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霊・魂・体

霊・魂・体(1)霊:変わることのない神様 加治太郎

2021年7月23日14時47分 コラムニスト : 加治太郎
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関連タグ:加治太郎
霊・魂・体(1)霊:変わることのない神様 加治太郎+

今回より、新しい7回のシリーズ「霊・魂・体」に入れることを心より感謝いたします。前回の「救い・SOZOとは」の7回シリーズを書いているときも、この時を楽しみにしておりました。一言で言って、この「霊・魂・体」の考え方は、私の信仰生活を新たなレベルへと引き上げました。しかし残念ながら、今、多くの日本の教会で教えられている内容は、霊と魂を混合させてしまっている傾向が非常に強いのを個人的に感じています。これは大きな問題で、神様が私たちにご計画されている、素晴らしく、豊かな人生を歩み通すことを阻んでしまっているのです。

「どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。また、あなたがたの霊も魂も体も何一つ欠けたところのないものとして守り、わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。」(1テサロニケ5:23)

霊・魂・体(1)霊:変わることのない神様 加治太郎

上の図を見ていただければと思いますが、私たちの信仰生活はすべて、霊から始まります。そして、その霊は変わることがないのです。神様は霊であり(参照・ヨハネ4:24)、その神様は変わることがないのです(参照・へブル13:8)。聖霊様が、生きる水の川が、内側から、お腹の底から流れ出るのです(参照・ヨハネ7:38)。

私たちは神様を第一に歩むことが大切です(参照・マタイ6:33)。おそらく、ほとんどのクリスチャンたちは、神様を第一にして歩むことに関しては理解されていると思いますが、その神様が不変であるということを十分に理解されていないのではないでしょうか。つまり、神様は病気を癒やすときもあるし、癒やさないときもあるという考え方です。しかし真実は、神様は癒やされるお方として、JEHOVA RAPHAと呼ばれています(参照・詩編30:2、出エジプト15:26)から、どのような時でも癒やされるのです。また、この癒やしは霊的なものに限られ、体には表れないこともあるという話を多く聞きますが、「霊・魂・体」の視点で聖書を読み解くと、その考え方は聖書的でないことが分かります。この「霊・魂・体」の視点で聖書を読み解くことは、パラダイムシフトといってもよろしいかと思います。

霊が変わるという考え方は、いつもぐらぐらしている地面の上で生活することと似ています。土台が揺らいでいたら、生活も困難になることでしょう。また、キリストを、御言葉を土台にして歩む信仰生活を心掛けることはもちろん大切なのですが、その土台としているキリスト、御言葉が変わらない真実であることを知り、理解することは、さらに私たちの信仰生活をしっかりとしたものにします。

神様のお約束は癒やしだけではなく、経済、人間関係ほかさまざまな領域に広がりますが、この神様のお約束は、変わることがないのです。私たちの経済状況がひどい状況にあっても、主は私たちの羊飼いとして、すでに満ちあふれるほどに与えておられるのです(参照・詩編23:1)。しかし、これは霊的な世界に限られ、実際には与えられていないと考えられる方が多いでしょう。しかし、私たちが考え方を変えて信仰生活を歩むならば、その満ちあふれる恵みを実際に体験することができるのです。

今回は「霊・魂・体」の霊を中心にお話しさせていただきました。次回も引き続き、私たちの信仰生活の基盤になる、いかなる状況でも変わることのない霊に関してお話しできればと思います。

まずは、神様のお約束は、癒やしのお約束は、供給のお約束は、いかなる状況でも変わることがないことを覚えてください。信仰生活の新たなブレイクスルーに向けて、共に前進しましょう。

次回へ>>

◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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