日本キリスト教団東北教区が設置した東北教区被災者支援センターでは7-8月の被災地ボランティアを募集している。台風6号が九州・四国地方を襲う中、東北の被災教会にあっても台風の直撃によって復興修理した屋根につけられたブルーシートなどが飛ばされてしまわないかなど台風に伴う懸念も高まっている。台風6号は22日にも三陸沖に到達する見込みで、気象庁は警戒を呼びかけている。
同センターによると、大震災から4カ月が経過し、夏のボランティアに申し込む人数がとても少ない状況が続いているという。特に被災地でのがれきの除去を行うことができる若手のボランティアを募集しているという。
同センターでは「エマオのTシャツ」を作成、販売している。同Tシャツは1枚2000円で売上金は全額被災地義援金に回されるという。Tシャツは被災地支援活動に長く関わったワーカーによってデザインされたもので、被災地ボランティア参加者が活動を通して感じたこと、強く思うようになったことを、それぞれの地に戻った後も持ち続けていくための一つの形として作り上げられたという。同センターは「このTシャツはそういった一人一人の中にあるものの一つの結晶です。活動を終えた後もこのTシャツを通して被災地に想いを寄せたり、周りの方と気持ちをシェアしていってもらえればと願います」と述べている。
キリスト教被災者支援ネットワーククラッシュ・ジャパンでは、7-8月中の被災地での「心のケア」スタッフは充足したものの、海外からのボランティア学生の夏季休暇の終了に伴って8月末から被災地でのボランティアスタッフ、および長期的に本部で働くことができるスタッフ・マネージャーが不足しているという。
支援金による支援も必要ではあるが、何よりも現地で直接支援することのできるボランティアスタッフのニーズが高まっている。夏季シーズンに突入したこともあり、被災地でボランティアを行う際に衛生面での対策も必要になっている。クラッシュによると、長袖・マスクを着用の上泥出し・がれき除去などの重労働を行和なければならない状況となっているという。
被災地ボランティアの充足、現地被災者の心のケアによる長期的な変化や被災者の中にキリストにある希望が生じるための祈り、また祈りによってキリスト者それぞれに深い憐れみの心が生じていくことをはじめ、ひとりひとりにできることを通じた支援が切実に求められている。
また、被災地の教会教職者も震災後の復興支援や信徒の心のケアなどの肉体的・精神的疲労の高まりが懸念されている。クラッシュ・ジャパンでは「被災地教職者家族支援プロジェクト」として8月15日から17日まで被災地の牧師家庭、および教会のスタッフ夫妻・家族限定で軽井沢サマーリトリートを開催する。対称となる被災教会に携わるクリスチャンらは宿泊料・交通費共無料で参加でき、リトリートの目的は被災教会の奉仕者にリラックスしてもらうことにあるという。
各ボランティア申し込みは「東北教区被災者支援センター公式ブログ」、「クラッシュ・ジャパン」まで。
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