コロナ感染で少なくとも牧師100人死亡、南米ボリビア

2020年8月10日18時28分 印刷
+コロナ感染で少なくとも牧師100人死亡、南米ボリビア
行政・立法府があるボリビアの事実上の首都となっている同国の中心都市ラパスの南部地区=2015年(写真:Russland345)

南米ボリビアの2つのキリスト教団体によると、同国では7月中旬までに少なくとも牧師100人が新型コロナウイルス感染症で命を落とした。死亡した牧師の大多数は、路上や保健所、刑務所などで奉仕していたという。欧州の福音派メディア「エバンジェリカル・フォーカス」(英語)が伝えた。

ボリビア・キリスト教協議会議長のルイス・アルキパ・カルロ牧師によると、同国の東部地域で約40人、西部地域で約60人の牧師が、新型コロナ感染症により死亡した。他にも入院中の牧師がおり、「加盟教会の指導者たちは、今この瞬間も命懸けで新型コロナと闘っています」とカルロ氏は続けた。

ボリビア第2の都市サンタクルスでは、4月6日から7月7日までに牧師38人が死亡した。サンタクルス・キリスト教会連合のベルフォート・ガスリー副議長によると、亡くなった牧師たちは、買い物ができず食糧を調達できない人々のために、食糧を支援する働きをしていたという。

ガスリー氏は、牧師たちが防護手順に従っていたにもかかわらず、感染してしまったと強調。亡くなった牧師たちの中には、糖尿病などの基礎疾患を患っていた人たちもいたと説明した。

一方、カルロ氏によると、ボリビアでは複数の教会施設が、保健施設として用いるため当局に提供された。「保健所が崩壊したため、私たちは礼拝堂を開放しています」。この他、ボリビアの諸教会は、自治体の知事や議会、近隣地域の団体とも積極的に協力して、新型コロナに対する解決策を模索している。

「このように私たちは、地域社会や街中で正当に伝道し続けています。私たちは、病人や自由を奪われた人たちを引き続き訪問していますが、防護対策に従ってそうしています」

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(英語)によると、ボリビアでは8月10日現在、新型コロナの感染者は約9万人に上り、3640人が死亡。ヘアニネ・アニェス暫定大統領も7月初めに感染が明らかになるなどしている。

同国の中心都市ラパスで医師として働く福音派の信者は、エバンジェリカル・フォーカスに、「多くの医療従事者が(PCR)検査で陽性になっており、一部は亡くなっています」と語った。

「ボリビアの温暖な地域が一番苦しんでいます。また、遠隔の貧困地域も同様に苦しんでいます。外出自粛で国民の半数は1日おきに出掛けることが許されていますが、一部の地域では再び外出制限が厳しくなってきました」

「私たちは引き続き患者を受け入れ、病院で待機し、同僚のために祈り、患者に神の言葉を伝えています」

「感染が劇的に増加しないようお祈りください。また、私たちが多くの感染者を収容でき、医療従事者の感染が減り、彼らの病状が致命的にならないよう祈ってください。特に、私たちが主に近づき、もっと主を知ることができるように。そして主が私たちを召される場合は、主の御前に行く覚悟ができるように」

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