1日から5日までドイツドレスデンで開催された第33回プロテスタントキルヘンターク(教会大会)にて、世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト総幹事は物質主義に対抗し、教会が一致することで正しい価値観を伝えていく必要性を伝えた。トゥヴェイト総幹事は「富と所有は私たちが神の人として生活する限り益となるものである」と述べ、富と所有欲が人間に間違った価値観をもたらしていると指摘した。
ドイツで隔年で開催されるキルヘンタークには10万人以上のプロテスタントキリスト教徒らが集い、賛美や議論、信仰の深化のための集いが行われている。今年の大会においてドレスデンでは海外から7千人以上のプロテスタントキリスト教徒らがドイツでの大会に参加した。
「あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです(マタイ6・21)」が今年度のキルヘンタークの標語となった。本年度のキルヘンタークには12万人以上のプロテスタントキリスト教徒が参加した。
トゥヴェイト総幹事はキルヘンタークにて「心配事を少なくするために、より多くの富、より多くの武器、より強い軍備配置のための社会や同盟関係が世の中では構築されています。治安に関する心配ばかりに私たちの関心事を置くことは、この世の中における神の使命を手伝う者としての働きを困難にさせてしまいます。正義と平和、平等と一致が世界に伝わる仕事が遅れてしまいます」と述べた。
トゥヴェイト総幹事は5月17日から25日までジャマイカキングストンで行われた国際エキュメニカル平和会議(IEPC)に参加した後、ドイツのキルヘンタークへ向かった。ジャマイカのIEPCには世界各国から1000人以上のキリスト者らが参加し「世界中で行われている暴力と不正、抑圧の痛ましい問題」について議論がなされた。IEPCでトゥヴェイト総幹事はキリスト者の一致を模索する際の核心として置くべき概念は「正義と平和」であると強調し、もし「正義と平和がエキュメニカル運動の核心になければ、また諸教会の運動の中心に置かれていないのであれば、私たちは世界に対し信用ある証人としての証しができないでしょう」と述べた。
キルヘンタークでは「マタイ福音書6章21節は霊的な意味だけで読みとるだけではく、世の中でまだ福音が伝えられていない多くの人々に対する差し迫った現実において持続可能な社会や世界人類の生存のために黙想しなければならない聖句ではないでしょうか。人間的な力による富と所有、そして権力が人々や共同体を分裂させ、誤った人間的な価値観を導いてしまいます。価値観や身の安全を図る基準としての物質主義を否定する一致したメッセージを発していかなければなりません」と述べた。トゥヴェイト総幹事は不正や暴力、欲望、傲慢、汚職その他あらゆる人々の生存を脅かす脅威に打ち克つために、教会が真に一致して世の中に対して目に見える活動を示していくことが大事であると強調した。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート
-
うめき叫ぶ(その2)出エジプト記2章23、24節 藤崎裕之
-
「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ
-
英イングランドのカトリック教会とペンテコステ派が初の公式対話
-
ウクライナ政府高官、ロシア正教会を世界教会協議会から除名するよう要求
-
ワールドミッションレポート(6月10日):バングラデシュ 権力の空白に潜む暴力─恐怖の中で御名を握りしめる者たち
-
聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳
-
人がこの世に生まれた理由 菅野直基
-
篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(282)聖書と考える「10回切って倒れない木はない」
-
ワールドミッションレポート(6月8日):スーダンのモレブ族のために祈ろう
-
辺野古転覆事故、死亡した船長の金井創牧師を刑事告発へ 海上運送法違反容疑で
-
神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司
-
着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番
-
「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ
-
「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男
-
聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳
-
戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳
-
ウクライナ政府高官、ロシア正教会を世界教会協議会から除名するよう要求
-
ワールドミッションレポート(6月7日):ブータン ヒマラヤの仏教王国が真の「幸せの国」となるように祈ろう
-
米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗
-
米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗
-
着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番
-
「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ
-
戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳
-
神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司
-
辺野古転覆事故、死亡した船長の金井創牧師を刑事告発へ 海上運送法違反容疑で
-
「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年
-
聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳
-
「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男
-
芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

















