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一歩踏み込んで信仰の備えをしよう 万代栄嗣

2024年2月12日08時58分 コラムニスト : 万代栄嗣
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関連タグ:万代栄嗣マタイによる福音書

そのうち五人は愚かで、五人は賢かった。愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を用意しておかなかった。賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。・・・夜中になって、「そら、花婿だ。迎えに出よ」と叫ぶ声がした。・・・用意のできていた娘たちは、彼といっしょに婚礼の祝宴に行き、戸がしめられた。そのあとで、ほかの娘たちも来て、「ご主人さま、ご主人さま。あけてください」と言った。しかし、彼は答えて、「確かなところ、私はあなたがたを知りません」と言った。(マタイ25:2~12)

今日お開きした箇所は、10人の乙女の例え話で、彼女たちは花婿の到着を待っていました。2千年前のユダヤの国での冠婚葬祭は、とても盛大に行われました。花婿が花嫁を迎えに来て、そこで大々的に祝宴が催されます。そして、友人たちがその花婿がやって来るのを、明かりを持って出迎える習慣があったのです。

ここでイエス様は、10人のうち5人は愚かで、5人は賢かったと言っています。私は祈る中で、10人の乙女たちがやったことは、皆一緒だったことに気付きました。皆、花婿のことを待ち、明かりも用意していました。やったことの事実だけを見るならば、10人とも一緒だったのです。

しかし、ここで注意したいのは、花婿の到着が遅れたということです。賢い乙女たちは万事に備え、予備の油を用意していました。しかし、愚かな乙女たちは事前に予備の油を用意していなかったために、夜中に買いに行くことになってしまったのです。結局、戻って来たときにはすでに戸が閉められ、「私はあなたがたを知りません」と言われ、報われなかったのです。

その理由を2つのポイントから確認しましょう。

1. 一歩踏み込む考え方

私たちは人生の歩みにおいて、神様のこと、仕事、家庭生活、あらゆる日々の生活において、言われたことだけでなく、一歩踏み込んで考え、一歩先を見通すことが大切だと思います。プロ、ベテランと言われている人たちを見ていると、目の前の要求されたことだけではなく、一歩先のことを踏み込んで考えておられます。

10人の乙女たちは、明かりを用意して、最高の迎え方をしなさいと言われていたと思います。そのために、賢い乙女たちは一歩先を考え、予備の油を準備していたのです。一歩先のことを考えたこと、ここに大きな差が生まれたのです。

私たちも教会に来て奉仕することや、献金することをノルマのように考え、やり過ごしていないか、気を付けたいと思います。どんな思いを込めてやっているか、その先を見通し、何を用意しておけばよいか、プラスアルファを考える習慣を持ちたいと思います。

2. 前もって行動することの価値!

考えてはいたけれど、しなかったではいけません。一歩踏み込んで考えていたことを前もってするという行動に価値があります。

賢い乙女たちは、花婿が来るのが遅れたときのために、油が足りなくならないように、前もって余分の油を準備していました。また、愚かな乙女たちも、油を分けてくださいとお願いしていますから、賢い乙女たちが準備していたことを知っていたのです。分かっていたけれど、用意しなかったために、夜中に買いに行くことになり、体力は使ったけれども、報われず、とても残念な結果となってしまったのです。

私たちも、人生に悔いを残さないために、見かけだけするのではなく、神様の御心は何か、本当にしなければならないことは何か、意味を考え、一歩踏み込んで行動したいと思います。イエス様は私たちを救うために、二歩も三歩も踏み込んで、命さえも捨ててくださいました。へりくだり、計り難い愛に感謝し、その恵みにあずかりましょう。

◇

万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

■ 【新企画シリーズ】動画「万代栄嗣のFUKABORI説教論!」

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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