Skip to main content
2025年11月23日07時10分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ジーザスと私

ジーザスと私(9)本物の牧者に出会えた! 桜井知主夫

2024年3月14日10時04分 コラムニスト : 桜井知主夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:桜井知主夫

これは、キリストが自分史に介入されたことの証しです。神はあわれみ深く、恵み深い方であり、こんなにも愚かで情けない者も、神に叫び求めると神が救ってくださったという証しです。キリストは、こんな者をも愛してくださったのです。(第8回はこちら:妻に出会う、第1回から読む)

「本物の牧者」との出会い

米国生活が長かった私は、日本に来る米国の牧師の中には上目線で話す人もいることを知っていたので、最初はちょっと構える感じでチャックの話を聞いていたのだが、彼の口ぶりや様子は謙遜そのもので、例話でも自分や自分の家族の失敗話しかしない。そして、これは言葉で説明するのは難しいのだが、この人から神の愛があふれている、ということが伝わってきて、私の警戒心はみるみるうちに解かれ、それどころかある時点まで来ると心がパーンと開いて、涙があふれ出してきた。聖書には「神が心を開かれた」という箇所があるのだが「これがそれか」と思わされるものだった。

彼は、聖書に書いてある神の言葉を淡々と愛をもって語っていただけなのだが、その愛が触れることができそうなくらいリアルに感じられた。そんなことは初めてだった。また、テゼで祈った「本物の牧仕、本物の兄弟姉妹を与えてください」という祈りが応えられたということが直感的に分かったのだ。

この時のことを思い出すと涙が出てくるという症状が1週間続くほど、私は彼の存在と彼が語った神の言葉に心をつかまれていた。

チャック・スミスは翌年1992年春にも再び来日した。彼がカルバリーチャペルの創始者であることも、フランクリン・グラハム(有名な説教者ビリー・グラハムの息子)が「牧者になりたいならチャック・スミスに学べ」と言っているほどの人であることも、私は何も知らなかったが、彼の説教を聞くと、ここまで分かりやすく聖書を解き明かしている人に出会ったことはかつてなかったと思えた。彼のメッセージを聞いていると、こちらのことを真心から思って、心配して、愛をもって語っているのが伝わってくるのだ。

また、彼が伴ってきた弟子ともいうべき後輩牧師たちとの関係も素晴らしかった。米国人は普通、上下関係がなくフラットな立場で相手に接するものだが、チャックと後輩牧者たちとの間には明確に縦の関係があった。だが、チャックは後輩たちを心から愛し、後輩たちはチャックを信頼し、尊敬しているので、その上下関係に嫌なものを少しも感じないどころか、「麗しい」と感じられるのだ。

再び米国へ――神学生の3足のわらじ

そのチャックの後輩牧者の一人が米国のフラー神学校を卒業したというので、また米国に戻って聖書の勉強をしたいと考えていた私は「フラーっていい学校ですか?」と聞いてみた。すると「いい学校だ」という答えが返ってきたので、私はまた米国に渡り、フラー神学校に入学した。

ところが、通ってみるとフラー神学校は私の性分にはどうにも合わなかった。どうにか2年は通ったのだが、結局あと4クラスを残して中退することになった。代わりに通ったのが、チャック・スミスが開いているスクール・オブ・ミニストリーという教会の塾のようなところだ。小規模ながらプログラムはしっかりしていて、内容も充実していた。

渡米してから最初の1年半は、フラー神学校に通うために住んだパサデナにあるカルバリー・チャペルに通っていた。チャックと同じグループの教会だが、パサデナの牧者はチャックではない。その教会の牧者は、私に「アッシャーをやってみないか」と奉仕をする機会を与えてくれた。集会での案内係、ビルの外側の窓拭きやトイレ掃除、駐車場見回りなど、たくさん奉仕した。アッシャーのリーダーはメキシコ系の人で、聖書をよく知っていた。ほとんどのカルバリー・チャペルは、創世記から黙示録まで学ぶので、そこで長く学んでいる兄弟姉妹は、神学校で学び始めた学生よりも聖書をよく知っている。私は大学院の神学校に行っていたのだが、彼の方がよほどよく聖書を知っていたので驚いた。

それなりになじんでいたが、半年後、妻が日本からやって来て合流すると、このパサデナの牧者の言っていることが早口で聞き取れないと言う。一方、チャックはゆっくりしゃべる人だった。そこで、もともとチャックの教会に行きたくて米国に来た側面もあったわけだし、パサデナからだと車で45分くらいかかるが、コスタメサにあるチャックの教会に通おう、ということになった。

ジーザスと私(9)本物の牧者に出会えた! 桜井知主夫

写真の説明

チャックと私たち夫婦、長女(実は長女は妻の下にいる)と次女と一緒に、カルバリーチャペル・コスタメサにて。この教会はジーザス革命(ジーザス・レボリューション)を通してキリストを信じた若者を受け入れ、養い、整え、送り出した。そのムーブメントを指導したのが、チャック・スミス牧者。最初、たった24人の兄弟姉妹で始まった。しかもその半数同士はぶつかっていたのだ。そこから世界中に向かって、2千以上の教会が生まれた。まさに聖霊の力強い働きによって生まれたムーブメントだ。

チャック牧者は、創世記から黙示録まで13回教える機会に恵まれた。神の計画(生きる指針)の全体を余すことなく教えたのだ。ここで、私はアッシャー(案内係)をさせてもらい、オフィスでも奉仕をさせてもらった。こんな極東から来た者にでさえ、実にいろいろな機会が与えられた。3年間に及び貴重な体験が与えられた。この恵みを思うとき、神に感謝が尽きない。

<<前回へ     次回へ>>

◇

桜井知主夫

桜井知主夫

(さくらい・ちずお)

ジーザス・コミュニティ国分寺牧者(牧師)。3つの教会に牧者として仕えて30年になる。1999年に現在の教会を開拓する機会に恵まれ、今日に至る。やさしく学べるクリスチャンブログ「ジーザスの弟子になる」で、聖書的クリスチャンライフについて分かりやすく情報を発信している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:桜井知主夫
  • ツイート

関連記事

  • ジーザスと私(8)妻に出会う 桜井知主夫

  • ジーザスと私(7)活力と喜びが戻ってきた 桜井知主夫

  • ジーザスと私(6)死んだら生きるのか? 桜井知主夫

  • ジーザスと私(5)「本気でぶつかってくる人」いたのか! 桜井知主夫

  • ジーザスと私(4)それでも自己実現 桜井知主夫

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • ワールドミッションレポート(11月23日):ベトナム 静かな変革の中で確かな前進

  • 聖書のイエス(22)良い牧者 さとうまさこ

  • 最高に良いものを実現するために 万代栄嗣

  • 主が導きと助け 菅野直基

  • 十字架を背負う(その1) マルコ8章31節~9章1節

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(253)聖書と考える「ちょっとだけエスパー」

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

  • 武装集団がカトリック神父の住居を襲撃、神父ら数人拉致し1人殺害 ナイジェリア

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • Gゼロ時代の津波石碑(7)Y染色体アダムと自己を措定した力 山崎純二

  • ヒンズー民族主義者による迫害続くインド 宣教師のバス襲撃、キリスト教住民を村八分

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • チャーリー・カーク氏が殺害された大学で伝道集会、2100人以上が信仰を決心

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.