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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(145)献身的な信仰者を求める日本社会(1)広田信也

2022年4月23日11時16分 コラムニスト : 広田信也
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効果的な宣教の仕組みを求め、2014年に株式会社を創設し、多岐にわたって活動してきましたが、約8年を経て、ようやく探索の段階から仕組みを構築する段階に移行してきました。

当初、「寄り添いなさい!」とだけ強く示された神様は、私たちの思いをはるかに超え、寄り添うことに専念できる効果的な宣教の働きへと導いてくださっています。

地域教会の発信に応答する人は少ない

ご存じのように、宣教の最前線とされる地域教会では、新来会者が少ない状況が続いています。教会からの発信が日本人には届いていないようにさえ思います。

ウェブマーケットの世界にCVR(成果達成率)という言葉があります。一般的には「コンバージョン数 ÷ サイトへの訪問数(セッション数)(×100)」(%)で求められます。

もちろんネット広告の世界ですし、コンバージョンの対象となるゴールによってこの値はずいぶんと変わるものですが、通常1~2%程度になるといわれています。つまり、100人に発信すれば、何らかの反応が1~2件あることになります。

地域教会が発信するメッセージはさまざまですが、教会の温かい交わりにお誘いする内容がほとんどだと思います。「どうぞお気軽にお越しください」「Welcome home!」などの言葉は、教会から多くの人に届いているはずです。ところが、その言葉に応答する人は少なく、CVRは1%をはるかに下回っていることでしょう。

心を込めてあなたのことを聞かせてください

私たちは昨年、一般社団法人「善き隣人バンク」を設立し、ホームページを立ち上げて約半年が過ぎました。発信するメッセージは、「心を込めてあなたのことを聞かせて(傾聴させて)ください」というメッセージです。

キリスト教信仰がこの働きの背後にあることは明示しましたが、特定の教会や教団は紹介していません。あくまでキリスト教の中にある「隣人愛」をベースに、弱さを抱える方のもとに出向き、寄り添うことだけを訴えています。

発信元の知名度が低い上に、実績が少ないわけですから、地道に活動を広げる中でホームページが用いられるだろうと予想していました。

確かに現在のところ、数多い悩み相談に関するサイトの中から私たちの働きを探し出すのは難しいらしく、閲覧件数は毎日5件程度に留まっています。

ところが驚いたことに、CVR(成果達成率)は5%以上と、かなり高い状況が続いています。応答してくださる方は、時間をかけて私たちのサイトを探し出し、迷った末に連絡を下さるようです。

私たちへの期待が大きいことから、「傾聴」の働きを強く依頼されるか、あるいはこの働きを熱心に応援してくださる方ばかりですので、ほとんどの方との関係が、連絡を頂いた後も継続しています。

スタッフになることを申し出てくださる方も多く、現在20名ほどにまで増えてきましたが、全国から寄せられる依頼の増加に追い付かない状況です。

これまで、コロナ禍の影響で活動が制限されてきましたが、今後スタッフや応援者を募り、全国の活動拠点を発足させることが緊急の課題になっています。

クリスチャンは社会から強く求められている

キリスト教はなぜ日本に根付かないのか。なぜ教会に人が来ないのか。これらの原因を探り、対策を講じることは大切なことです。教会はキリストの体であり、霊的な覚醒は教会の拡大を伴って生じます。

しかし、地域教会の枠を超えてクリスチャンが社会に寄り添うことを申し出るだけで、これほどの効果があることを、教会の中で奉仕するクリスチャンは予想していないように思います。

一度、教会外の必要に献身的に寄り添うことを決心したクリスチャンは、例外なく大変忙しい毎日を過ごすことになります。教会の中に人は訪ねてきませんが、日本社会は献身的なクリスチャンを強く求めています。

チームを組んで組織的に動ける仕組みを作りたい

宣教の基本は、弱さを抱える方のもとに出向き、寄り添うことです。簡単なようですが、寄り添うことは良き隣人になることを意味しますので、大きな重荷を背負うことも、経済的な負担が大きくなることも頻繁に起こります。

宣教熱心な牧師がいても、単独では地域の必要に応えるのは不可能です。地域教会で取り組むなら、かなり大きな効果が期待できますが、教会間の連携が少ない現状では、十分な働きには至らないように思います。

おそらく、ホスピタリティーの高い献身的なクリスチャンがそれぞれの地域教会から集められ、チームを形成して組織的な働きをする仕組みができてこそ、有効な活動になるのでしょう。

そして背後には、その活動を支える支援者、奉仕者、応援者が数多く備えられなければなりません。さまざまな業種の事業者との連携が必要です。また、未信者からの協力は非常に重要になります。

このような各方面の組織的な働きの仕組みが機能して、多くの人々がイエス・キリストに触れるようになるのでしょう。地域教会に多くの人が訪れるのは、その後になるように思います。私たちはその時代を目指し、粘り強く活動を続けたいと思います。

全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。(マルコの福音書16章15節)

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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