Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
ジーザスと私

ジーザスと私(1)愚か者だった私 桜井知主夫

2023年11月23日20時51分 コラムニスト : 桜井知主夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:桜井知主夫

これは、キリストが自分史に介入されたことの証しです。神はあわれみ深く、恵み深い方であり、こんなにも愚かで情けない者も、神に叫び求めると神が救ってくださったという証しです。キリストは、こんな者をも愛してくださったのです。

*

愚か者だった私

聖書の一部を書いたヤコブは、知恵について次のように説明している。

「上からの知恵は、見せかけがない」(ヤコブ3:17)。これから私は、神が私によくしてくださったことを語ろうと思う。知恵とは、「見せかけがない」と聖書はいう。その知恵に従い「そのままの桜井」に、神がどれほどよくしてくださったかを分かち合わせてほしい。

私は、優秀な経歴を犠牲にして主イエスに自分の人生をささげたわけではない。さらには、たたき上げの苦労人でも、社会の底辺から成り上がった成功者でもない。中途半端な「ちょいワル」ではあったが、極悪・極道であったわけでもない。

聖書に書かれている放蕩息子の話を聞いたとき、「ボンボンで、親からの財産をキャバクラの女の子と一緒に全て散財してしまったダサイやつ。人間関係の作り方も、生き抜くすべも知らない愚か者」と思った。

よく考えてみると、この「愚か者」は私なのだ。キリストを知る以前の「私」には、まさに放蕩息子のような「愚か者」という表現がピッタリとくる。

ジーザスと私(1)愚か者だった私 桜井知主夫

愚か者であるのに、キリストはよくしてくれた

万が一、あなたが共感できるとすれば「愚か者」という部分だけだろう。「自分は愚か者ではない」と思う人にとっては、これから始まる「神は愚か者の私にでさえ、とてもよくしてくださった」という長い文章を読むことは苦痛だろう。

しかし、もしあなたが「私/俺も愚か者だ」と思えるなら、「神は愚か者にもよくしてくださる」という観点から、あわれみ深く、恵み深い神が見えてくるかもしれない。

下記の詩篇は、まさに私の人生そのものだ。うそかまことか、この文章を読むことによって、あなたにも神が語り、深くあわれみ、多くの恵みを与えてくださいますように。

愚か者は、自分のそむきの道のため、また、その咎のために悩んだ。彼らのたましいは、あらゆる食物を忌みきらい、彼らは死の門にまで着いていた。この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救われた。主はみことばを送って彼らをいやし、その滅びの穴から彼らを助け出された。彼らは、主の恵みと、人の子らへの奇しいわざを主に感謝せよ。彼らは、感謝のいけにえをささげ、喜び叫びながら主のみわざを語れ。(詩篇107篇17〜22節)

喜び感謝しながら、キリストがしてくださったことを語る

これから分かち合うことは、愚かだった私が、キリストに向かって「助けて」と叫ぶと、彼が助けてくれたことに尽きる。

これを読んだ人が「こんな桜井でも赦(ゆる)され、よくされるのなら、私/俺でも大丈夫じゃなぁい?」と思ってくださったら幸いだ。それこそが、キリストが願っておられることだからだ。

キリストがよくしてくださったことを、喜んで分かち合う機会が与えられたことを、心から感謝している。

*

神にささげられた赤ちゃん

1958年4月、桜の花が舞う日曜日の午後、東京荻窪の衛生病院で私は生まれた。母は「最初に胎から出てきた男の子は、神のもの」という聖書の言葉が強く印象にあったので、ベッドの上で「天のお父様、この子をあなたにささげます」と祈った。だが、私がそれを知るのは、牧仕(牧師)になって20年以上がたったときだった。

ジーザスと私(1)愚か者だった私 桜井知主夫

突然始まった米国生活

1970年。名古屋にはケンタッキー・フライド・チキンの1号店がオープンし、銀座にはマクドナルドの1号店がオープンした年だ。海の向こうから運ばれてくる米国人の食生活を、われわれが驚きと憧れをもって取り入れ始めたこのころ、1ドルはまだ360円だった。

今のように誰もが気楽に海外旅行をするような時代ではない。「帰国子女」なんて言葉もなかった。だが、わが家は一家そろって米国に引っ越すことになり、12歳だった私は、冗談じゃないとむくれていた。父の仕事の関係で1年間、フィラデルフィアに行くことになったのだが、当時友達がたくさんいて学校生活を大いに楽しんでいた私としては、その全てと離れてどうして米国なんかに行かなきゃいけないのか、自分だけ置いていってほしい、という気持ちだった。

だがもちろん、そういうわけにはいかない。父と母、弟と妹と一緒に私は米国に渡った。実は、父の仕事先から赴任手当として出ていたものは、父一人分の額だった。だが、クリスチャンだったうちの母は妙に肝が座っており、かつ、家族は一緒に暮らすべきという信念も持っていた。それで、「どうにかなるでしょ」とばかりに家族5人での引っ越しとなったのだ。

そんなわけだったから、生活は苦しかった。家具は全部、米国で通うようになった教会の人にもらい、テレビもおさがりの白黒だった。自転車も買えないから、私は大家さんの家の芝生を刈って、その代わりに自転車を借りて学校に行ったりしていた。

いやいや行った米国だったが、学校生活にはすぐなじむことができた。もちろん、英語は全くできないまま行ったから言葉の苦労はあったし、ジャップ(日本人をさげすんで呼ぶ差別用語)と呼ばれたり、他校の子どもたちに襲われて自転車を壊されたりと苦労もあったが、その町で私の周りにいた外国人はわが家とインド人の一家だけだったので珍しがられ、やがてクラスメイトはわれ先にと誕生会に私を招きたがるようになった。

冬になると、マンションの広い敷地内にある池が凍り、そこでアイスホッケーを楽しんだ。ほかにも、アメフト、サッカー、バスケなど、スポーツに明け暮れ、気が付けばクラスの中心的存在になっていた。日本を離れるときに自分だけ置いていってほしいと思ったことがうそのように、米国での生活を謳歌(おうか)していた私だったが、父の在米期間は最初から1年と決まっていた。またしても、仲良くなった友人と別れ、新しい環境に飛び込んでいかなければならなくなったのである。

この米国滞在中に、印象的な出来事があった。それはクウェーカーの米国人女性の家に招かれて行ったときのことだ。彼女が、私を指差して「この子は将来、牧師になります」と預言したのだ。果たしてその通りになったのだが、私がそのことを知ったのは、牧仕になってから数年が過ぎたときのことだった。

次回へ>>

◇

桜井知主夫

桜井知主夫

(さくらい・ちずお)

ジーザス・コミュニティ国分寺牧仕(牧師)。3つの教会に牧仕として仕えて30年になる。1999年に現在の教会を開拓する機会に恵まれ、今日に至る。やさしく学べるクリスチャンブログ「ジーザスの弟子になる」で、聖書的クリスチャンライフについて分かりやすく情報を発信している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:桜井知主夫
  • ツイート

関連記事

  • 「全国の生活困窮者からSOSの声」 食料支援継続のため教会がクラウドファンディング

  • 国分寺の教会が取り組む無償食料支援に依頼者急増 全国の教会に協力呼びかけ

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 「無償食料支援にチャレンジしませんか」 国分寺の教会が全国の教会に呼び掛け

  • 50カ国以上で実践される聖書を正確に読み取る学び方 IBS講師が来日セミナー

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.