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牧師や司祭ら2500人以上が署名、「転向療法」禁止法案に反対 英国

2021年12月17日15時56分
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関連タグ:転向療法同性愛LGBTQ信教の自由イギリス
イギリス/英国+
英国の国旗(写真:Rodrigo Santos)

英国で審議されている「転向療法」を禁止する法案について、同国の牧師や司祭ら教会指導者2500人以上が反対する書簡(英語)に署名した。書簡は、転向療法とされる行為の対象があまりにも広範囲にわたり、牧会上行う通常の行為も犯罪とされる可能性があると指摘。法案の取り下げを強く求めるとした上で、法案が可決された場合も、刑事責任を負ってでも、あくまで神に従う覚悟があると述べている。

英政府は、法案が通常の宗教的実践に影響を与えることを意図したものではないと説明しているが、書簡は、法案の影響を「深く懸念する」と表明。「私たちはこの法案の中に、イエス・キリストが主であることを宣(の)べ伝え、イエス・キリストのうちに命を見いだすよう人々に呼び掛けるという聖職者としての私たちの義務が、犯罪化される可能性をはっきりと見いだすのです」と述べている。

「神が自分に似せて男と女を造り、一人の男と一人の女の結婚のために性別を保たれたことを子どもたちに教えることは、犯罪ではないはずです。しかし今回の法案では、そのような結果になる可能性が高いようです。それ故、私たちは、これらの法案が現在の形のまま取り下げられることを強く望み、祈っています。私たちは犯罪者になりたいとは思っていませんし、政府に従い、政府を支えることに大きな価値を置いています」

「しかし、性と結婚に関するキリスト教の理解を教えることを含む、正統なキリスト教の愛と思いやりのある活動が、事実上、犯罪行為とされてしまうようなことがあれば、私たちは深い悲しみをもって、この問題における神への義務を果たし続けることになるということを、皆さんに知っていただくことが重要だと考えています」

書簡の署名者は現在もオンラインで募集しており、署名者(英語)は17日時点で2575人。英国国教会を含む英国内の教会指導者ら11人が執筆したもので、執筆者は各所で自身の見解も表明している。

英国国教会の総会代議員であり、ノッティンガム聖ニコラス教会の副牧師であるイアン・ポール氏は、法案について「検討不足であり、準備不足」だとし、次のように述べている。

「(法案の)諮問文書(英語)それ自体が述べているように、強調されている問題の多くはすでに違法とされています。『転向療法』という言葉は定義が曖昧で、今回の法案は、現実的な懸念や明確な思考ではなく、イデオロギー的目標に基づいて議論されているように見えます。今回の法案には、牧師の仕事が犯罪化され、信教に関するものを含む人権が踏みにじられるという現実的な危険性があります」

ヨークトリニティー教会牧師のマシュー・ロバーツ氏は、性と性自認に関するキリスト教の標準的な教えが、この法案によって犯罪になると警告した。

「政府が、トランスジェンダーのイデオロギーによって引き起こされている、恐ろしい被害に巻き込まれた若者たちを助けるのを制止しながら、通常の愛に満ちたキリスト教の教えを、犯罪化するような法案を検討しているように見えることは、深く憂慮すべきことです」

「私たちが行っていることは『治療』とは言えません。しかし、今回の法案は、キリスト教の基本的な教えを明らかに無視して、あまりにもひどい内容で作成されており、まったく標準的なキリスト教の教えが、私たちとは何の関係もないことの名の下に、犯罪として扱われることになるのです」

「クリスチャンが理解している『回心』(コンバージョン=転向)とは、人生は自分自身に集中することではなく、私たちを創造された神に集中することだと気付く素晴らしいことです。この法案が、イエス・キリストに心を向けることが暴力や虐待に似ていると示唆していることは、深く間違っています」

ロバーツ氏は、クリスチャンの親が自分の信仰に従って子どもを育てる権利への影響についても懸念を示し、次のように述べた。

「自分の信仰に基づいて子どもを育てることは法的に認められた権利ですが、この法案はそれを奪うことになります。政府は、深刻な法的問題に直面することなくこれを行うことはできません」

「また女王陛下は、信仰の擁護者とされています。女王陛下の政府がその主権者の信仰に反して法律を制定するというのは、実に奇妙なことです」

小児科医で、英国国教会の総会代議員であり、ベージングストーク聖マリア教会の青少年支援者(ユースワーカー)でもあるジュリー・マクスウェル氏は、今回の法案が教会の青少年支援活動に与える影響を特に懸念していると述べた。

マクスウェル氏はこの法案によって、大人たちが性や性自認に関する意見を若者たちと共有することを恐れるようになると警告した。

「ご存じの通り、子どもや若者は、ライフスタイルに関するさまざまな問題について、周囲の大人から方向性を示してもらう必要があります。10代は思春期に伴う大きな変化を経験しており、性や性自認に関わる問題は議論されるべき重要なテーマです。クリスチャンとして私たちは、イエス・キリストに従おうとしている若者たちが、神の男女の創造と結婚の意図に関する聖書の教えの観点から、これらの問題を理解できるようにサポートしたいと思っています」

「親、青少年支援者、その他の大人たちがこれらの問題に取り組むことを恐れる状況にあることは、子どもたちや若者たちを混乱させ、弱い立場に追いやる危険性があります。子どもや若者のメンタルヘルスの問題はすでに著しく増加しており、性や性自認の問題に悩む人々をサポートできないことは、このことに悪影響を及ぼすでしょう」

英最大の福音派教会・団体グループの一つ「アフィニティー」の代表で、ヘイワーズ・ヒース・キリスト教会の牧師であるグラハム・ニコルズ氏は、伝統的なキリスト教の信条を守るためなら刑務所に入る覚悟があるとして、次のように述べた。

「私たちは特に、牧師や青少年支援者、カウンセラーなどの実践者の視点から、今回、書簡を書きたいと思いました。この転向療法に関する法律が、彼ら実践者の仕事にどのような影響を与えるのか、人々と対話し、励まし、一緒に祈るというその日々の仕事に、どれほど深刻な影響を与えるのかは計り知れません。そのため、私たちは実践者たる牧師の視点が大切だと考えました」

「この法案のキャンペーンを行っている人たちの目的は、性倫理の面で聖書が教えていることを行うための、祈りやあらゆる種類の励ましを禁止することです。法案がどのようになるかは分かりませんが、もしこの要求が満たされた場合、実に家族とのあらゆる会話が、あるいは子どもが自分の性や性自認について質問してきたときに何かアドバイスをすることが、潜在的に違法になります。もしもあなたが、キリスト教の観点から、従うべき良い道、悪い道があることを示唆する、あるいはそれらを問うようなアドバイスをするならば、潜在的な違法行為者となるのです」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:転向療法同性愛LGBTQ信教の自由イギリス
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