世界宣教祈祷課題(11月18日):米国大統領選挙のために

2020年11月18日06時58分 執筆者 : 奥山実 印刷
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米国の国旗(写真:COFFEEMEPLEASE)

11月3日投票日を迎えた米国大統領選挙は、当初予想されたように、大波乱が起きている。

今回の大統領選挙では、米国民の3割近くに達する福音派の80パーセントが、現職のトランプ大統領の支持にまわった。大統領はこの4年の任期中、議会でキリスト者に大胆に証しをさせ、スタッフや閣僚の間での祈祷会や聖書研究会を促進し、米大使館のエルサレム移転の約束を守り、今年1月24日には、歴代の米大統領として初めて反中絶集会にも参加し、ホワイトハウス内に、数々の信仰的レガシィ(遺産)を築いた。

ボーンアゲインを公言したG・W・ブッシュもジミー・カーターも、これほどはっきりとした態度は取らなかった。もちろんトランプ大統領に問題がないとは言わないが、彼は就任当初から一貫して、退路を絶って福音派と運命を共にする決意を明らかにしてきたのだ。

このように、多くのキリスト者を含む国民の期待を背負ったトランプ大統領は、事前の世論調査に大きく反して、投票日当日は凄まじい勢いで、オハイオ、フロリダ、テキサスを奪取し、激戦州のペンシルベニアやワイオミング、ミシガンでも数十万票のリードを保っていた。そういうわけで投票日当日は、勝利を確信する多くの支持者らは、安眠の深い眠りに就いたことだろう。

ところが一晩明けた11月4日、事態は一変した。当初リードを保っていた激戦州が次々に覆され、バイデン候補の優勢に変わっていったのだ。

この現象に対しては、今年はパンデミックによって全面的な郵便投票が解禁となったため、かねてから懸念があった通り不正行為の疑いがささやかれている。消印の改ざんや、移転者や死亡者の投票、老人ホームの集団投票、集計ソフトの不可解な動作、選挙監視員の締め出しなど、数々の疑惑が噴出した。

しかし大手メディアは、トランプ氏側を擁護するような疑惑については横一列に黙殺し、投票日から数日を数える11月7日、こぞってバイデン氏当選確実を打った。

それを不服としたトランプ氏側は、元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏を筆頭に、シドニー・パウエル氏、リンカーン・リンウッド氏など敏腕弁護団を擁して、複数の訴訟を起こしている。

さて、今回の選挙には、トランプ陣営側が声を大にして主張しているように、大統領選挙の勝敗以上に重要な民主主義の根幹を揺るがしかねない極めて重大な懸念があることを指摘しないわけにはいかない。

複数の投票所で、すでに映像や各種データでその疑惑が指摘されているが、数千から数万票が、トランプ票からバイデン票に付け替えられ、トランプ票が削除されている疑いがあるというのだ。

疑惑の中心にあるのが、29州で採用されているドミニオン社の集計システムとソフトウェアだ。実はこのソフトウェアには、不具合の懸念のほか、外国や民主党の関係者の関わりが指摘されている。トランプ陣営の弁護団は、多数の宣誓供述書と内部告発者を取り付け、おびただしい統計的証拠があることを主張し、組織的かつ大規模な不正行為があったことを訴えている。

事態の深刻度から言えば、米国の憲政を揺るがしかねない民主主義を破壊する選挙クーデターの疑惑なのだが、驚いたことに、ほとんどの大手マスメディアはこれを封殺して、バイデン新大統領の既成化に躍起になっている。

トランプ大統領や大統領報道官の会見中継が、メディアの勝手な判断によって途中で遮断される異常事態も起きた。遮断された会見で、マクナニー報道官は「本来これらの疑惑追求の職責はあなた方メディアにあるはずなのに、あなた方がそれをしないので、われわれがするのです」と語ったが、彼女の指摘は実に的を射ている。選挙の結果を決めるのはメディアではなく、それは司法の役目なのだ。

現在米国は、選挙不正の疑惑とマスメディアの機能不全という、二重の意味で民主主義の危機にさらされていることを覚えていただきたい。

先週末には、不正疑惑の追及とトランプ大統領への支持を訴えて、全米から数十万の支援者が集まり、ワシントンDCを行進した。車列を組んで支援者を迎えた大統領であるが、普段多くの敵対者に囲まれているせいか、このときばかりは、こんなに多くの人々が自分を信頼し支えてくれている事実に、感動の涙を抑えることができなかったという。

今後法廷で明らかにされることだが、もしこの選挙に外国の影響や干渉、大規模な組織的不正があるならば、これはわれわれの社会を揺るがしかねない由々しき事態だ。

光の主が、暗闇の業を白日のもとにさらし、正しい裁きと正義を速やかに行われ、米国の民主主義を守られるように祈ろう。

西側の超大国の米国の大統領選が長期にわたって混迷すれば、世界情勢が不安定化する要因となろう。この混乱が最小限にとどめられ、御心にかなった大統領が速やかに立てられるよう祈ろう。

また選挙が終われば、分断の溝が埋められ「IN GOD WE TRUST(我ら神に信頼する)」とある米国国家の正式な標語のもとに、国民が一丸となって団結し、自由と平等、民主主義、また人類の普遍性にかなう公正と聖書的価値観を、以前にも増して力強く世界に発信するよう祈っていただきたい。

■ 米国の宗教人口
プロテスタント 35・3%
カトリック 21・2%
正教会 1・7%
ユダヤ教 1・7%
イスラム 1・6%
無神論者 16・5%
仏教 0・7%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
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