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苦手意識を克服するために 菅野直基

2023年9月22日08時03分 コラムニスト : 菅野直基
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関連タグ:菅野直基

ある夏の日、バイクで三浦半島に行きました。獲れたてのまぐろ丼を食べて、じっと海を見ながら、砂浜や岩場に座って、祈ったり、いろいろなことを考える時間を持ちました。

波の音、カモメの鳴き声、潮風を感じながら心癒やされ、有意義な時間でした。

一つのことを思い出しました。10代の頃、サーフィンをするために、しょっちゅう海に行きました。泳ぎに自信があったので、浮き輪を持たずに泳ぐこともありました。

ある時、急に風が吹き始め、波が荒くなり、浜辺からどんどん遠くに流されてしまいました。心を落ち着かせながら、必死で2時間近く泳ぎ続けて、やっとの思いで浜辺にたどり着くことができました。

この経験から海が怖くなり、長い時間海から遠ざかっていました。

22才の頃、クルーザーヨットに乗りたくて、小型船舶一級の免許を取得しました。しかし、海恐怖症はなくならず、湖でモーターボートに乗ったくらいで、免許を生かしていません。

久しぶりに海に来て、両手を広げて潮風や水しぶきを全身で感じながら「神様〜」とお祈りしていると、海に対する恐怖が少しずつ消えていきました。

18歳の頃、冬になるとスキーがはやっていました。ドラマの「私をスキーに連れてって」、広瀬香美の「ロマンスの神様」などの影響もあって、誰も彼もがゲレンデに足を運び、スキーが大ブレイクしました。私も、友人たちとスキーに行きました。

ある日、苗場スキー場に行きました。うまい人が多く、ゲレンデの斜度がきつく、尻込みして、ついに滑れないまま帰ってしまいました。その日以来、苗場が私の前で巨大な岩山のようにそびえ立ち、苗場コンプレックスになりました。

今は、どんなスキー場でも普通に滑れますが、長いこと苗場コンプレックスから抜けられませんでした。

ある時、「今なら滑れるかもしれない。そうだ、苗場にもう一度行こう!」と思いました。隣のかぐらスキー場から滑り始め、「ドラゴンドラ」に乗って苗場に行きました。

普通に滑れました。「何~だ!?」と思いました。うれしかったですね。その日以来、苗場コンプレックスは消えました。

人生の中で、失敗をしたり、痛い目に遭ったりすると、「再び傷つきたくない」と考え、同じようなシチュエーションを避けることがあるのではないでしょうか。なかなか立ち直れないものです。

夫婦、友人や恋人、学校、職場、地域などの人間関係で、何らかのトラウマやコンプレックスを持っていないでしょうか。かつては失敗しても、今ならできるかもしれません。

聖書に出てくる「モーセ」は、かつてエジプトでけんかの仲裁を買って出て、一方の人を殺してしまいました。結果、荒野に40年間逃亡しました。しかし、もう一度エジプトに戻って来て「出エジプト」を導きました。

モーセは一度大失敗をしています。どのツラ下げてエジプトに戻れるでしょうか。モーセは、目には見えませんが、神と一緒にエジプトに戻りました。「もし神がご一緒でないなら、私たちを上らせないでください」と神に祈りました。

傷が深ければ深いほど、戻るのに時間はかかります。しかし、神と一緒なら、コンプレックスと苦手意識を払拭することができ、過去の傷から解放され、前に向かって前進することができます。

もし、あなたにコンプレックスがあるならば、神と共に、そのコンプレックスになったきっかけの場所に行ってみませんか。

今日も素敵な一日でありますように。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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