Skip to main content
2025年9月6日12時04分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

良い人には良いことが起こる 安食弘幸

2020年12月9日11時21分 コラムニスト : 安食弘幸
  • ツイート
印刷
関連タグ:安食弘幸
良い人には良いことが起こる 安食弘幸+

主は正しい人を飢えさせず(箴言10:3)

ある男が自分の妻の誕生日に10カラットもあるダイヤモンドの指輪をプレゼントしたと自慢しています。そして友人に言いました。「キミの奥さんももうすぐ誕生日だね。奥さん確か、格好いいスポーツカーを欲しがっていたよね」

友人は困ったように言います。「そうなんだよ、ダイヤの偽物はあってもスポーツカーの偽物ってないだろー!」

世の中には本物らしく見える偽物が氾濫しています。偽札、偽金、偽ブランド品。そして人々は誠実であることより、いかに誠実そうに見えるかに心を使い、正直であることより、いかに正直そうに見えるかに心を配るのです。「正直者がばかを見る」とでも思っているのでしょうか。

しかし、聖書は言います。

すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、・・・そのようなことに心を留めなさい。(ピリピ4:8)

2013年2月、米国のカンザスシティで起きた物語です。黒人のホームレス、ビリー・レイさん(当時56歳)はメインストリートで物乞いをしていました。彼は16年前に仕事を失い、収入がなくなり、それが原因で離婚し、家を出てそれ以来ホームレス生活をしていたのです。

ある日、広告代理店に勤める白人の女性サラさんが、路上にいるビリーさんに財布の中の小銭を寄付してくれました。しかし翌日、サラさんは夫からもらった婚約指輪がないことに気が付きました。サラさんは、指に発疹ができていたので指輪を外して小銭入れにしまっていたことをすっかり忘れ、小銭と一緒につかんで指輪も寄付してしまったのです。

サラさんはすぐにメインストリートに行ってみましたが、昨日の黒人のホームレスの姿はありませんでした。サラさんはそれでも諦めきれず、その翌日再びその場所に行くと、黒人のホームレスがそこにいたのです。

「一昨日、小銭と一緒に指輪も寄付したみたいなのですが・・・」とサラさんが言うと、ビリーさんは「指輪!それなら取ってあるからついてきて」と言って、彼が仲間と寝泊まりしている橋の下まで案内し、指輪を返したのです。

実はビリーさんは、一度は指輪を売ろうと思って宝石商に持っていきました。査定された金額は4千ドル(約40万円)でした。ビリーさんはこれだけのお金があれば、ホームレス生活から抜け出せると思いました。

しかしその時、心の中に声がしたのです。「その指輪は売ってはいけない。それはお前のものではない」。その声に促されるようにして、ビリーさんは指輪を持ち帰って保管していたのです。

ビリーさんは、生まれて間もなく父親を失い、母親の父、つまり祖父に育てられました。祖父は牧師でしたので、小さい時から聖書の教えに従うことや神の声に従うことの大切さを教えられて育ちました。その結果、ビリーさんは指輪を売らずに、物乞いをしながら指輪の持ち主が戻ってくるのを待っていたのです。

ビリーさんは指輪をさっさとお金に換えて「指輪なんて知らないよ」とうそをつくこともできたはずです。しかし彼は、心の内の神の声に従ったのです。

サラさんからビリーさんのことを聞いたサラさんの夫は、ビリーさんの正直さに感動し、インターネット上で「正直者ビリー」への寄付を募りました。目標は千ドル(約10万円)でしたが、この話が全米ネットのテレビで放送され、約20万ドルが集まったのです。

現在ビリーさんは、この寄付金を頭金として家を購入し、家などを塗装する会社を立ち上げています。また、テレビを見た兄弟や親族と16年ぶりの再会も果たしました。

ビリーさんはテレビのインタビューに次のように答えています。「私をホームレスの生活から救ってくださった多くの方々の善意に心から感謝しています。神様は本当に良い方で、私を愛してくださっています。この物語の主人公は、私ではなく神様です。この物語は、人が神様の教えや心に響く神様の声に従うとき、どんなに素晴らしいことが起きるかを私の人生を通して神様が世界中の人々に語っておられるのです」

◇

安食弘幸

安食弘幸

(あんじき・ひろゆき)

峰町キリスト教会牧師。1951年、島根県出雲市に生まれる。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球、関西六大学リーグのスラッガーとして活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒(哲学博士)。JTJ宣教神学校講師、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設などで講演活動を行っている。著書に『キリストを宣べ伝える―コリント人への手紙第二』『心の井戸を深く掘れ』『道徳力―モーセの十戒に学ぶ―』『ルツの選択、エステルの決断』など多数。

■ 峰町キリスト教会ホームページ
■ 峰町キリスト教会 YouTube
■ 峰町キリスト教会 Facebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:安食弘幸
  • ツイート

関連記事

  • すべてのことが益となる 安食弘幸

  • 感謝は生きる力となる 安食弘幸

  • あなたは結婚相手を間違えてはいませんか 安食弘幸

  • 神の御手に導かれて歩む 安食弘幸

  • 神を見せる生き方 安食弘幸

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(230)「善き隣人」を支えたい 広田信也

  • イエス様は何を祈ってくださるのか 菅野直基

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • DVを受けた人のための礼拝「やすらぎ」 第1回、東京・吉祥寺で9月28日

  • ワールドミッションレポート(8月31日):ガーナのリグビ族のために祈ろう

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • ワールドミッションレポート(9月6日):コンゴのリコ族のために祈ろう

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • アフガニスタン東部地震、死者1400人超 ワールド・ビジョンが緊急支援募金開始

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.