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新型コロナウイルス

オンライン礼拝への移行が教会外の人々とつながる助けに 英で報告書

2021年4月15日16時10分
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関連タグ:新型コロナウイルスイギリススコットランド
オンライン礼拝+
オンライン礼拝のための収録風景(写真:John Young)

新型コロナウイルスのパンデミックが教会に与えたのは負の影響ばかりではない。最近発表された英スコットランドの教会に関する報告書(英語)によると、コロナ禍が礼拝のオンライン化を後押しし、教会外の人々とつながりを持つ助けになっていることが分かった。

報告書は、スコットランド教会協議会を前身とするエキュメニカル組織「スコットランド教会共同行動」(ACTS)、スコットランドの教会統計調査機関「ブレンダン・リサーチ」、「スコットランド教会指導者フォーラム」(SCLF)の3団体が協力してまとめたもので、27教派369人の教会指導者への調査に基づくもの。教会指導者たちはその中で、コロナ禍の結果として生じた「パラダイムシフト」や「地殻変動」について語っている。

オンライン礼拝への移行はその最も劇的なものだった。スコットランドではロックダウン前、何らかの形でオンライン礼拝を行っていたのは5教会中1教会未満(18%)だったが、ロックダウン中には96%にまで増加した。また、82%の教会が将来も何らかの形でオンライン礼拝を行う予定だとしており、ハイブリッド礼拝(会堂とオンラインの両方で行う礼拝)は、今後の教会がたどる道となりそうだ。

オンライン礼拝は、視聴回数においても大幅な増加を見せた。オンライン礼拝を以前から採り入れていた教会の牧師たちによると、視聴回数はこれまで週当たり1330回程度であったが、ロックダウン中は5万回を超えた。報告書は、オンライン上の礼拝出席者数はさまざまな方法で算出され得るため「正確な数を特定するのは難しい」としつつも、「この数字は今回調査した指導者たちによる推定にすぎず、われわれはスコットランドにおける実際のオンライン礼拝の視聴回数がこの10倍以上はあり、最大で50万人ほどの視聴者がいると見積もっている」としている。

報告書はさらに、いかに教会がオンライン礼拝を通して新しい礼拝参加者を引き付けてきたかについて記している。「オンライン礼拝への転換により、教会はその会衆だけでなく広く地域社会につながることができるようになった。教会指導者たちは、オンライン礼拝によって聴衆が増加したことに加え、通常、礼拝に参加しない人々と深い交流ができたことを報告している」

SCLFの主宰者であるマーク・スラニー牧師は、報告書を歓迎して次のように述べた。

「教会生活のオンライン化は必要なことで、オンライン化によってわれわれははるかに広い伝道、奉仕、礼拝の場へと引き入れられた。われわれは、新たな関係性と新たな場へと解き放ち得る、新しい参加形態の組み合わせとバランスに生きることを学ばねばならない」

「適応し柔軟であれ―宣教は止まらない」と題された今回の報告書は、地域社会への奉仕を続ける上で会衆が直面する課題にも光を当てている。牧師たちは、教会の地域社会への奉仕計画がパンデミックによる法規制のために43%減少したと報告している。しかし同時に、半数以上(51%)の牧師たちがパンデミック前より多くの人々に支援を行っていると述べている。また、4分の1以上(26%)が、パンデミックの間、他の教会や自治体、市民団体と協力した宣教活動が増えたと述べている。報告書は、スコットランドの諸教会が地域社会のために合計で約1万2千のプロジェクトを行っていると見積もっている。

「新型コロナウイルスとそれに伴うロックダウン、法規制は、社会のあらゆる部分に影響を及ぼし、スコットランド人の生活に尋常ではない混乱と損害をもたらした」。報告書はそう指摘する一方、次のように述べている。

「スコットランドの教会は、思いやり、創造性、そして新しい宣教協力を持って、地域社会の苦しみと必要に応えてきた。建物が閉鎖され、通常の奉仕と宣教のパターンが崩壊したため、教会はオンライン礼拝、地域奉仕、福音伝道、牧会の新たな慣行を創出した」

報告書によると、感染拡大防止のための法規制には幅広い支持があり、教会指導者のうち反対はわずか16%だった。危機の間も信仰は強く保たれ、回答者の40%は信仰が実際に高まったとし、また89%が信仰や宗教的慣習がパンデミックに対処するのに役立ったと述べた。しかしその一方で、63%はパンデミックの間、奉仕がよりストレスを感じるものになったことを認め、4人に1人が奉仕することがより困難であったと述べた。ストレスの理由には、十分に奉仕できていないという罪悪感、ワーク・ライフ・バランスを取ることの困難さ、オンラインの奉仕に必要な新たなスキル習得の負担、パンデミックの対処法に対する不安などが挙げられた。

報告書は多くの勧告も行っており、オンライン礼拝には適切なリソースを確保すべき、ということも含まれている。また、宣教活動における教派間の協力を強化すべきだとしており、すぐにロックダウン以前の奉仕と宣教に戻ってしまわないようにと述べている。さらに、ロックダウン後に今回得たものを失わないよう、さらなる研究が必要だともしている。

「私は、教会が数世代にわたってする以上に、この数カ月の間に適応し、変化してきた様子に勇気付けられている」。スラニー牧師はそう述べ、「この調査が、単にロックダウン中の経験を示すだけでなく、元の状態に戻るよりむしろ前進するために、クリスチャンとしての証し、働き、共にささげる礼拝について、より広く、より深い現代的な在り方を見いだすための刺激となることを信じている」と語った。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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