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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(217)弱さの極限(エンディング)に寄り添う 広田信也

2025年3月8日13時29分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

私たちは、無償で継続的な傾聴を行う(一社)善き隣人バンクを通し、孤独の中で弱さを抱える人々に寄り添う働きを進めています。核家族化、高齢化が進み、弱さを重ねる日本社会ですから、やがてこの働きは日本の各地に展開し、日本宣教拡大の重要なけん引力になると考えています。

また、エンディングをサポートするブレス・ユア・ホーム(株)と連携し、地域教会が弱さの極限である「死」を迎える人々に寄り添うなら、弱さの中に神様の御業が現れ、日本の多くの家庭に天国への希望が満ちるようになるでしょう。

エンディングは信仰の入り口になる

私たちは、全国から葬儀の生前相談を受けていますが、その際、生前に当事者(召されようとする方)を訪問させていただきたい旨を伝えます。そして訪問が実現できたとき、当事者やその家族の中に、感動的なドラマが生まれます。

当事者がまだ信仰を持っておられず、意識がはっきりしている場合、ほとんどのケースで信仰へと導かれ、洗礼を受けて召されていきます。病床で家族と共にささげる祈りは、天国を仰ぎ見る貴重なひとときになります。

もちろん葬儀では、洗礼を授けた牧師が司式し、教会関係者がほとんどいない会場であっても、感動的な天国への凱旋式になります。遺族の多くは、それらを通して大いに慰めを受け、信仰に導かれます。

また、当事者が既に信仰を持っておられる場合、当事者の人生を振り返り、感謝と賛美をささげる礼拝が病床で持たれ、家族に祝福が届けられます。中には、当事者の前で洗礼を受ける方もおられます。

(一社)善き隣人バンクは、生前訪問の道を開く

このように、生前に当事者を訪問させていただくと、大きな宣教効果があるのですが、仏教葬儀の多い日本社会では、宗教者が生前に訪問する習慣がありません。

多くの場合、相談は葬儀に関わることだけになりがちですので、弊社が葬儀社ではなく、牧師の連携であることを説明し、時間をかけて病床訪問の提案をさせていただきます。それでも、相談者にとっては思いがけない提案ですので、さまざまな気遣いから、簡単に訪問の依頼を頂くことができません。

そのようなとき、葬儀事業とは異なる完全非営利型一般社団法人「善き隣人バンク」をご紹介し、葬儀とは関係なく、無償の訪問活動として、気軽に使っていただくようにお勧めをします。

相談者は大きな不安を抱えておられますので、「善き隣人バンク」からの病床訪問を受け入れてくださることが度々起こります。ここに至るまでのメールや電話の応答は、生前訪問が実現するかどうかの分岐点になり、慎重な対応が求められます。

相談者の多くが信仰を持っておられませんので、この働きが無償であること、葬儀とは別の働きになること、宗教団体の活動ではないことは、訪問を受け入れていただく上で、大切な要素だと思っています。

地域教会が地域のエンディングを支えるようになる

このような宣教効果の高い「善き隣人バンク」の生前訪問は、召される前日だけになることもあれば、数年にわたり、エンディングを伴走させていただくこともあります。

長期の訪問になる場合は、牧師と連携できる地域教会の信者にも「善き隣人」になっていただき、「善き隣人バンク」から謝礼や交通費をお支払いして対応をお願いしています。

今後、これらの活動の認知度、信頼度が上がるにつれ、生前訪問の依頼が徐々に増えてくるでしょう。また、依頼に応えてくださる牧師や教会も増加しますので、地域教会が多くの方のエンディングに伴走する時代が来ると考えています。

さらに、教会堂で地域住民の葬儀ができるようになると、教会堂は地域の祈りの場となり、住民の記念の集まりは、教会堂を用いて行うようになるでしょう。地域の葬儀文化は地域教会が担うことになるのです。日本の信者比率は10%を超えていくでしょう。

夢物語はきっと現実になる

これらのことは夢物語だと考える人も多いと思います。もうずっと長い間、日本のキリスト教信者比率は1%から変化していませんから、宣教を諦めている人も多いかもしれません。

しかし、前職の技術開発において、あり得ないと評価された技術でさえ、環境が整うと世界標準になる現場を経験してきた私にとって、今回の日本宣教に関わる夢物語は、きっと現実になるとしか思えないほど、環境が整っています。

まず「善き隣人バンク」の働きが、現代の日本社会から必要とされ、特に広報することなく徐々に拡大していることです。傾聴してほしい人も傾聴したい人も、この日本社会には大勢備えられています。そして、傾聴したい人の多くが、福祉観の高い信仰者ですから、傾聴を通して神様の祝福が日本全国に届けられることになります。

次に、現在のエンディングを取り巻く事業者の実態が、教会や牧師の働きを必要としていることです。日本社会では、介護や医療に関わる事業者が葬儀をサポートすることは、大変難しいのが現実です。まして、生前において葬儀社、僧侶、死後実務を担う事業者が寄り添う道は閉ざされています。つまり、人にとって最も不安な「死」を迎えるに当たり、一貫してサポートできる事業者は日本に存在しないことになります。

この状況において、地域教会や牧師が生前から葬儀の後に至るまで、エンディングを一貫して支えるようになると、現存する日本のエンディングに関わる事業者を、全て束ねる役割を担うことができます。地域教会が日本のエンディングを支える原動力になるのです。

現代の日本社会において、これらの環境を整えてくださった神様は、日本宣教拡大の幻を必ず実現させてくださると信じています。

私たちの主キリスト・イエスにおいて成し遂げられた神の永遠のご計画によることです。(エペソ人への手紙3章11節)

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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