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チャールズ英国王の戴冠式、テーマは「仕えるために召された」 カンタベリー大主教が語ったこととは?

2023年5月10日22時02分
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関連タグ:チャールズ3世(英国王)ウェストミンスター寺院ジャスティン・ウェルビー英国国教会イギリス
英国王チャールズ3世戴冠式+
英首都ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたチャールズ国王の戴冠式=6日(写真:英王室の動画より)

英国のチャールズ国王の戴冠式が6日、首都ロンドンにある英国国教会の大修道院「ウェストミンスター寺院」で行われた。戴冠式は国王が即位後、冠を授けられ、王位就任を正式に宣言する式典。英国で戴冠式が行われるのは、昨年9月に死去したエリザベス女王の戴冠式が行われた1953年以来70年ぶり。

式典は、賛美歌の歌唱や聖書の朗読など、キリスト教的要素を多く含むもので、各国の君主や首脳ら、海外からも多数の要人を招き、2千人以上が参加した。テレビ中継やネット配信などを通して、世界中の何百万人もの人々が見守る中、チャールズ国王は、英国国教会の主席聖職者であるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーから、伝統ある「聖エドワード王冠」を授けられた。カミラ王妃もチャールズ国王の戴冠後、国王の曽祖母に当たるメアリー王妃が1911年に戴冠した冠を授けられ、エルサレムの聖墳墓教会で奉献された油が2人に注がれた。

当日は雨模様だったが、エリザベス女王の即位60年を記念して2012年に作られた馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステート・コーチ」で、ウェストミンスター寺院に向かう国王夫妻の姿を一目見ようと、何千人もの人々が沿道に列をなした。

チャールズ国王は戴冠式で、北アイルランドを含む英国や英連邦の各国、その他の属領の統治において、「神の掟(おきて)と福音の真の宣言を維持する」ために全力を尽くすことを誓った。

戴冠式のテーマは「Called to Serve(仕えるため召された)」。ウェルビー大主教は、このテーマに沿い、新約聖書のコロサイの信徒への手紙1章9~17節とルカによる福音書4章16~21節から説教を行った。

英国王チャールズ3世戴冠式
戴冠式で説教をするウェルビー大主教(写真:同上)

ウェルビー大主教は、奉仕を「行動する愛」と呼び、王の王でありながら、茨の冠をかぶり、十字架の道を進むことで、「全ての特権を捨てられた」イエス・キリストの謙遜について語った。

「私たちは、王に冠を授けるためここにいます。私たちは、奉仕する王に冠を授けるのです。今日与えられるものは、全ての人のためのものです。イエス・キリストは、貧しい人々や虐げられた人々が不正の鎖から解放される王国を告げられたからです。そこでは、盲人は見えるようになり、傷ついた人、傷ついた心が癒やされるのです」

「その王国は、全ての公正な支配と全ての権威の目的を定めるものです。またその王国は、全ての支配と全ての権威が用いる手段についても定めます。イエスは権力を握ったり、地位にしがみついたりしないからです。王の王であるイエス・キリストは、仕えられるためではなく、仕えるために油注がれたのです。イエス・キリストは、権力という特権には奉仕する義務が伴うという、変わることのない善き権威の法則をつくり出されたのです」

「奉仕とは、行動する愛です。私たちは、最も脆弱(ぜいじゃく)な人々に手を差し伸べ、若者を育て励まし、自然を保護するといったことの中に、積極的な愛を見ます。私たちは、国王がこれまで送られてこられた『務めの人生』の中に、そうした優先順位を見てきました」

チャールズ国王の戴冠式は、過去千年以上にわたって受け継がれてきた伝統を引き継ぎながらも、幾つかの重要な変更が加えられた。

女性の聖職者が初めて式典で積極的な役割を果たすようになったほか、他宗教の指導者も式典の一部に参加。式典最後には、ユダヤ教、仏教、シーク教、イスラム教、ヒンズー教の指導者や代表者が、国王に一斉にあいさつするというこれまでにない演出も行われた。

また、他の新しい要素としては、国王がウェストミンスター寺院に入場する際、英王室に仕える聖歌隊「チャペルロイヤル」の隊員であるサミュエル・ストラチャンさん(14)が出迎え、国王が「彼(イエス)の名において、そして彼の例に倣って、私は仕えられるためではなく、仕えるために来た」と述べる場面もあった。

英国王チャールズ3世戴冠式
チャールズ国王に「聖エドワード王冠」を授けるウェルビー大主教(写真:同上)

戴冠式には、ウィリアム皇太子夫妻をはじめとする英王室幹部や、皇太子夫妻の3人の子ども、ジョージ王子(9)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)も出席。ジョージ王子は、国王のローブの裾を運ぶ4人組「ページ・オブ・オナー」の1人として活躍した。また、ウィリアム皇太子の弟であるヘンリー王子も出席した。

戴冠式後、国王夫妻はウェストミンスター寺院を出発し、ジョージ4世(1762~1830)以来全ての英国君主の戴冠式で使用されてきた馬車「ゴールド・ステート・コーチ」でロンドン市内を走り抜け、群衆の歓声を浴びた。また、英国内の幾つもの教会が、戴冠式をテーマにしたイベントを開催したり、戴冠式の模様を教会などでライブビューイングしたりした。

ウェルビー大主教は、戴冠式に先立ち、信仰や国籍に関係なく、全ての人々が「古き知恵と新しい希望」を見いだし、「他者に奉仕する」人生を送るよう祈り続けていると述べていた。

「この礼拝(戴冠式)は、わが国のキリスト教の歴史に深く関わっています。君主に油を注ぐという古くからの神聖な行為から、6世紀に作られた『聖アウグスティヌスの福音書』(現存する最古のラテン語挿絵入り福音書)の使用まで、この礼拝は私たちの国の物語と深いところでつながっています」

「しかし、これは単なる歴史ではありません。私はこの礼拝が、あらゆる世代のあらゆる人々に、福音をもたらす神の生きた言葉を聞く機会となることを望んでいます。また戴冠式が、素晴らしい多様性を持つ今日の私たちの姿を力強く映し出し、祝福するものとなることを願い、祈っています」

■ 英王室によるチャールズ国王の戴冠式の動画

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:チャールズ3世(英国王)ウェストミンスター寺院ジャスティン・ウェルビー英国国教会イギリス
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