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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(176)キリスト教葬儀に関する問い合わせ 広田信也

2023年7月1日13時18分 コラムニスト : 広田信也
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日本人に寄り添うキリスト教葬儀の普及を目指すブレス・ユア・ホーム(株)には、全国から葬儀に関するさまざまな問い合わせが入ります。その中には、深刻な不安や悩みを抱え、連絡を下さる方もいます。

そのような方が、近隣の教会に出かけ、牧師に相談ができればいいのですが、地域にある教会は敷居が高いらしく、弊社のホームページなどを見て、電話やメールを下さいます。現代社会では、株式会社の問い合わせの方が気軽に用いられるようです。

このような問い合わせに対し、相談者の状況に寄り添いながら、日々、注意深い応答を心がけていますが、それらの一部をご紹介します。

仏教の家庭がキリスト教葬儀を選べますか

直接このような質問をされるわけではないのですが、話を聴いていると、キリスト教葬儀を希望しても、長年受け継いできた仏式葬儀の習慣を変えられないと考えている方が多くおられます。

仏式葬儀の由来は、キリスト教弾圧を目的とする江戸幕府の政策により、各家庭が仏教寺院の檀家になったことから始まります。そもそも信仰とは関係なく、政治の道具として決められたことですから、時代の変化とともに消滅しても不思議はありません。

しかし、その時から約400年もの間、家の宗教として守られ、特に葬儀においては、親族知人が集まり、絆を確かめ合う中心に仏教があったわけですから、簡単にキリスト教葬儀を選べるわけではありません。

私たちは、問い合わせに対し、相談者の状況に寄り添い、先走った応答をしないように努めています。核家族化が進み、キリスト教に触れた方が多くなったのは確かですが、各家庭に受け継がれた伝統文化への配慮を怠らないよう気を付けています。キリスト教葬儀を選べなくても、寄り添えることはたくさんあります。

これまでのところ、相談者の希望があれば、葬儀とは別に、祈りの場を設けることも何度かありました。また、献花台と共に焼香台を設けることにもトライしました。

余命宣告を受けた家族がいますが・・・

大切な家族が余命宣告を受けると、さまざまな思いがよぎります。残された時間をどのように過ごすべきか、何を語ればいいか、考えることが多くなります。また宣告を受けた当人も、見えない世界に旅立つ不安から、聖書の告げる福音を求める方がおられます。

もちろん、そのような状況を冷静に判断して相談される方はほとんどいません。不安を抱えながら、葬儀の準備をされる中、キリスト教葬儀の可能性を問い合わせてこられます。

私たちは、状況を詳しく伺い、緊急の葬儀にも対応できることをお伝えすると同時に、生前から訪問させていただき、当人や家族をサポートさせていただきたい旨を伝えます(「善き隣人バンク」から、無償で寄り添うことも伝えます)。

生前からの訪問は多くの場合、こちらからの突然の申し出になるため、遠慮されるケースが多いのですが、不安を抱えておられるため、熱心に申し出ることで訪問が可能になるケースがあります。

訪問が可能になった場合、非常に大きな成果が見込まれます。余命宣告を受けた方が信仰を持ち、洗礼を受け、残された時間を、天国への希望を持って過ごされるようなことも頻繁に起こります。

もちろん葬儀はキリスト教葬儀を選んでくださり、遺族にとっては大変慰められる、天国への凱旋式のような葬儀になります。遺族によっては、そのまま司式牧師の教会に集われることや、それまでお付き合いのあった寺院との関係を整理されることも起こります。

教会で葬儀をしてもらえませんか

問い合わせの中で、予想以上に多いのが「教会堂で葬儀をしたいのですが・・・」というものです。教会の礼拝に参加したいのではなく、葬儀などの祈りの場として教会堂を使いたいと願う方は、日本の中にたくさんおられます。

残念ながら現状では、教会外からの緊急の葬儀依頼に対応できる教会はほとんどありません。私たちはそのような状況をお伝えし、一般の葬儀会館の利用をお勧めしています。

ただ、生前の葬儀相談の場合、教会によっては大変丁寧な対応をしてくださるところがあります。生前から寄り添い、教会の祈りの課題としてくださり、エンディングを支え、その延長として教会堂を用いた葬儀が行われることもあります。

私たちは、そのような丁寧な対応をしてくださる教会を求めています。相談が入った際には、その方の近隣の教会にお電話を差し上げ、対応をお願いすることもあります。ブレス・ユア・ホーム(株)は、地域の教会が相談者に寄り添い、エンディングを支えられるように、できるだけのサポートをしたいと考えています。

エンディングは弱さの極み

このように、キリスト教葬儀に関する相談に対し、心を込めて真摯(しんし)に応えることは、宣教の扉を大きく開くことにつながります。エンディングは人にとって弱さの極みですから、その弱さに、心を込めて寄り添う姿勢こそ、イエス・キリストの足跡に従うことであり、福音宣教の基本になるのでしょう。

私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。(ヘブル人への手紙4章15節)

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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