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ランベス会議の「ランベスコール」 草案から結婚と性に関する文言一部削除

2022年8月2日15時54分
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関連タグ:ランベス会議イギリス聖公会結婚同性愛LGBTQジャスティン・ウェルビー
ランベス会議+
英ケント大学内の会場で行われた「キリストにおける希望とホーリネス」をテーマにした聖書講解で話をするカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー=7月30日(写真:ランベス会議 / Neil Turner)

約10年ごとにカンタベリー大主教の招きで行われる「ランベス会議」が、7月26日~8月8日の日程で、英南東部ケント州カンタベリーで開催されている。世界各国の聖公会の主教が一堂に集う会議で、第15回となる今会議は、世界165カ国から600人を超える主教らが参加して行われている(関連記事:ランベス会議、14年ぶり開催 世界165カ国から聖公会主教600人以上が参加)。

ランベス会議は、1998年の第13回会議までは、会議で議論し合意された内容を「決議」として発表してきた。しかし、2008年の第14回会議では決議が出されず、今会議も決議ではなく、「ランベスコール」(ランベス会議からの呼びかけ)として表明する予定だ。

そのランベスコールの草案から一部の文言が削除された。削除されたのは、結婚を男女間の結合とする箇所と、同性愛の実践は聖書と相いれないものとして拒否することを求める箇所。

当初の「ランベスコール:ガイダンスとスタディー文書」(英語)には、ランベスコールの主要テーマの一つである「人間の尊厳」の項目で、「1人の男性と1人の女性の結婚を支持し、LGBTQの聖公会信者の尊厳と証しを支持するためのこれまでよりも深い取り組みを求める(1998年の)ランベス決議第1条10項の再確認」が、呼びかけの一つとして含まれていた。

しかし、こうした表現が決議第1条10項(英語)の改訂に積極的なリベラル派の主教らの反発を招くことになった。ランベスコール分科会の議長を務めるティム・ソーントン主教は、会議開催前日の25日に行った発表(英語)で、ランベスコールの草案に修正を加えると表明。翌26日には、改訂版となる「ランベスコール」(英語)が発表されたが、決議第1条10項の再確認に関する言及はすべて省かれている。

ソーントン大主教は改訂についての説明(英語)で、次のように述べている。

「私たちはランベスコールの草案、特に人間の尊厳に関する部分に対して、主教や他の多くの人々が述べたことに注意深く、祈りをもって耳を傾けてきました。(カンタベリー大主教である)ジャスティン(・ウェルビー)大主教は、聖公会の主教たちが家族として集まり、時には深い違いを超えて耳を傾け、祈り、見極めるよう呼びかけてきました。私たちの祈りは、ランベスコールが対話のたたき台となることであり、すべての話し合いがイエス・キリストの恵みと愛に彩られたものとなることです。私たちが共に耳を傾け、共に歩み、共に証しすることができるよう、どうか祈り続けてください」

改訂されたランベスコールの草案では、「人間の尊厳」の項目の他の部分にも大きな変更が加えられている。

「人間の尊厳」の第2条3項には当初、「同性による結婚は許されないというのがアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)全体の考えである」「『生涯を共にする1人の男性と1人の女性による結婚の貞節』(決議第1条10項、1998年)を支持するのがアングリカン・コミュニオンの考えである」などと書かれていた。

これが改訂版では次のように記されている。

「ジェンダーやセクシュアリティーに基づく偏見は、人間の尊厳を脅かす。聖公会の組織、特に管区の自主性を考えると、人間の尊厳と人間の性の関係については、意見の相違があり、多種多様な見解が存在する。しかし、われわれは対話を深める中で、尊厳を守ることを経験している。『洗礼を受け、信仰を持つ、忠実な人はすべて、性的指向にかかわらず、キリストの体の完全な構成員である』というのがアングリカン・コミュニオンの考えであり、故に彼らは歓迎され、いたわられ、敬意をもって扱われるべきである(決議第1条10項、1998年)。多くの管区では、同性婚は許されないと引き続き断言されている。ランベス決議第1条10項(1998年)は、『同性婚を合法化したり祝福したりすること』は勧めることができないと述べている。他の管区では、慎重な神学的考察と受容の過程を経て、同性同士の結合・結婚を祝福し、歓迎している。われわれ主教として、これらの問題について見解の深い相違があるにもかかわらず、最大限、耳を傾け、共に歩むことを今後も約束する」

英国国教会の総会代議員(信徒会)であるサム・マーグレイブ氏はこの改訂を受け、ウェルビー大主教に対し、もしも当初の決議第1条10項の再確認に関する内容が復活しないなら、大主教の辞任を求める不信任動議を提出すると述べている。

「決議第1条10項への賛否を投じる機会をなくすことで、あなたは教会(英国国教会)に損害をもたらし、キリストの証人になり損ね、神の言葉に背を向けたのです」。マーグレイブ氏は、ウェブサイト「アングリカンリンク」に掲載した寄稿(英語)でそう述べ、次のように厳しい口調で批判している。

「あなたをはじめ、聖書的な結婚の定義を肯定することさえできない主教たちは恥じるべきです。あなたは男女の主教たちを戒め、叱責すべきであり、偽預言者や偽教師を助長すべきではないのです。神の言葉に同意しない者は、神の教会(の聖職)を辞任すべきなのです。あなたはキリストよりも文化に服従することを選んだのです。証し(すること)よりもこの世を選んだのです」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ランベス会議イギリス聖公会結婚同性愛LGBTQジャスティン・ウェルビー
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