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名ばかりのクリスチャンはいるか 菅野直基

2024年8月23日21時29分 コラムニスト : 菅野直基
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時々「私は名ばかりのクリスチャンです」という言葉を聞くことがあります。初めて聞いたとき、「おや?それは一体何のことだろう!?」と感じました。「能ある鷹は爪を隠す」といわれますが、「謙遜されているんだろうか」と思いました。しかしある時から、「『名ばかりのクリスチャン』はいるのだろうか」と真剣に考えるようになりました。

この文章を読んだ人の中に、「私は名ばかりのクリスチャンです」と言ったことのある人がいるかもしれません。それを批判したいのではありませんが、世の中には「クリスチャン」か「クリスチャンでない人」のどちらかしかいないはずです。

もちろん、「救われていないと思っているのに、救われているクリスチャン」と「救われていると思っているのに、救われていない人」はいるかもしれません。前者はまだしも、後者はこの上なく不幸です。その明暗を分けるのは何でしょうか。

「イエス・キリストが、私の罪のために十字架にかかり、墓に葬られ、3日目によみがえられた」と信じる信仰です。

「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと(です)」(1コリント15:3、4)

罪とは何でしょう。聖書が語る罪とは「的外れ(ἁμαρτία【ハマルティア】)」です。的は神で、矢は私たちのことです。神を知らず、神に背を向け、神から離れた状態のことを指します。聖書が教えるこの罪を「人のものを盗んだ」「姦淫や不品行をした」「うそをついた」などのことと理解するなら、ボタンの掛け違いのようにかみ合わなくなります。

そうなると、罪は「程度問題」となり、クリスチャンになってからも自覚的に罪を犯し続け、非常識に生き、人に迷惑ばかりをかけていると感じる人は「私は罪深い人間です!」と感じますが、自覚する限りにおいて常識的に生き、人に迷惑をかけないように気を配り、まじめに生き、毎週教会に通っているならば、「罪人といわれてもピンときません!」と考えるようになります。

「私に罪はない!」と考えたり「多少の罪はあっても、それほどの罪はない!」と考えているとしたら、「イエス・キリストが必要だ!」という結論には至りません。しかし実際、罪とは「的外れ」であり、神から離れた(セパレートされた)状態のことです。

「あなたは罪人です」と聖書が語るのは、「あなたは悪い人です」というのではありません。人は、アダムとエバの罪によって神から離れ、結果、死が入った状態にあります。だから、あなたもイエス・キリストが必要なのです。

人よりも悪いことをするからイエス・キリストが必要なのではないのです。悪いことをしているかどうかは、神の目から見たら「ドングリの背比べ」です。悪い人であろうが、良い人であろうが、同じ罪人であり、イエス・キリストが必要なのです。

罪の理解の次には「イエス・キリストを信じているかどうか」を吟味する必要があります。教会に長年通い、牧師から「そろそろ洗礼を受けませんか」と声をかけてもらったので、何も分からないし、信じていないけれど洗礼を受けたという人がいたら、形はクリスチャンですが、実際は救われていないことになります。

実際に救われてクリスチャンになるとは「イエス・キリストを救い主と信じること」、これだけです。聖書の中に、イエス・キリストの12弟子の一人で、経理を担当していたイスカリオテのユダという人がいました。この人は、イエス・キリストを裏切ったことで有名な人です。彼は最後、首をつって自害しました。

ある人は「ユダはクリスチャンだったけれど、途中から堕落し、心変わりをしてキリストを裏切ったので地獄に落ちた」と言います。もしユダがイエス・キリストを信じていたならば、その信仰によって救われているので、地獄に落ちることはありません。おそらくユダは、キリストを政治的なリーダーと考え、祖国イスラエルをローマの植民地状態から解放してくれる人だとは考えても、救い主として信じていなかったと思います。そうだとしたら、最初から救われていなかったし、最後までキリストの救いを拒み続けたのです。

ですから教会には通っているし、洗礼を受けているけれど、救われていない人がいてもおかしくありません。反対に「私は名ばかりのクリスチャンでして・・・」と自信が持てない人でも、イエス・キリストを救い主と信じているならば、救われています。

「救われているか、救われていないか」「クリスチャンか、そうでないか」そのどちらかです。名ばかりのクリスチャンはいません。「的外れ」が罪であり、罪人は神から離れている状態で存在している人です。

罪人は悪人ではなく、神から離れているので、死が入っている状態、死の病にかかっている人です。不治の病にかかっていることが分かった人は、深刻に受け止めます。しかし罪は、不治の病以上に、はるかに深刻な心の病です。

病を癒やし、罪を赦(ゆる)すことができるお方は、イエス・キリストただお一人です。今日改めて「イエス様、あなたを信じます」と祈ってみませんか。聖書の中で、イエス様が罪人を叱責(しっせき)したり、排除している箇所は一カ所もありません。イエス様が責められたのは偽善者です。

「私は正しい!」と考え、人を見下し、裁く人に対して叱責され、「私はユダヤ人だから、自動的に天国に入れる!」と考えている人に対して、「考え違いをしている!」と指摘されたのです。

神はあなたを愛しています。あなたを悪人呼ばわりして、あなたの名誉を地に落としたいのではありません。「あなたにはイエス・キリストが必要である!」と、そのものズバリを語っておられるのです。

あなたもイエス様を信じ、イエス様と共に歩んでいきませんか。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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