Skip to main content
2025年11月7日19時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州
新型コロナウイルス

コロナ禍で見えた「宗教のデジタル化」の可能性と課題 英2大学が共同調査

2021年10月7日04時52分
  • ツイート
印刷
関連タグ:新型コロナウイルス英国
オンライン礼拝+
オンライン礼拝のための収録風景(写真:John Young)

新型コロナウイルスのパンデミックが人々の宗教生活に与えた影響に関する新しい報告書がこのほど発表された。

発表されたのは、英国のマンチェスター・メトロポリタン大学とチェスター大学が共同で実施した研究プロジェクトの報告書「新型コロナウイルスの状況下における英国の宗教儀式のイノベーション」(英語)。報告書は、教会やモスク、その他の宗教の礼拝所がパンデミックの中、どのような経験をしたのかを、604人の宗教指導者と信者への調査を基にまとめている。

調査の結果、新型コロナウイルスの感染症対策によりもたらされた各種の規制により、普段の礼拝だけでなく冠婚葬祭などのライフイベントもオンラインに移行したことが、宗教コミュニティーにとって大きな課題となったことが分かった。これは、こうした行事を執り行う宗教指導者だけでなく、オンラインは対面よりも精神面や意味合い、効果性において劣っていると感じる参加者にとっても同じことだった。こうした傾向は特に規模の大きな宗教コミュニティーで見られ、プロジェクトの研究者らは、小規模な宗教コミュニティーの方が危機の間、一体感と相互支援を維持することができたのではないかと述べている。

このような課題があったにもかかわらず、今回の調査では、パンデミックの経験から幾つかのポジティブな要素も浮かび上がってきた。オンラインの参加者数が新型コロナウイルスの発生前よりも増加し、特に障がい者がデジタル拡張の恩恵を受けていることが明らかになった。また、居住地以外の場所で行われている礼拝に出席する機会を楽しんでいる人がいることや、対面の礼拝に直接出席できない人や出席したくない人がオンラインの礼拝に集まっていることも分かった。報告書は、次のように述べている。

「オンラインでは肉声を聞くことができないため、一部の宗教儀式が遠くに感じられたり、不自然に感じられたりする可能性はあるものの、礼拝者が自宅から遠く離れたコミュニティーに参加できるようになったことは、今後も続くであろう重要なプラスの進展であると認識されています。これは特に、障がいのある人や、自身の宗教的ニーズを満たす地元の宗教コミュニティーがない人、あるいは英国内での信者数が比較的少ない宗教を信じる人に顕著です」

報告書はさらに、パンデミックは宗教体験のデジタル化という既存の傾向を加速させており、改善が必要だとしながらも、オンラインと対面のハイブリッド型の宗教体験は残ると予測している。

「オンライン礼拝に対する相対的な不満は、オンラインのみのコミュニティーの可能性に限界があることを示唆しています」「オンラインと対面のハイブリッド型が今後主流となると思われます」

プロジェクトの主任研究者であるジョシュ・エデルマン氏(マンチェスター・メトロポリタン大学准教授)は、「この危機的状況の中で、人々は宗教儀式に参加することで、意味や安定性、コミュニティーを見いだしてきました」と指摘。「デジタル技術のおかげで、社会的な距離を置いても宗教儀式が可能となり、それが大きなメリットになりました」と語った。

「しかし、オンラインでの礼拝の経験は、実際の礼拝の経験とは異なります。非常に刺激的な進展がありましたが、顔を合わせて集うことで得られるコミュニティーの感覚に勝るものはありません。宗教指導者がデジタル技術の可能性と課題について考える際、このプロジェクトが手助けとなることを願っています。そうすれば、デジタル技術の使用は、宗教生活を停止することなく、宗教生活を広げ、開放する有益で人道的な方法になるでしょう」

プロジェクトの研究者で、ユダヤ哲学などが専門のアラナ・ビンセント氏(チェスター大学教授)は次のように語った。

「パンデミックは、すでに可能性が高かったデジタル化への動きを加速させましたが、同時にデジタル化できないものについても人々に認識させました。宗教コミュニティーの今後の課題は、アクセス性の向上などの良い点を維持しつつ、人々が切望するコミュニティーやつながりの感覚を提供することです」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:新型コロナウイルス英国
  • ツイート

関連記事

  • 宗教者はコロナ禍にどう対応してきたか 仏教界とキリスト教界の事例報告

  • コロナ禍でスピリチュアリズムへの関心急増、英バプテスト団体がオカルト信仰に警鐘

  • コロナ禍の献金、予想上回る 米教会員の3分の2が前年並みかそれ以上を献金

  • 「圧倒的な神の働き」 米教会、コロナ禍に4カ月で1048人がバプテスマ

  • オンライン礼拝への移行が教会外の人々とつながる助けに 英で報告書

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 主は生きておられる(241)カレンダーあと1枚 平林けい子

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • ひと足ひと足、主にすがりて 菅野直基

  • 地球環境の守り人 穂森幸一

  • 都合の悪いお言葉(その2) マルコ福音書10章1~12節

  • 聖書が教える「行いによる義」 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(11月7日):スーダンのマディ族のために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.