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祈りながら仕事をしよう 菅野直基

2025年1月31日22時42分 コラムニスト : 菅野直基
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社会の第一線で活躍するクリスチャンから、相談を受けることがあります。「純粋に神様に従っていこうとすればするほど、苦しくなるのです。今の職場をやめるべきか迷っています。どうしたらいいでしょうか」

「私も同じです」とは言いませんが、この社会の中で、クリスチャンとして純粋に生きていこうとしたら、いろいろな問題が生じて当然です。この世界は、アダムとエバが罪を犯して以来、悪魔が支配しています。「クリスチャンになる」ということは、罪が赦(ゆる)され、神の子とされ、永遠のいのちを得て、天国人となることです。悪魔から解放され、悪魔と敵対関係になります。

体はこの地上にいますが、心は天国に属しています。クリスチャンは天国の大使として、この地上に派遣されているのです。この世界の中に、空気のように溶け込んでいるとしたら、何も問題は生じません。しかし、体の命に加えて「神のいのち」を頂いて持っているのです。異質な存在と感じられて当然です。

キリストは「理由なく憎まれる」と語りました。キリストを十字架につけたその憎しみの思いは、クリスチャンにも向けられます。憎む正当な理由もないのに、存在するだけで異質な影響力を持っているので、「除外したい」という思いが向けられるのです。

聖書は「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい」と語ります。クリスチャンは、何があっても喜び、祈り、感謝するのです。これは異質です。この世界には、喜ばせず、祈らせず、感謝させない力が働いています。普通ならば、嫌なことがあったら喜ばないし、感謝しません。本当に困らない限り、人はなかなか祈ろうとしません。年に一度の初詣は、生きるか死ぬかの祈祷をするために行くのではなく、習慣で「御利益があったらいいな」程度の人が大半です。

聖書には「喜びなさい」と「感謝しなさい」の間に「祈りなさい」と書かれています。クリスチャンは祈ることを命じられていますので、事あるごとに祈ります。「神のいのち」が私たちを祈りに向けますが、体の命は喜べないし、感謝できないことばかりです。

私は社会人クリスチャンの「純粋に神様に従っていこうとすればするほど、苦しくなるのです。今の職場をやめるべきか迷っています。どうしたらいいでしょうか」という質問に対して「祈ってください」と言います。

イエス様は「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:43、44)と教えられました。

敵は、愛せないから敵なのです。私にも、敵と思える人はいます。「敵」と意識した途端、私はその人を愛していないし、愛せないし、できれば避けたいし、場合によっては苦々しい思いが湧いてくることもあります。

その時、私はその「敵」と意識した人のために祈ります。痛みや悔しさ、怒り、憎しみの感情が、一つ一つ取り除かれていきます。最後に残る思いは、痛みです。その痛みが癒やされなければ、心が鎮まりません。しかし、イエス様の十字架によって心が癒やされ、赦せるようになるのです。これは、奇跡としか思えません。

しかし、社会の第一線で活躍するクリスチャンが抱える問題は、そういう問題だけではありません。「会社から明らかな不正なのに、『それをするように!』と命じられるので困っています」というのです。断ればクビになりそうだし、断らないで妥協して不正を行うなら、罪責感を感じて当然です。

私は「とにかく、祈るしかありません。その後は、神様が導いてくださいますから」と言いました。次に会ったときに「あの問題はどうなりましたか」と聞くと、「ありがとうございます。解決しました。しかし、今度は別の問題が起こっているのです。どうしたらいいでしょうか」と言いますので、もう一度同じことを言いました。「祈ってください」

祈りは、霊的呼吸です。もし祈りをやめてしまったとしたら、神から与えられたいのちは圧迫され、麻痺し、押し殺されてしまいます。水泳で度々呼吸をするように、人生においても度々呼吸し、神のいのちを頂き、問題を神様に吐き出して委ね、神様から解決を頂くことを繰り返したらいいのです。

仕事は、人格・生活・人生に影響を及ぼします。祈るなら、悪い影響から守られ、神の力によって良い影響を与えられるようになります。

私が牧師を続けられるのは、祈りの力以外にありません。祈りによって悪い影響から守られ、祈りによって神からの力を頂き、その力をもって伝道し続けています。仕事は、人格・生活・人生に影響を及ぼしますが、毎日祈り、聖書を読み、賛美し、聖書を語って生きています。

私の人格は、聖書と聖霊に漬け込まれているようなものです。少しずつ少しずつ、人格が変えられ、生活が変えられ、人生が変えられています。仕事は、あなたの人格・生活・人生に影響を与えます。

仕事は、一日の大半の時間を費やします。しかし、その仕事を通してスキルアップなどをして自信を得たり、収入を得たりすることができますし、数多くの祝福を得ます。それは仕事の良い面です。しかし、職業病というものがあります。その仕事独特の世界と世界観があり、良い影響だけではなく、悪い影響も受けます。

悪い影響を受けない秘訣は、祈ることです。そして祈るならば、悪い影響を受けないばかりか、良い影響を与える人になります。

仕事は大切です。神からの聖なるコーリング(召命)です。牧師や神父、司祭だけが聖職者ではありません。全ての職業が聖職なのです。天から与えられた天職です。

もちろん今、自分に与えられた目的にそぐわない仕事をしているなら、転職を考えた方がいいかもしれません。しかしどんな仕事でも、一生懸命にやればたいていは楽しくなり、充実してくるものです。

大切なのは、祈りです。祈りながら仕事を行い、祈りながら毎日を生きていきましょう。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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