Skip to main content
2025年8月27日19時07分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 中東

聖職者への唾吐き、教会施設への攻撃など イスラエルで反キリスト教事件が増加

2025年4月15日19時12分
  • ツイート
印刷
関連タグ:イスラエル
イスラエルの国旗+
イスラエルの国旗(写真:Tupungato / Shutterstock)

エルサレムに拠点を置く宗教間対話促進団体「ロッシング教育対話センター」はこのほど、イスラエルと東エルサレムにおけるキリスト教徒をターゲットとした事件に関する年次報告書(英語)を発表した。それによると、イスラエルでは昨年、反キリスト教的偏見に基づく事件が前年に比べ増加し、計111件あった。

111件の内訳は、唾吐き、唐辛子スプレーの噴射、殴るなどの物理的攻撃が46件、落書き、放火、彫像の破壊など教会施設に対する攻撃が35件、標識の汚損が14件、口頭による嫌がらせ、キリスト教の集会に対する抗議などのハラスメントが13件、宗教的シンボルの撤去や礼拝出席の制限の要求といった信教の自由の侵害が3件だった。

報告書は次のように述べている。

「最も一般的な物理的嫌がらせは、唾の吐きかけです。ささいな事柄から公然の攻撃的行為へとエスカレートしたもので、長年にわたり問題になっています。聖職者は現在、公共の場で日常的に嫌がらせを受けており、特にエルサレム旧市街などの地域で顕著です」

加害者の大半は、ユダヤ教の厳格なグループである「超正統派」や「民族宗教派」のコミュニティーに属していた。これに対し、被害者の大半は、宗教的シンボルをあしらった服装のため、キリスト教徒だと容易に識別できる聖職者だった。

一方、昨年見られた改善としては、「被害者が事件を当局に報告する意欲が高まったこと」が挙げられた。報告書は「協力と信頼の増大に向けた前向きな傾向」だとしている。

イスラエル中央統計局(CBS)の昨年12月の発表(英語)によると、イスラエルには18万人(人口の1・8%)のキリスト教徒が居住しているが、その78・7%はアラブ系で、アラブ系住民の6・9%を占める。

報告書は、ロッシング教育対話センターが昨年12月、アラブ系キリスト教徒を対象に行った世論調査の結果も言及しており、調査から浮き彫りになったキリスト教徒とユダヤ教徒の間にある緊張関係についても記されている。それによると、30歳未満のアラブ系キリスト教徒の48%近くが、イスラエルからの移住を検討していると回答した。

この調査(英語)は、イスラエルと東エルサレムに住むアラブ系キリスト教徒300人を対象に、電話インタビュー方式で行われた。アイデンティティーに関する質問では、回答者の34%が「アラブ系キリスト教徒」、23%が「イスラエル人キリスト教徒」、13%が「パレスチナ人キリスト教徒」、11%が「アラブ人」、9%が「パレスチナ人」、7%が「キリスト教徒」を、自身のアイデンティティーを最もよく示す表現だとして選択している。

また、イスラエル社会の一部として受け入れられていると感じると回答したアラブ系キリスト教徒は30・8%で、受け入れられていないと感じていると回答したのは34%だった。受け入れられていないと感じている割合は、18歳から29歳までの年齢層が最も高かった。

キリスト教徒であることを理由に、何らかの嫌がらせを受けたことがあると答えたアラブ系キリスト教徒は、全体では1割程度だったが、中央イスラエルと東エルサレムでは2割に上った。

また、過半数(58・5%)は、イスラエル人ユダヤ教徒が混在する、あるいは大半を占める地域で、十字架などのキリスト教のシンボルを身に付けることに抵抗感はないと答えたが、東エルサレムではその割合は42%に下がった。

報告書は結論部分で、公教育におけるキリスト教関連のカリキュラム改善など、幾つかの提言をまとめている。キリスト教徒に対する攻撃があることを多くのイスラエル人が知らないのは、キリスト教徒に対する認識の欠如に理由の一つがあるとし、次のように述べている。

「無関心と知識の不十分とを問わず、多くのイスラエル人はこれらの事件に反応せず、非難もしません。これらの攻撃の非合法化を促進し、広く非難を促すためには、教育的な取り組みを通じてこの問題に対処することが不可欠です。これには、認識の機会促進、教育の提供、知識へのアクセスの円滑化、そしてイスラエル国内のキリスト教関連情報を学校カリキュラムへ組み込むことが含まれます。これらの取り組みは、全体として問題への意識を高め、問題に対する積極的行動につながることでしょう」

前年の年次報告書(英語)によると、2023年にイスラエルと東エルサレムで起こった反キリスト教的偏見に基づく事件は計89件。内訳は、物理的攻撃が37件、教会施設に対する攻撃が33件、標識の汚損が6件、ハラスメントが11件、キリスト教徒の個人財産に対する攻撃が2件だった。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イスラエル
  • ツイート

関連記事

  • イスラエルで高まるキリスト教徒に対する敵意、唾の吐きかけなど嫌がらせが増加

  • イスラエル駐日大使、能登の被災者に物資届ける キリスト教NGOと協力

  • 駐日イスラエル大使インタビュー(1)イスラエル軍がガザ地区で戦う2つの理由

  • 日本在住の元イスラエル空軍兵が語る「報復はなぜだめか」

  • 日本人牧師ら15人、駐日イスラエル大使公邸を訪問 大使は感謝表明

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • ワールドミッションレポート(8月27日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(2)

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月26日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(1)

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.