わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。(ヨハネの福音書14章16、17節)
先日は「長嶋茂雄さん死去」という大きなニュースがありました。多くの国民から愛され、「昭和」という時代を力強く生き抜かれた方でした。私たちは「時代を生き抜く」ほどの大きな生き方はできなくても、少なくともクリスチャンとして精いっぱい神様にお仕えし「自分の人生」を生き抜く者でありたいのです。
そのために必要なのは、まさに「聖霊」です。ペンテコステは、三大祝日として世界中でお祝いされています。五旬節の日、聖霊が弟子たちに降り、彼らの力強い証しによって3千人の人々が救われ、教会が誕生したことをお祝いする日がペンテコステです。
歴史の事実として救い主がこの地上に来られ、十字架と復活によって救いの御業が完成されたこと、そしてその救いの恵みは、聖霊の働きによって、今も私たちに与えられていることを、5つのポイントから確認してまいりましょう。
1.「もうひとりの助け主」の存在!
まず初めに、イエス様ご自身が、救い主・助け主・導き手として現れてくださいましたが、やがて天の父の元に戻らなければならないことをご存じでした。そこで、いつまでも私たちと共にいてくださるお方として、「もうひとりの助け主」である聖霊を私たちに与えてくださったのです。
私たちの人生を共に歩み、魂に宿り、決して離れることのない助け主がおられることを忘れないでおきましょう。
2. 主キリストの恵みを思い起こさせてくださる!
14章26節に「聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え…思い起こさせてくださいます」とあります。12弟子たちも、初めはイエス様のことを本当の意味で理解していませんでしたが、聖霊を受けたあと、人々の前でイエス様を大胆に証しするようになりました。
それは、聖霊がイエス様の語られた教えを彼らに思い起こさせ、ちゃんと理解させてくださったからです。私たちも「分かったつもり」で終わることなく、聖霊によって「イエス様が何を私に教えてくださったか」を思い起こさせ、理解させていただきましょう。
3. 主キリストを「救い主」と証ししてくださる!
15章26節から、単にイエス様の教えを頭で理解するだけでなく、聖霊はイエス・キリストが「救い主」であるという真理を、私たち一人一人に証ししてくださいます。
もし、証しや伝道が苦手だと思う方がおられたら、ぜひ聖霊の証しを求めてください。「もうひとりの助け主」である聖霊が私たちの心の内に働き、理屈を超えて、イエス・キリストを証ししてくださいます。
4. 主キリストの救いと永遠のいのちを実現してくださる!
16章7、8節から、聖霊はイエス・キリストの救いの御業を明らかに証しし、実現してくださるお方です。救いが単なる教えや理屈ではなく、十字架と復活によって罪が赦(ゆる)され、永遠のいのちが与えられることを、世にはっきりと示してくださるのです。
5. 父なる神と子なるキリストから良きものを全て与えてくださる!
16章13~15節から、聖霊はイエス様の持っているものを私たちに与えてくださるお方です。さらにそれは、父なる神から与えられるものです。
イエス様が行われた癒やしと解放の恵みも、聖霊によって今私たちに与えられることを感謝し、さらに御霊の恵みに満たされて、今週も前進してまいりましょう。
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