キリスト教団体、オリッサ州暴動の被害者支援を発表

2008年10月17日04時45分 印刷
+焼き討ちにあったオリッサ州中部カンダマル地区の教会

インドのプロテスタント、福音主義、カトリックの指導者75人が7日、ニューデリーで開催されたナショナル・ユナイテッド・クリスチャン・フォーラム(NUCF)の会議に集まり、オリッサ州で起きている反キリスト暴動による被害者の、生活改善に向けた方策と救済活動について議論した。参加者の話によると、インド福音同盟援助委員会、カリタス・インディア、キリスト教援助団体「カトリック救援活動と社会的行動のための教会の援助」などの団体が共同で物資を動員し、被害者の援助にあたるという。

 

指導者らは、インド教会協議会(NCCI)とインド福音同盟、インド・カトリック司教会議(CBCI)から集まった。インドの諸教会は、今回の暴動について、「前代未聞のものであり、バジュラング・ダルやヴィシュワ・ヒンドゥー・パニシャッドなどのヒンドゥー・ナショナリズムの過激派の扇動による計画的、組織的な民族浄化である」としている。

 

NUCFは今回発表した声明の中で、「8月25日からヒンドゥー教過激派グループは放火、殺人、暴行、レイプ、キリスト教からヒンドゥー教への強制改宗を行っている。グループは組織的に家屋、教会、孤児院、聖書学校を破壊、ひどいところでは村全体を焼き討ちにしており、暴動はオリッサ州全土、特にカンダマル地区が酷い状態にある。広域ではないが、この暴動はインドの他の地方にも拡大している」と現状を報告。さらに、「非難キャンプにおいてもオリッサ州政府による保護はなされていない。適切な水の補給が無く、キャンプは繰り返し攻撃を受けており、時には爆破事件も起きている。警察はただ立っているだけで事態を傍観している。カルナータカ州では40の教会と祈祷院が破壊された。聖具が破壊される、汚されるなどした」という。

 

参加者の話によると、会議では、政府運営の避難キャンプに住む2万人の被害者らに食料と援助物資を移送する方法について議論があったという。現地では、森に避難して家を失った人々も多数いると報告されている。

 

会議では国内のクリスチャンメディアの増強についても話し合われ、各メディアが連携して次に予測される事態に向けての警戒を呼びかけ、市民社会と教会のネットワーク強化を進めるとの方針が確認された。

 

声明の最後でNUCFは、インド憲法256条と257条の下、オリッサ州政府に対して暴力を迅速に阻止するための正確な指導を行うよう中央政府に要求。さらに、インド中央捜査局(CBI)を通して、ヒンドゥー教指導者サスワラティ氏の殺害事件と、8月26日から行われたキリスト教徒への暴力事件との両方を調査するよう要請した。

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