Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

チャールズ英国王の戴冠式、テーマは「仕えるために召された」 カンタベリー大主教が語ったこととは?

2023年5月10日22時02分
  • ツイート
印刷
関連タグ:チャールズ3世(英国王)ウェストミンスター寺院ジャスティン・ウェルビー英国国教会イギリス
英国王チャールズ3世戴冠式+
英首都ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたチャールズ国王の戴冠式=6日(写真:英王室の動画より)

英国のチャールズ国王の戴冠式が6日、首都ロンドンにある英国国教会の大修道院「ウェストミンスター寺院」で行われた。戴冠式は国王が即位後、冠を授けられ、王位就任を正式に宣言する式典。英国で戴冠式が行われるのは、昨年9月に死去したエリザベス女王の戴冠式が行われた1953年以来70年ぶり。

式典は、賛美歌の歌唱や聖書の朗読など、キリスト教的要素を多く含むもので、各国の君主や首脳ら、海外からも多数の要人を招き、2千人以上が参加した。テレビ中継やネット配信などを通して、世界中の何百万人もの人々が見守る中、チャールズ国王は、英国国教会の主席聖職者であるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーから、伝統ある「聖エドワード王冠」を授けられた。カミラ王妃もチャールズ国王の戴冠後、国王の曽祖母に当たるメアリー王妃が1911年に戴冠した冠を授けられ、エルサレムの聖墳墓教会で奉献された油が2人に注がれた。

当日は雨模様だったが、エリザベス女王の即位60年を記念して2012年に作られた馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」で、ウェストミンスター寺院に向かう国王夫妻の姿を一目見ようと、何千人もの人々が沿道に列をなした。

チャールズ国王は戴冠式で、北アイルランドを含む英国や英連邦の各国、その他の属領の統治において、「神の掟(おきて)と福音の真の宣言を維持する」ために全力を尽くすことを誓った。

戴冠式のテーマは「Called to Serve(仕えるため召された)」。ウェルビー大主教は、このテーマに沿い、新約聖書のコロサイの信徒への手紙1章9~17節とルカによる福音書4章16~21節から説教を行った。

英国王チャールズ3世戴冠式
戴冠式で説教をするウェルビー大主教(写真:同上)

ウェルビー大主教は、奉仕を「行動する愛」と呼び、王の王でありながら、茨の冠をかぶり、十字架の道を進むことで、「全ての特権を捨てられた」イエス・キリストの謙遜について語った。

「私たちは、王に冠を授けるためここにいます。私たちは、奉仕する王に冠を授けるのです。今日与えられるものは、全ての人のためのものです。イエス・キリストは、貧しい人々や虐げられた人々が不正の鎖から解放される王国を告げられたからです。そこでは、盲人は見えるようになり、傷ついた人、傷ついた心が癒やされるのです」

「その王国は、全ての公正な支配と全ての権威の目的を定めるものです。またその王国は、全ての支配と全ての権威が用いる手段についても定めます。イエスは権力を握ったり、地位にしがみついたりしないからです。王の王であるイエス・キリストは、仕えられるためではなく、仕えるために油注がれたのです。イエス・キリストは、権力という特権には奉仕する義務が伴うという、変わることのない善き権威の法則をつくり出されたのです」

「奉仕とは、行動する愛です。私たちは、最も脆弱(ぜいじゃく)な人々に手を差し伸べ、若者を育て励まし、自然を保護するといったことの中に、積極的な愛を見ます。私たちは、国王がこれまで送られてこられた『務めの人生』の中に、そうした優先順位を見てきました」

チャールズ国王の戴冠式は、過去千年以上にわたって受け継がれてきた伝統を引き継ぎながらも、幾つかの重要な変更が加えられた。

女性の聖職者が初めて式典で積極的な役割を果たすようになったほか、他宗教の指導者も式典の一部に参加。式典最後には、ユダヤ教、仏教、シーク教、イスラム教、ヒンズー教の指導者や代表者が、国王に一斉にあいさつするというこれまでにない演出も行われた。

また、他の新しい要素としては、国王がウェストミンスター寺院に入場する際、英王室に仕える聖歌隊「チャペルロイヤル」の隊員であるサミュエル・ストラチャンさん(14)が出迎え、国王が「彼(イエス)の名において、そして彼の例に倣って、私は仕えられるためではなく、仕えるために来た」と述べる場面もあった。

英国王チャールズ3世戴冠式
チャールズ国王に「聖エドワード王冠」を授けるウェルビー大主教(写真:同上)

戴冠式には、ウィリアム皇太子夫妻をはじめとする英王室幹部や、皇太子夫妻の3人の子ども、ジョージ王子(9)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)も出席。ジョージ王子は、国王のローブの裾を運ぶ4人組「ページ・オブ・オナー」の1人として活躍した。また、ウィリアム皇太子の弟であるヘンリー王子も出席した。

戴冠式後、国王夫妻はウェストミンスター寺院を出発し、ジョージ4世(1762~1830)以来全ての英国君主の戴冠式で使用されてきた馬車「ゴールド・ステート・コーチ」でロンドン市内を走り抜け、群衆の歓声を浴びた。また、英国内の幾つもの教会が、戴冠式をテーマにしたイベントを開催したり、戴冠式の模様を教会などでライブビューイングしたりした。

ウェルビー大主教は、戴冠式に先立ち、信仰や国籍に関係なく、全ての人々が「古き知恵と新しい希望」を見いだし、「他者に奉仕する」人生を送るよう祈り続けていると述べていた。

「この礼拝(戴冠式)は、わが国のキリスト教の歴史に深く関わっています。君主に油を注ぐという古くからの神聖な行為から、6世紀に作られた『聖アウグスティヌスの福音書』(現存する最古のラテン語挿絵入り福音書)の使用まで、この礼拝は私たちの国の物語と深いところでつながっています」

「しかし、これは単なる歴史ではありません。私はこの礼拝が、あらゆる世代のあらゆる人々に、福音をもたらす神の生きた言葉を聞く機会となることを望んでいます。また戴冠式が、素晴らしい多様性を持つ今日の私たちの姿を力強く映し出し、祝福するものとなることを願い、祈っています」

■ 英王室によるチャールズ国王の戴冠式の動画

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:チャールズ3世(英国王)ウェストミンスター寺院ジャスティン・ウェルビー英国国教会イギリス
  • ツイート

関連記事

  • 英国で史上初のヒンズー教徒の首相誕生 キリスト教指導者、教会はどう祈った?

  • エリザベス女王の国葬に各国首脳ら2千人 カンタベリー大主教が説教で語ったこととは?

  • 神に信頼し、人々に仕えた君主 エリザベス女王の信仰

  • エリザベス女王死去、歴代最長70年在位 カンタベリー大主教「忠実なキリストの弟子」

  • 英ウェストミンスター寺院で750周年記念礼拝、エリザベス女王ら出席

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ヨハネの黙示録(3)御言葉と証し 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.