Skip to main content
2026年7月16日23時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
パウロとフィレモンとオネシモ

パウロとフィレモンとオネシモ(42)「神の栄光をたたえる」―ユダヤ人もギリシャ人も共に― 臼田宣弘

2021年6月17日11時23分 執筆者 : 臼田宣弘
  • ツイート
印刷
関連タグ:エフェソの信徒への手紙

今回はエフェソ書1章11~14節を読みます。神を頌(たた)えることを意味する「頌栄」の色合いが特に強い箇所で、「神の栄光をたたえる」という言葉が繰り返されています。

11 キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。12 それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。13 あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。 14 この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖(あがな)われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。

前回お伝えしました10節の最後に、「天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです」とありました。キリストが宇宙の支配者であることが述べられているのです。これは、コロサイ書1章19~20節の「神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました」を踏襲し、「キリストのもとに一つにまとめられる」ということをより強調しているように思えます。

11節冒頭の「キリストにおいてわたしたちは」と、13節冒頭の「あなたがたもまた、キリストにおいて」は、それを受けていると思われます(どちらも「エン ホー / ἐν ᾧ」という言葉が使われています)。キリストのもとに一つにまとめられた者の在り方が述べられています。ただ、11節は「わたしたち」で、13節が「あなたがた」なのは、前者は福音を宣(の)べ伝えた側であるユダヤ人を指し、後者は福音を伝えられた側であるギリシャ人を指しているとされています(石田学著『エフェソ書を読む』45ページ参照)。片方ではなく両方が記されているのは、ユダヤ人もギリシャ人も区別なく、「約束」(11節、13節)の下にあったのであり、どちらも区別なく「神の栄光をたたえる」ためなのであろうと思います。

11節と12節は原文ではひと続きです。「キリストにおいて」で始まり、「キリストに希望を置いていた」で終わる文章になっています。この箇所は、「わたしたちは」としてユダヤ人のことが記されているとされていますが、「キリストにおいて」で始まり「キリストに希望を置いていた」で終わっていますので、旧約時代のイスラエルの選びのことではなく、キリストが到来した新約時代のことを述べているのだと思います。そのことを前提として、「わたしたちが、神の栄光をたたえるためです」という言葉に導かれます。

13節で、再び「キリストにおいて(エン ホー/ ἐν ᾧ)」が登場しますが、今度はギリシャ人を対象とする「あなたがた」に対しての奨めとなります。「あなたがたもまた、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き」とありますが、これはコロサイ書1章5節の「それは、あなたがたのために天に蓄えられている希望に基づくものであり、あなたがたは既にこの希望を、福音という真理の言葉を通して聞きました」に基づいているのでしょう。エフェソ書ではそれがさらに、「そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです」と続けられています。

そして14節では、「あなたがた」から再び「わたしたち」になります。しかしこれは「ユダヤ人」に戻るのではなく、「ユダヤ人もギリシャ人も」という意味での「わたしたち」でありましょう。そして、その意味での「わたしたち」において、「この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです」と記されているのです。「ユダヤ人もギリシャ人も」という両者において、お互いが共に神の栄光をたたえることへと導かれているのです。

エフェソ書1章3~12節は、全体が頌栄の言葉となっていますが、それがこの書簡の特徴です。パウロの時代よりも少し時を経て、教会においてこのような頌栄の言葉が定着してきていたからだともいわれています。礼拝において、このような言葉が繰り返し用いられていたのかもしれません。

そして今回見てまいりましたように、その中でも11~14節は特に、頌栄という意味合いが強いものとなっています。またその前提として、「ユダヤ人もギリシャ人も」ということが示されています。エフェソの教会には当時、ユダヤ人とギリシャ人が混在していたのでこのように記されているのでありましょうが、今日においても教会は、民族・性別・年齢・職業などを超えて、共に神の栄光をたたえて礼拝をささげる場所なのです。(続く)

※ フェイスブック・グループ【「パウロとフィレモンとオネシモ」を読む】を作成しました。フェイスブックをご利用の方は、ぜひご参加ください。

<<前回へ     次回へ>>

◇

臼田宣弘

臼田宣弘

(うすだ・のぶひろ)

1961年栃木県鹿沼市生まれ。80年に日本基督教団小石川白山教会(東京都文京区)で受洗。92年に日本聖書神学校を卒業後、三重、東京、新潟、愛知の各都県で牧会。日本基督教団正教師。2016年より同教団世真留(せまる)教会(愛知県知多市)牧師。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:エフェソの信徒への手紙
  • ツイート

関連記事

  • パウロとフィレモンとオネシモ(41)「エフェソ書とコロサイ書のつながり」―他の書簡との関連も見つつ― 臼田宣弘

  • パウロとフィレモンとオネシモ(40)「エフェソ書を読み始める」―3書を通して示されていることは何か― 臼田宣弘

  • パウロとフィレモンとオネシモ(39)「エフェソ書オネシモ著者説」(3)―私が考えていること― 臼田宣弘

  • パウロとフィレモンとオネシモ(38)「エフェソ書オネシモ著者説」(2)―パウロ書簡集蒐集問題から― 臼田宣弘

  • パウロとフィレモンとオネシモ(37)「エフェソ書オネシモ著者説」(1)―ハリスンの著作から― 臼田宣弘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • ナイジェリア、6年間でキリスト教徒2万8千人超が殺害される フラニ系武装勢力が主因

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 日本YMCA同盟、カリタスジャパン、日本基督教団 ベネズエラ地震の緊急支援募金開始

  • 【書評】ディートリヒ・ボンヘッファー著『キリストに従う』

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(13)高価な真珠を探す商人のたとえ 白畑司

  • 神学の限界と突破口(7)第1章 主な論争と解決─総括 三谷和司

  • ヨハネの黙示録(16)太陽は黒く月は赤くなった 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(7月16日):モロッコ 沈黙を強いられる改宗者たち─伝統と民族意識の見えない牢獄

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • Gゼロ時代の津波石碑(11)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(その2) 山崎純二

  • ナイジェリア、6年間でキリスト教徒2万8千人超が殺害される フラニ系武装勢力が主因

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(252)地域教会こそ日本社会の希望 広田信也

  • ヨハネの黙示録(16)太陽は黒く月は赤くなった 岡田昌弘

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第12期受講者募集 8月8日開講

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • バチカン、聖ピオ十世会の司教6人を破門 教皇の承認ない司教聖別で

  • 米合同メソジスト教会、神学校4校を認可外に アズベリー神学校は同性愛巡る理由で

  • 日本カトリック司教協議会、聖ピオ十世会の司教破門巡り信徒に「お知らせ」

  • 日本キリスト教協議会、皇室典範改正案の衆院通過受け声明

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 米国のメガチャーチ、毎週の礼拝出席者は1000万人 コロナにも適応し予想上回る回復

  • ベネズエラ地震、日本のキリスト教支援団体も募金開始

  • トマス・ア・ケンピス著『キリストにならいて』 600年以上読み継がれてきた名著

  • 「根拠に基づくスピリチュアルケア」 オックスフォード大でオリブ山病院の取り組み発表

編集部のおすすめ

  • ヘブライズムへの回帰は「第2の宗教改革」 川端光生牧師が講演

  • いのちの言葉聖書学校が卒業式、5人が新たな歩みへ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.