Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ジーザスと私

ジーザスと私(9)本物の牧者に出会えた! 桜井知主夫

2024年3月14日10時04分 コラムニスト : 桜井知主夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:桜井知主夫

これは、キリストが自分史に介入されたことの証しです。神はあわれみ深く、恵み深い方であり、こんなにも愚かで情けない者も、神に叫び求めると神が救ってくださったという証しです。キリストは、こんな者をも愛してくださったのです。(第8回はこちら:妻に出会う、第1回から読む)

「本物の牧者」との出会い

米国生活が長かった私は、日本に来る米国の牧師の中には上目線で話す人もいることを知っていたので、最初はちょっと構える感じでチャックの話を聞いていたのだが、彼の口ぶりや様子は謙遜そのもので、例話でも自分や自分の家族の失敗話しかしない。そして、これは言葉で説明するのは難しいのだが、この人から神の愛があふれている、ということが伝わってきて、私の警戒心はみるみるうちに解かれ、それどころかある時点まで来ると心がパーンと開いて、涙があふれ出してきた。聖書には「神が心を開かれた」という箇所があるのだが「これがそれか」と思わされるものだった。

彼は、聖書に書いてある神の言葉を淡々と愛をもって語っていただけなのだが、その愛が触れることができそうなくらいリアルに感じられた。そんなことは初めてだった。また、テゼで祈った「本物の牧仕、本物の兄弟姉妹を与えてください」という祈りが応えられたということが直感的に分かったのだ。

この時のことを思い出すと涙が出てくるという症状が1週間続くほど、私は彼の存在と彼が語った神の言葉に心をつかまれていた。

チャック・スミスは翌年1992年春にも再び来日した。彼がカルバリーチャペルの創始者であることも、フランクリン・グラハム(有名な説教者ビリー・グラハムの息子)が「牧者になりたいならチャック・スミスに学べ」と言っているほどの人であることも、私は何も知らなかったが、彼の説教を聞くと、ここまで分かりやすく聖書を解き明かしている人に出会ったことはかつてなかったと思えた。彼のメッセージを聞いていると、こちらのことを真心から思って、心配して、愛をもって語っているのが伝わってくるのだ。

また、彼が伴ってきた弟子ともいうべき後輩牧師たちとの関係も素晴らしかった。米国人は普通、上下関係がなくフラットな立場で相手に接するものだが、チャックと後輩牧者たちとの間には明確に縦の関係があった。だが、チャックは後輩たちを心から愛し、後輩たちはチャックを信頼し、尊敬しているので、その上下関係に嫌なものを少しも感じないどころか、「麗しい」と感じられるのだ。

再び米国へ――神学生の3足のわらじ

そのチャックの後輩牧者の一人が米国のフラー神学校を卒業したというので、また米国に戻って聖書の勉強をしたいと考えていた私は「フラーっていい学校ですか?」と聞いてみた。すると「いい学校だ」という答えが返ってきたので、私はまた米国に渡り、フラー神学校に入学した。

ところが、通ってみるとフラー神学校は私の性分にはどうにも合わなかった。どうにか2年は通ったのだが、結局あと4クラスを残して中退することになった。代わりに通ったのが、チャック・スミスが開いているスクール・オブ・ミニストリーという教会の塾のようなところだ。小規模ながらプログラムはしっかりしていて、内容も充実していた。

渡米してから最初の1年半は、フラー神学校に通うために住んだパサデナにあるカルバリー・チャペルに通っていた。チャックと同じグループの教会だが、パサデナの牧者はチャックではない。その教会の牧者は、私に「アッシャーをやってみないか」と奉仕をする機会を与えてくれた。集会での案内係、ビルの外側の窓拭きやトイレ掃除、駐車場見回りなど、たくさん奉仕した。アッシャーのリーダーはメキシコ系の人で、聖書をよく知っていた。ほとんどのカルバリー・チャペルは、創世記から黙示録まで学ぶので、そこで長く学んでいる兄弟姉妹は、神学校で学び始めた学生よりも聖書をよく知っている。私は大学院の神学校に行っていたのだが、彼の方がよほどよく聖書を知っていたので驚いた。

それなりになじんでいたが、半年後、妻が日本からやって来て合流すると、このパサデナの牧者の言っていることが早口で聞き取れないと言う。一方、チャックはゆっくりしゃべる人だった。そこで、もともとチャックの教会に行きたくて米国に来た側面もあったわけだし、パサデナからだと車で45分くらいかかるが、コスタメサにあるチャックの教会に通おう、ということになった。

ジーザスと私(9)本物の牧者に出会えた! 桜井知主夫

写真の説明

チャックと私たち夫婦、長女(実は長女は妻の下にいる)と次女と一緒に、カルバリーチャペル・コスタメサにて。この教会はジーザス革命(ジーザス・レボリューション)を通してキリストを信じた若者を受け入れ、養い、整え、送り出した。そのムーブメントを指導したのが、チャック・スミス牧者。最初、たった24人の兄弟姉妹で始まった。しかもその半数同士はぶつかっていたのだ。そこから世界中に向かって、2千以上の教会が生まれた。まさに聖霊の力強い働きによって生まれたムーブメントだ。

チャック牧者は、創世記から黙示録まで13回教える機会に恵まれた。神の計画(生きる指針)の全体を余すことなく教えたのだ。ここで、私はアッシャー(案内係)をさせてもらい、オフィスでも奉仕をさせてもらった。こんな極東から来た者にでさえ、実にいろいろな機会が与えられた。3年間に及び貴重な体験が与えられた。この恵みを思うとき、神に感謝が尽きない。

<<前回へ     次回へ>>

◇

桜井知主夫

桜井知主夫

(さくらい・ちずお)

ジーザス・コミュニティ国分寺牧仕(牧師)。3つの教会に牧仕として仕えて30年になる。1999年に現在の教会を開拓する機会に恵まれ、今日に至る。やさしく学べるクリスチャンブログ「ジーザスの弟子になる」で、聖書的クリスチャンライフについて分かりやすく情報を発信している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:桜井知主夫
  • ツイート

関連記事

  • ジーザスと私(8)妻に出会う 桜井知主夫

  • ジーザスと私(7)活力と喜びが戻ってきた 桜井知主夫

  • ジーザスと私(6)死んだら生きるのか? 桜井知主夫

  • ジーザスと私(5)「本気でぶつかってくる人」いたのか! 桜井知主夫

  • ジーザスと私(4)それでも自己実現 桜井知主夫

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.