米キリスト教大教授、「科学は聖書に疑問」発言で辞任

2011年8月24日12時25分 印刷

【CJC=東京】米ミシガン州グランドラピッズの『キャルバン大学』のジョン・シュナイダー教授(宗教学)が25年勤めてきた教壇を離れることになった。

遺伝学と進化論は、天地創造とエデンの園に関する聖書の記述に疑いを持ち込んだ、と北米キリスト改革教会の『ザ・バナー』誌に寄稿したことが反発を招き、大学に免職を要求する意見が多数寄せられた。ただ同僚のダニエル・ハーロー教授も同様の論文を発表しているが、現在の所、教授の地位はそのまま。

同誌のインターネット・サイトには「教会と大学を、虚偽を教える教師や正統的でない信仰から防衛するため、こいつらを去らせることが正しい」との書き込みもあった。

同大教授の1人は、匿名で、キリスト教大学の中には、「科学的な証拠を無視することで成功している」と言う。

大学とシュナイダー教授は共同声明で「遺伝科学とキリスト教神学で人類の起源に関して展開された最近の学術活動は、大学界とその周辺で正当な関心を呼び起こした。大学は信仰と科学の問題を探求し続け、そこではシュナイダー博士の成果は専門的かつ敬意をもって言及されることになろう」と述べている。

今回の事態は、創世記に描かれているアダムとイブは歴史的事実ではない、と述べたことが原因。「自然界にも人間の道徳的経験からも、失われてしまうような楽園といったものは存在しない。キリスト者は、人類の始まりに関する伝承を再構築するという課題を持っていると思う」とインタビューで語ったことも問題となった。

同教授がキャルバン大学と結んだ就業条件に違反したとする大学側との折衝の後、同教授は「早期引退」を選択したのだ、と高等教育関係のブログ運営者マイク・ルース氏は「キャルバン大学の恥」として書き込んでいる。

大学側は、引退を選択したことで、教授の研究が大学に「損害や混乱をもたらす」ことはないとしている。

※この記事はCJC通信の提供記事を一部編集して掲載したものです。

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