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「真珠湾からゴルゴダへ」 朗読劇で淵田美津雄の数奇な人生と向き合う俳優の水澤心吾さん

2020年9月22日08時58分
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関連タグ:水澤心吾
「真珠湾からゴルゴダへ」 朗読劇で淵田美津雄の数奇な人生と向き合う俳優の水澤心吾さん+
俳優の水澤心吾さん

「トラ・トラ・トラ(ワレ奇襲ニ成功セリ)」。真珠湾攻撃で空中攻撃隊の総指揮を執り、この有名な暗号文を打電した淵田美津雄。その彼が、戦後に劇的な回心を経験してキリスト教伝道者となり、米国にまで渡って平和の福音を伝えたことはあまり知られていない。淵田の数奇な人生を描く朗読劇「真珠湾からゴルゴダへ」に取り組む俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さんは、「淵田さんも人生の深い闇を経験してそこから立ち上がった一人です。人生で経験する暗闇のトンネルには、必ず出口があります。淵田さんとスケールは違うかもしれませんが、ぜひ自分のことに当てはめて見てほしい」と話す。

真珠湾の奇襲作戦を成功に導いた淵田は、一躍国民の「英雄」となり、佐官級としては前代未聞となる昭和天皇への軍状奏上まで果たす。まさに人生の絶頂だった。だが戦争が終わると、状況は一変する。淵田自身は軍事裁判で裁かれることはなかったが、郷里の人々にさえ「戦犯」として冷たい目で見られるようになり、行き場を失った。横浜軍事法廷に証人として喚問され、C級戦犯の被告が連合軍の捕虜を虐殺した罪に問われているのを目の当たりにする。これは勝者が敗者に対して行う、法の名を借りた復讐(ふくしゅう)ではないか――。淵田は、連合国に対する反感と憎悪で胸を燃やしていった。

ちょうどその頃、米国で捕らえられていた日本軍捕虜が送還され、浦賀に帰ってきた。淵田は、連合国側の捕虜に対する扱いの問題点を聞き出そうと浦賀までやってくるが、あるキャンプにいた捕虜たちから衝撃的な話を聞く。ある一人の米国人女性が、日本軍捕虜に対してとても親身になって手当てをしてくれた。何週間も変わらずに親切を尽くすその姿に全員が心を打たれ、その理由を女性に尋ねた。初めは返事をしぶったものの、皆が問い詰めると、その重い口を開いた。「私の両親が日本軍によって殺されましたから」

女性の両親はフィリピンの宣教師で、日本軍がフィリピンを占領すると山中に隠れた。その3年後、連合軍がフィリピンに上陸すると、日本軍が山中に逃げてきて隠れ家を見つけ出し、両親をスパイの容疑で殺そうとした。宣教師は30分の猶予を日本兵に懇願する。そして、与えられた30分の間に聖書を読み、神に祈りをささげ、殺されていった。

両親の帰りを米国で待っていた女性は、その知らせを聞くと深い悲しみに沈み、日本軍への憎しみと怒りの感情が湧いてきた。しかし、両親が殺される前の30分間、何を祈ったかを思ううちに、女性の憎悪は日本軍への愛に変えられていったという。

それからしばらくたち、淵田は渋谷駅前の街頭で一人の米国人から一枚のパンフレットを受け取る。それは、東京空襲の爆撃手で日本軍の捕虜となり、獄中で回心して日本の宣教師となった米国人J・デシーザーの証しだった。淵田はその証しに心を打たれた。そして、聖書にある次の言葉を読んだとき、自らを殺害しようとする日本兵を前に、宣教師が神にささげたであろう祈りに思い当たった。「父よ、彼らを赦(ゆる)し給(たま)へ、その為(な)す所を知らざればなり」(ルカ23:34、文語訳)

「その言葉がまさしく、真珠湾で3千人もの尊い命を奪いながら『英雄』と誇った自分への祈りとして当てはまったのでしょう。彼が強烈に打ち砕かれた瞬間でした」と水澤さんは話す。「聖書の神様は、どんな絶望の暗闇にいる人でも決して諦めない神様です。このような時代だからこそ、淵田さんの生涯から、どんな人にも当てはまる希望のメッセージをぜひ受け取ってほしいです」

朗読劇「真珠湾からゴルゴダへ」は9月27日(日)、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区百人町1-17-8、JR大久保駅徒歩2分)で上演される。開演は午後1時半(開場は同1時)。入場無料、席上自由献金あり。問い合わせは、淀橋教会(電話:03・3368・9165、ホームページ)まで。

関連タグ:水澤心吾
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