米国でこのほど、「力強く」「霊的で」「真心から」「情緒的で」「魅力的」なスポーツドラマ映画「タッチバック」が公開される。しかし、「人生を変えた」とまで語る主演俳優のブライアン・プレスリーほど、この映画の影響を受けている人は誰もいないだろう。
敬虔なクリスチャンで米オクラホマ州の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」となるなどフェローシップ・オブ・クリスチャン・アスリートによって高校で尊敬を集めたプレスリーは、家族に優しい映画の制作と出演を希望してハリウッドにやってきた。しかし、華の都で過ごすこと数年。金と名声の誘惑は彼の信仰に影を落とし始めた。
彼は自身が制作し主演した映画の配給契約に失敗した際、著名な演出家たちとの訴訟に巻き込まれ、家を失って絶望的な貧困状況に陥った。彼の名声は渦を描きながら落ちていき、愛する妻でさえも彼を助けることはできなかった。
そのような暗闇の中、一人の友人が「タッチバック」の台本を送ってきた。それを読んだプレスリーは、そこに描かれている人物と自分の人生が酷似していることに驚きを禁じ得なかったという。すぐに主人公のマーフィーと自分を同一視した彼は、「神は人生の中で僕たちに試練をお与えになる。この映画は一見単なるスポーツのようだけど、テーマはどうやってタッチダウンを奪うかじゃない。真のチャンピオンの証しを得るために、直面した試練をどうやって克服するかなんだ」と語っている。プレスリーはマーフィーを演じることで、現実で直面していた試練を乗り越えた。「これは贖いのストーリーなんだ。たとえあなたがどこにいようとも、神はあなたを勝利に導くことができる」
今月13日に米国で公開される「タッチバック」は、試合中に膝を痛めて選手生命を絶たれた元高校フットボールスターで家族とともに農場を経営するスコット・マーフィー(ブライアン・プレスリー)が、脚光浴びていた高校生時代に舞い戻るというユニークな体験をするという設定の物語。2回目のチャンスを与えられたマーフィーは良き理解者であるハンド監督(カート・ラッセル)に、怪我を恐れず勝利のためにタッチダウンすべきか、それを回避すべきかについて助言を求める。
ドン・ハンドフィールド監督が手掛けた「タッチバック」には、メラニー・リンスキー(「アップ・イン・ザ・エアー」「スウィート・ホーム・アラバマ」「トゥー・アンド・ア・ハーフ・マン」)とマーク・ブルカス(「ナイト&デイ」「ジェイン・オースティンの読書会」)、クリスティン・ラハティ(「スマート・ピープル」「シカゴ・ホープ」)が出演している。
映画の権利をもつフリーダム・フィルムズは、「タッチバック」の収益の一部をプレスリーと彼のパートナーにとって重要な、ファーム・エイド(www.farmaid.org)やフェローシップ・オブ・クリスチャン・アスリート(www.fca.org)、シティ・オン・ア・ヒル・プロダクションズ(www.cityonahillproductions.com)、ジョエル・オースティン・ミニストリーズ(www.joelosteen.com)などの団体に寄付する予定という。
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