Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
イエス伝

「イエス伝」(34)・・・人気のないイエス 平野耕一牧師

2010年7月1日10時03分
  • ツイート
印刷
関連タグ:平野耕一

イエスはこの国において人気がない。驚くほどに人気がない。日本は世界でもインテリ国である。アジア圏においては高等教育が最も進んでいる。その国の人々が国際的に最も有名な人物を知らないし、知ろうともしないのだ。

10年ほど前にイエス・キリストの『パッション』という映画が上映されたときに、アメリカ国民のほとんど全員が観たそうだ。この映画に対する賛否両論の議論が米国全体で起こり、テレビ、新聞、雑誌などが取り上げた。イエス・ファンも多ければ、アンチ・イエスも多いのだ。ファンであろうとアンチであろうと、イエスへの関心は非常に高い。

小説『ダヴィンチ・コード』が映画化され、国際的な議論を引き起こしたが、この映画は「アンチ・キリスト教」、また「アンチ教会」が色濃く出ていた。一つの映画が国際的な論争を巻き起こすのは、とにかくイエスへの関心度が高いからだ。

イスラエルにおいて、イエスは人気がなかったのではない。確かに多くのアンチ・イエスはいたが、彼らはとてもイエスが気になって仕方がなく、四六時中イエスについて思いを巡らしていたのだ。

映画館でも書店でもテレビでも雑誌でも、日本においてイエスはほとんど無視されている。イエスについて出版してくれる出版社はほとんどない。彼らは「イエスは売れない」と思い込んでいるのだが、当たっているかもしれない。

ある面で、非宗教化された世俗色の色濃い日本では、イエスの不人気はしかたがない面もあるかもしれない。

しかし、ここで大きな質問がある。

「イエスは、教会において人気があるのか?」

例えば、今週のクリスチャントゥデイのコラムのアクセスランキングを見てみよう。上位はほとんど佐々木満男氏の「問題解決のためのバイブル」である。イエスに関するコラムは一つあるだけだ。

私も佐々木氏のファンでこの15年ほど彼の書きものを読み続けてきた。(実は、私もこの手のものをイエスについてより先によんでしまう。笑わないでください。)現代に向かって、このような書き方で信徒に、特に未信徒に語ることが有効であることはよく分かっている。また、成功論、積極思考、カウンセリング、ハウツーものなどを用いながら伝えることの必要性も理解できる。それらが用いられることはよいことだ。

しかし、何となくイエスの人気が低下していることは否めないのではないだろうか。これは、キリスト教書店に行けば実感することだ。イエスに関する本が比較的少ない。出版社の方は、聖書的なものよりカウンセリング的なものが売れるのです、と教えてくれる。

長い間「イエス伝」を書こうと試みてきたけれど、イエスについて書くことはなかなか難しい。すでに何百ページも書いたのだが、満足いくものが少なく、本にしようとするたびに途方に暮れるのが私の現状だ。しかし、難しければ難しくなるほど、イエスを知りたいと思っている。

教会内にイエス人気が高まってこそ、はじめてイエスを日本に伝えることができるのではないだろうか。原点に帰らなければならない。

◇

平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:平野耕一
  • ツイート

関連記事

  • 「イエス伝」(35)・・・イエスの不人気2 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(33)・・・イエスと女性たち2―ベタニヤのマリヤ 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(32)・・・イエスと女性たち1―サマリヤの女 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(31)・・・人間好きイエス 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(30)・・・自己愛を支えたもの 平野耕一牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.