Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(125)地域教会が日本の葬儀文化を支える時が来る 広田信也

2021年7月17日16時50分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也
日本人に寄り添う福音宣教の扉(108)すべてを委ねて母をみとる 広田信也+

日本では、人は亡くなると「天国」に行くと考える人が多いように思います。特に根拠はないものの、死んだ後の世界に希望を抱く遺族の心を表しているのかもしれません。

確かに遺族にとって、大切な人が亡くなった後、「天国」で新しい「生命」を得、生き生きとしている姿を想像できてこそ、慰められ、希望をつなぐことができます。遺族の心は、そのような「生命」に満ちた「天国」を求めます。

聖書が指し示す「生命」に満ちた「天国」

江戸時代に定められた檀家制度によって定着した仏教葬儀は、現代社会においても葬儀全体の70パーセント近くを占めています。日本の仏教は、檀家制度が消えた後も、長年、葬儀文化を支えることで存続してきました。しかし不思議なことに、多くの人が希望をつなぐ「天国」のような存在は、そもそも仏教の中に存在しません。

仏教によれば、「生命」のあるものは輪廻転生を繰り返し、「生命」のある限り苦しみに遭うとされています。仏教による苦しみからの解放は、この輪廻転生から抜け出ることを指しています。仏教用語では「解脱」といいます。

つまり仏教の伝える解放は、「生命」から抜け出て、生きて味わうすべてのものが消えうせる「死」の中にあるとされるのです。後の時代になって、(おそらく聖書の影響によって)そこに「極楽」や「浄土」という明るい概念が追加されましたが、そもそも「死」が前提にあることに変わりはありません。

一方、聖書の伝える「天国」は、「死」から解放された「生命」の輝きが満ちる場所です。そして、日本人の抱く「天国」の希望も「死」の中にあるのではなく、聖書の伝える「天国」にある「生命」への期待が込められているように思います。

キリスト教葬儀は「天国」の希望を共有する場になる

キリスト教葬儀はそのような「天国」の希望を共有できる良い機会になりますが、実施件数が少ないため、一般の日本人にとっては体験し難いものになっています。

一般の葬儀社では、人気のない仏式の葬儀でも、顧客確保のため、さまざまなイベントを企画し、相談窓口を開いています。ところが、キリスト教葬儀となると、葬儀社自身が理解していないことも多く、説明会などの企画はほとんどありません。

一昨年のことですが、キリスト教葬儀を通し、地域の皆さんに「天国」の希望をお伝えしたいと願い、近隣にある教会堂をお借りし、模擬葬儀を開催しました。初めての企画でしたが、教会になじみのない方を含め大勢の方が集まり、大変恵まれたときになりました。

音楽家たちの協力を得て、賛美のあふれる模擬葬儀にしましたので、コンサートに参加するような感覚でキリスト教葬儀を体験していただけたと思います。もちろん、葬儀としても、すべて本番さながらに実施しましたので、「天国」の希望について十分共感していただけたと思います。

地域教会が日本の葬儀文化を担う

日本の地域教会の多くは、高齢化が進み、礼拝出席者も減少しています。存続が難しくなっているところもあります。教会は、地域住民が進んで集う場になっていないように思います。

しかし仮に、地域の教会がこのようなキリスト教模擬葬儀を定期的に開催し、実際にその教会堂を利用した葬儀相談会を催すなら、多くの地域住民が教会を訪れるようになるでしょう。

さらに、仏教離れの進む日本ですから、教会堂は地域住民の遺体安置、葬儀、納骨式、記念会にふさわしい祈りの場として用いられていくことでしょう。地域教会が日本の葬儀文化を担う時代が訪れるのです。

進んでキリスト教葬儀を選ぶ時代が来る

それぞれの家庭には檀家制度によって決められた「家」の宗教があります。しかし、核家族化が進み、キリスト教葬儀を選ぶ家庭は徐々に増えています。

最近、私たちのウェブ解析の結果、「キリスト教葬儀 地名」と検索している人が多いのに気付きました。今のところ、そのような検索をしても、大手の葬儀社しか見つからず、教会や牧師と伝手がないため、諦めてしまう人が多いようです。

しかしそこに、地域の教会からキリスト教葬儀の案内や葬儀相談会の案内が発信されるなら、事態は大きく変わることでしょう。教会は、次第に地域の人々が訪れる場となり、多くの家庭の祈りを支える拠点になるに違いありません。教会は忙しくなるでしょう。

私たちはそのような事態に備え、地域の葬儀社をはじめ、あらゆる事業者たちを用いて、教会の働きを強力にサポートしたいと思います。

地域住民のための祈りを導く牧師先生や教会の皆様からのご相談を心よりお待ちしています。

■ ブレス・ユア・ホーム(株)
代表・広田信也(電話:080・3645・8107)

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(124)トヨタランクル300・新V6ディーゼル誕生 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(123)いつ、誰に、どのように寄り添うのか? 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(122)認知症の父と過ごす日々 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(121)心を騒がせてはなりません 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(120)圧倒的な人生の勝利者になる 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.