【ロンドン=ENI・CJC】ロンドンから始まって英国各地に広がった若者による店舗や事務所襲撃に対し、キリスト教会始め宗教団体が対応に乗り出した。各地の教会は、愕然とする住民に援助を申し出ている。
8月6日に暴動が始まった場所近くのトテナムにある『セントメリー・ザ・バージン教会』は、停電している地域に食事を配り、湯も提供、携帯電話の充電サービスも行っている。『セント・マークス・メソジスト教会』のヴァレンティン・デジ牧師は、警察に殺害されたことが判明したマーク・ダッガン氏(29)の家族のためにケアを行っている。この殺害への抗議が8月6日のデモになり、それが暴動にまで発展した。スタンフォード・ヒルの『セント・イグナチウス・カトリック教会』は、食糧を提供、カウンセリングも行っている。
8日夕、キリスト者、イスラム教徒、ユダヤ教徒らがトテナムで徹夜祈祷会を行ったが、同様の催しはさらに計画されている。
在英ユダヤ人団体の宗教間関係担当フィル・ローゼンバーグ氏は、ロンドンの様々な宗教団体が共に行動するのを見て、「わたしたち全てにこのようにやさしい都市」が再建されることは確かだ、と語った。
イスラム教では、フェンスベリ・パーク・モスクの報道担当が、皆が暴動を懸念し、様々な方法で平和を打ち立てるために働こうとしている、と語った。
カトリック教会ウエストミンスター教区のヴィンセント・ニコルズ大司教は、声明で暴力を非難、祈りを、特に「街頭での危険に直面している人、生活が破壊された人、恐怖に捉われている人、子どもたちの行動が心配な親たち、今この時に暴力や盗みに染まりかねない人たちのために」求めた。
折から南アのダーバンでの会議に出席していたメソジスト会議のレオ・オズボーン会長は、皆が暴動のことを聞いて深く悲しんでいる、と語った。「わたしたちは、苦悩と損失に耐えている全ての人に対する世界中のメソジスト・ファミリーの祈りを覚えている。もちろんわたし自身も合わせて祈っている」と言う。
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