことが知られている。温暖な気温によって欧州のルネッサンス期の芸術活動、科学活動が活性化したといわれている。

 中世温暖期を経て、1300年から1870年位までは「やや寒冷な時代」に突入した。この時期もっとも寒冷な地域では、今日よりも平均気温が一度以上低い状態にあったという(より詳細な情報は英ニューキャッスル大学環境歴史学者ジャン・オーストホエク博士HPまで)。

 そのため、現在の気候変動問題もそのような歴史的な周期変動によるものであり、もう一つの温暖期に差し掛かっているだけなのではないかという主張も生じている。一方で人為活動による気候変動がもはや地球自体が制御不能な段階に突入していると警告する科学者も存在している。両者の差異は、二酸化炭素が温暖化の要因であることを認めつつも、二酸化炭素放出量を削減するために大規模な活動に取り組むべきか否かという視点の違いにある。


地球温暖化問題活動家の働き

 米世論調査機関ピュー・フォーラムの2009年調査結果では、福音主義キリスト教徒の中で人為活動によって地球が温暖化していると認めている人々の割合は34パーセントで、他のキリスト教諸教派における割合よりも低いことが示された。

 福音主義キリスト者の中にも、地球温暖化問題に対しては二つの主なグループに分かれた活動が展開されている。福音主義環境イニシアチブ(ECI)は地球温暖化問題に対し、積極的に活動を促すグループのキリスト教である一方、キリスト教保守派団体のコーンウォール同盟は温暖化問題に対して人類が積極的に対策する活動を取るには懐疑的なグループとなっている。

 ECIは声明文で「気候変動問題は、福音主義者が対策するように呼びかけられた問題の一つである」と2006年に発表しており、地球温暖化問題は緊急な二酸化炭素削減のための対策なしには深刻な被害をもたらすものであると見なしている。同団体は米議会に対し二酸化炭素放出量を制限する法案を通過させるよう呼び掛ける運動も行ってきた。米国内における国内排出権取引活動の必要も呼びかけている。

 1993年に設立された福音主義環境ネットワーク(EEN)も地球温暖化対策を積極的に呼び掛けている。EENでは雑誌「創造物への配慮」を発刊しており、環境問題全般に関して幅広い声を上げている。EENエグゼクティブ・バイスプレジデントのジム・ボール氏は「地球温暖化と復活された主-キリストの弟子と気候変動」という気候変動に関する著書を出版している。
 
 リベラル派の福音主義組織であるソージャナーズや「社会活動のための福音主義者」なども積極的に地球温暖化問題に対して対策をしていくべきであると提唱している。

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