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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(174)ためらわずに彼らと一緒に出ていこう! 広田信也

2023年6月3日14時53分 コラムニスト : 広田信也
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教会は、神様の愛が満ちる麗しい共同体であり、やがて来られるキリストの花嫁と聖書に記されています。教会は、神様に招かれた多くの人々が集う、魅力的な共同体であるはずです。

ところがこの教会に対し、日本の多くの人々は、自分の集う場とは考えていないように思います。キリスト教や聖書に興味を持ち、賛美歌を好んで歌っていても、教会に足を運べない大勢の日本人がおられます。

宣教の扉を開く出来事

すると天が開け、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来るのが見えた。その中には、あらゆる四つ足の動物、地を這うもの、空の鳥がいた。そして彼に、「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」という声が聞こえた。しかし、ペテロは言った。「主よ、そんなことはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」すると、もう一度、声が聞こえた。「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。」このようなことが三回あってから、すぐにその入れ物は天に引き上げられた。(使途の働き10章11~16節)

ペテロがヤッファに滞在し、屋上で祈っていたとき、神様が不思議な幻を示されました。それは、旧約聖書の中に示される「あらゆる汚れた動物」が、敷布に乗せられて降りてくるという異様な光景でした。

その時、神様が「ペテロよ、立ち上がり、ほふって食べなさい」と言われたのです。食物規定などの旧約聖書の律法は、イエスの贖罪(しょくざい)によってその目的が成就され、すでに廃棄されていました。ペテロはそのことを理解しているはずでした。しかし、先祖の時代からずっと忌み嫌ってきた動物をほふって食べることは難しく、ペテロはすかさず断りました。

しかし神様は、「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない」と言われたのです。この出来事は3回も続いたため、ペテロの心に深く届いたことでしょう。

ペテロは幻について思い巡らしていたが、御霊が彼に言われた。「見なさい。三人の人があなたを訪ねて来ています。さあ、下に降りて行き、ためらわずに彼らと一緒に行きなさい。わたしが彼らを遣わしたのです。」(使途の働き10章19、20節)

ちょうどその時、ローマの百人隊長コルネリオ(異邦人)が遣わした3人の使いが、カイザリアからペテロを探してやって来たのです。屋上からその様子を見ていたペテロに向かって聖霊が、「ためらわずに彼らと一緒に行きなさい」と言われました。

ユダヤ人以外(異邦人)との交流を禁じる旧約聖書の律法を守り、ユダヤ人の習慣の中で生きてきたペテロでしたが、幻を3回も示された神様が、異邦人に寄り添うことを強く求めておられるのは明らかでした。

ペテロは階下に降り、コルネリオの使いたちを出迎え、彼らの話をじっくり聴きました。そして翌日、彼らと一緒にカイザリアに出かけることにしたのです。

聖霊の導きに従い、ペテロが異邦人に寄り添う決心をしたことで、この後、コルネリオの一族(異邦人)に福音が伝えられました。この出来事を通し、宣教の扉が異邦人に向かって大きく開いていったのです。

絆の強い教会文化の中に集えない日本人

明治以降、海外の宣教師によって、日本には多くの地域教会が生まれました。異国の雰囲気を持つ目新しい教会に集い、福音に触れた人も大勢おられたことでしょう。

やがて日本人の牧師たちが育ち、海外の教会文化を受け継ぎながら、それぞれの教会で独自の教会文化が培われていきました。異国の教会文化と日本人の文化が入り混じる新しい教会文化が芽生えていきました。

地域教会にとって、築き上げてきた教会文化はとても大切です。その中にいる人々にとっては、神様を知り、神様と交わる貴重な場になっているからです。

しかし、当然のことですが、特有の文化が培われた共同体には、外部の人たちとの間に、交わることの難しい障壁が生まれます。まして、教会は絆の強い共同体ですから、孤独化の進む日本人が勇気を出してその絆の中に集うことは、とても難しくなってしまいました。

話を聴かせてもらうために出ていこう

多くの日本人は、キリスト教に好感を持ち、信者の示す隣人愛を強く求めています。素直に表現できる人は少ないですが、日本人の心は、神様を求めて飢え渇いています。このような彼らに対し、私たちは、慣れ親しんだ教会文化の外に出て、彼らに寄り添い、彼らの声に耳を傾け、善き隣人にさせていただきたいと思います。

私たちが、弱さの中で孤独に悩む日本人に寄り添い、彼らの立場で、彼らの土俵で心の声を聴かせていただくなら、コルネリオの家族のように、多くの日本人が福音に触れることになるでしょう。

ペテロがユダヤ人の文化を離れるのが難しかったように、私たちが、慣れ親しんだ教会文化を離れるのは難しいかもしれません。しかし、聖霊の助けを得て、勇気をもって、神様を求める多くの日本人のもとに遣わされたいものです。

遣わされることがなければ、どのようにして宣べ伝えるのでしょうか。「なんと美しいことか、良い知らせを伝える人たちの足は」と書いてあるようにです。(ローマ人への手紙10章15節)

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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