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日本から来たドイツ人(20)・・・教会の大きな器

2010年5月27日14時43分
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ドイツ・ラインランドプファルツ州にある城壁に囲まれた町の一角。+
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 今年4月、宇宙へ飛び立つスペースシャトルが打ち上げられました。このスペースシャトルには、一人の日本人女性の宇宙飛行士も搭乗しています。



 山崎直子さんは、以前から持ち続けていた夢を見事に実現させ、宇宙へと旅立ちました。まさにこれからを生きる女性たちに、「きぼう」を与えてくれた人物と言えるでしょう。彼女のように強く、そしてひたむきな女性が、これからも続々と登場し、大いに活躍してくれることを願います。



 残念なことに、巷の女性の社会進出に比べ、教会ではいつも女性の役割が決まっていて、19世紀には模範的だった女性のように振舞うことが、理想とされているように思えるのです(これは私一人の孤立した考えかもしれませんけど)。



 確かにこれまで多くの教会が、ご婦人たちの祈りとその力に支えられて来たのでしょう。けれどいつまでもずっと、男性と女性の役割が異なっていて、少しも改められないというのは進歩的でないような気がするのです。こういう事をお話しすると、ウーマンリブを思い起こす人がいるかもしれませんけれど、「教会だからこそ」社会の数歩先を歩んで行かなくてはと思うのです。



 教会とは例えば、神様に選ばれたコーラスグループのようなものだと思います。一人一人が目立とうとすると、その響きは台無しになってしまいます。けれどもお互いに周りの声を良く聞き、その声に自分の声を合わせて行こうとした時、そこにはすばらしいハーモニーが生まれます。



 皆さんにもこのような経験があるかと思いますが、調和のとれない耳障りな歌声の中にいると「早く終わらないかな」とか、「これが終わったら何しようかな」と、その時間がとても長く感じられ、その場にいることがとても苦痛になります。けれどもすばらしい響きを持ったコーラスに耳を傾けていると、とても居心地が良く、いつまでもその雰囲気に浸っていたいと思います。



 教会は「全ての人」にとって居心地の良い場所でなければならないのです。全ての人に開かれた教会なのですから、一部の人にだけ居心地の良い場所であるはずがないのです。教会で必要とされていない人など一人もいません。そしてまた、それぞれがお互いにとても助けられているのです。コリントの信徒への手紙第一12章27節に「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」と書かれている通りです。



 ドイツの教育はgeneralな分野にあまり力を入れず、その子が得意とする方面にその才能を伸ばして行こうとします。まさにerziehen「教育する」はer 「さらに」ziehen「伸ばす」です。ですから就職する場合も、大学で専攻したものが直接生かせる分野でのみに限られます。日本の就職事情とは大変違っていて、ドイツでは文学部の人が金融関係の会社へ就職することはありません。



 日本に比べ選択枠が少なく窮屈な気もしますが、長いこと訓練を受けているのでその分野にはとても詳しく、それぞれの仕事にとても誇りを持っています。自分が知らない分野ではEin Spezialist「そのプロ」にお任せすればいいのです。



 もしあまり家事が得意でない女性がいたとして、彼女に19世紀の女性がしたように生活しなさいと押し付けるのは正しいことだとは思いません。彼女には、彼女自身が幸せになれる生き方、活躍の仕方があるはずです。



 神様は私たちそれぞれにdie Identitaet「アイデンティティー」と die Begabung「才能」を与えて下さっているのですから、それぞれの賜物に感謝すべきなのです。周りにいる全ての人を自分のein Territorium「領域」に入れようとせずに、ありのままのその人を愛することが大切なのです。



【by Tokyoterin - 東京在住の女性クリスチャン】

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