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後継者探しに危機感、米国の主任牧師7割超が「難しくなっている」と回答

2023年9月9日16時12分
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関連タグ:バーナグループ米国福音ルーテル教会(ELCA)アメリカ
牧師/pastor+
青年向けの礼拝でメッセージを伝える牧師=2020年(写真:Adrianna Geo)

牧師の高齢化が進む米国で、7割を超える主任牧師が、後継者探しに苦戦していることが、米福音派世論調査会社「バーナグループ」の調査(英語)で明らかになった。

調査は、昨年9月6~16日に、全米のプロテスタント教会の主任牧師585人を対象にオンラインで行われた。その結果、主任牧師の75%が「牧師になりたがっている成熟した若いクリスチャンを見つけるのが難しくなっている」ことに、「強く同意」あるいは「ある程度同意」していることが分かった。このうち「強く同意」すると回答した主任牧師は34%に上り、15年の24%から10ポイントも増加した。

また、「将来のキリスト教指導者の質を懸念している」には、71%が「強く同意」あるいは「ある程度同意」すると回答した。

今回の調査に応じた主任牧師の平均年齢は52歳だったが、40歳以下は16%に過ぎなかった。そのため、バーナグループは、この問題に取り組まなければ、米国の教会は深刻な牧師の後継者問題に直面する可能性が高いと指摘している。

バーナグループが21年10月に行った調査(英語)では、フルタイムの牧師職から退くことを「真剣に検討している」と回答した牧師は、10人に4人(38%)に上り、21年1月に行った同様の調査の29%から大幅に増加した。

既に牧師不足が表面化している教団もあり、米国福音ルーテル教会(ELCA)は昨年、教団として少なくとも600人の牧師が不足していることを報告している。

ELCAに所属する贖罪(しょくざい)ルーテル教会(モンタナ州ビリングス、教会員260人)は昨年5月、米キリスト教メディア「クリスチャンポスト」(英語)の取材に応じた際、新しい担任牧師の赴任を既に8カ月も待っていた。同教会の事務責任者であるナンシー・ルーペさん(現在は引退)は当時、「教団からは人手不足(が背景にある)と言われています」と話していた。

その後、ライアン・チャディック牧師(39)が、ロサンゼルスから家族を連れて今年7月に赴任してくるまで、同教会は結局、担任牧師の赴任を2年間近く待つことになった。

8月末にクリスチャンポスト(英語)の取材に応じたチャディック牧師は、両祖父が南部バプテスト派の説教者で、父も無教派教会(単立教会)の牧師だったが、自身の牧師への道は真っすぐではなかったと明かした。

「社会的な要因もあり、しばらくは教会から遠ざかっていました。私は典型的な牧師の子どもで、教会に興味がありませんでした。しかし、私は恵みに根ざし、恵みを土台とする教派を発見しました。神の食卓、キリストの食卓は、私たち全員にとって十分な大きさを持っているのです」

チャディック牧師は20代でELCAの教会に通うようになり、その教会の主任牧師の導きで、自身が牧師に向いていると確信したという。

「それ(牧師になること)は子どもの頃、何か嫌なことを経験したときに考えたことでした。教会については、もっと違うやり方があるのではないかと思ったことを覚えています。しかし私はただ、そういった心のささやきを無視したかったのです」

チャディック牧師が、牧師の道へ進むことを考えていることを、牧師の父に告げたとき、父の最初の質問は「なぜこんなことをしたいのか」というものだった。そして、父は牧師がいかに困難な仕事であるかを話したという。

「父の実際の、また最大の心配事は、なぜこんなことをしたいのか、というものでした。もう一度言いますが、なぜこんなことをしたいのか、でした。(父が話したのは、牧師の仕事が)難しくなったということだけでした。そのことは何度も話し合いました」

チャディック牧師は、ロサンゼルスを離れて家族と共にモンタナ州に移住することを選んだ理由の一つとして、新型コロナウイルスのパンデミック中に燃え尽き症候群になったことを明かした。

「私はロサンゼルスで、パンデミックの真っただ中に教会を維持しようとして燃え尽きました。それは、私たちがここモンタナ州にいるもう一つの理由であり、より広い場、より落ち着いた場が必要だったからです」

75%の主任牧師が後継者探しに苦労している一方、「教会は次世代のキリスト教指導者を育成する責任を果たしていない」ことに同意する主任牧師も79%に上った。

しかしこれは、後継者の育成に対する熱意が欠如しているからではなく、より差し迫った牧会上の事柄を優先しなければならないからだ。

チャディック牧師は、米国のキリスト教の将来を尋ねる質問に対し、米国は「ポスト・キリスト教時代」にあるが、それは必ずしも悪いことだとは考えていないとし、次のように話した。

「とても多くの人が、自分は神にとって問題児なのだと考えています。だから多くの人は、自分には何が足りないのか、どこが足りないのかばかりを見ています。私たちは、羞恥心と非難によって繁栄する文化の中で生きています。それが依存症やトラウマの背景にあると思います」

「キリストにおいて、あなたは十分です。それは既に決まっていることです。あなたは神の姿を自分の中に持っているのです。しかし、私たちはそれを獲得しようとし続け、物事への道を完璧にしようとし続けるのです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:バーナグループ米国福音ルーテル教会(ELCA)アメリカ
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