インド中部のチャッティースガル州では、ヒンズー教の民族主義グループがテクノロジーを使ってキリスト教徒に圧力をかけ、脅迫しているという。バスタール地方では、ヴィシュヴァ・ヒンドゥー教教団(VHP)が運営する WhatsApp グループが、葬儀中のキリスト教徒に組織的な嫌がらせを行い、埋葬を許可する前に改宗を要求している。
地元のキリスト教徒ジャルダル・カシヤップ氏は、母親の葬儀を許可してもらうため、信仰を捨てることを余儀なくされたと明かした。VHPのメンバーの一人は、カシヤップ氏の家族を標的にし、教会を破壊したことを認め、「それは国益のため」だと、悪びれもせず主張した。
2014年にモディ氏率いるインド人民党(BJP)が政権を握って以来、キリスト教徒への攻撃は急増し、2023年には600件を超える事件が報告された。インターネットへのアクセスが拡大するにつれ、デジタルツールやテクノロジーによって、迅速かつ組織的な迫害が可能になっているのだ。
インドの迫害に直面する同胞信者のために祈っていただきたい。
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%
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