新型コロナで命落としたカトリック大司教・司教は世界で9人

2020年7月22日22時23分 印刷
+新型コロナで命落としたカトリック大司教・司教は世界で9人
新型コロナウイルスにより初めて日曜日に公開のミサが行われなくなった英ロンドンのウェストミンスター大聖堂で祈りをささげる男性=3月22日 ©Mazur/cbcew.org.uk

新型コロナウイルスは、世界保健機関(WHO)が3月初めにパンデミック(世界的大流行)を宣言してから4カ月以上たった現在も、毎日世界で20万人前後の新規感染者が発生し続けており、収束のめどがたっていない。比較的初期に感染が拡大したイタリアでは、高齢のカトリック司祭(神父)が多数犠牲になったが、コロナに感染して亡くなった大司教や司教はこれまでに、世界で少なくとも9人に上るという。

カトリック系のCNA通信(英語)によると、ブラジル・パルマレス教区のヘンリケ・ソアレス・ダコスタ司教(57)が18日、コロナ感染症により死去した。ブラジルで感染によって亡くなった大司教・司教はこれで3人となり、世界では9人となった。ダコスタ司教は2週間以上にわたって集中治療室で治療を受けていたという。感染者が200万人を超えるブラジルは、米国に次いで世界で2番目に感染者が多く、国内で計5人の大司教・司教が感染したとされている。

ブラジルで亡くなったのは他に、パソフンド教区のペドロ・エルシリオ・シモン名誉大司教(78)=6月1日没=と、パライバ教区のアルド・パゴット名誉大司教(70)=4月14日没。パゴット名誉大司教はすでにがんを患っている身だったが、コロナに感染し呼吸不全により亡くなったという。

ブラジルに隣接するボリビアでは、エルアルト教区のウジェニオ・スカルペリーニ司教(66)が7月15日に亡くなった。スカルペリーニ司教はイタリア出身で、ボリビアで10年にわたって奉仕していたという。

米国では、ボストン教区のエミリオ・アリュー補佐司教(85)が4月26日に死去。英国では、リバプール大司教区のビンセント・マロン補助司教(88)が5月18日に亡くなった。

アフリカでは、コンゴ民主共和国ムウェカ教区のジェラルド・ムルンバ・カレンバ名誉司教(82)が4月15日に首都キンシャサの病院で、ケニア・メルー教区のサイラス・シルビウス・ヌジル名誉司教(91)が同28日に、イタリア・トリノで死去した。エチオピア・ガンベラ使徒座代理区で奉仕していたイタリア人のアンジェロ・モレスキ司教(67)は3月25日、イタリア・ブレシアで死去。モレスキ司教が、コロナ感染により亡くなった最初の司教だった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(英語)によると、コロナの感染者数は日本時間22日午後10時現在、世界で約1500万人に上り、死者は60万人を超えている。感染者が最も多いのは米国で約390万人に上り、次いでブラジル約216万人、インド約119万人、ロシア約78万人、南アフリカ約38万人となっている。

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