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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(196)人間の行いをどのように評価するのか? 正木弥

2019年5月25日22時05分 コラムニスト : 正木弥
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人間の行いをどのように評価するのか。

人の行いを分類すると善も悪もありますが、その中間でアディアフォラ(どちらでもよいこと)が多いようです。無論、動機や程度、状況にもよりますが、以下、あくまで外観で一般的な場合を見て、キリスト教的な見方により分類してみましょう。

1. 反信仰
真実の神に敵対すること、神を無視すること、偶像を造り拝むこと、カルト化すること・・・

2. 罪悪
遊興、酩酊、淫乱、好色、情欲、姦淫、不倫、不品行、汚れ、魔術、占い、むさぼり、高ぶり、大言壮語、欺き、だまし、不正、盗み、暴力、憎悪、ねたみ、憤り、悪口、陰口、中傷、その他犯罪・・・

3. 有害・危険・不経済・不健康・悪癖
陶酔のための薬物使用、ギャンブル、常習化したタバコ、常習化した飲酒、浪費、そのための借金、無精・怠惰、ポルノ、AV・・・

4. 中立的行い
勤労・・・〔内容ややり方によって、良くも悪しくもなる。度を過ごしたり、家庭や神をかえりみないなら考え物となる〕

5. 教養・健康
スポーツ、体育、趣味、娯楽、芸術、教養・・・〔内容により良くも悪しくもなる。家庭をかえりみないなら、考え物となる〕
安全衛生無害であるが、有益な場合もある。

6. 生きていくために必要不可欠なこと〔喜びも苦しみもあるが〕
寝食、夫婦間の性、育児、介護すること・・・

7. 一般的に見て正しいこと・真実なこと・誉れあること・称賛に値すること・徳といわれるもの
孝養を尽くすこと、静かに働くこと、いたわること、慰めること、親切にし・やさしくすること、ボランティア活動、平和活動、社会改善運動、社会福祉活動、カルト予防活動・・・

8. 良い行い、良い生き方
究極の良い生き方は各自の価値観によって異なるが・・・その人生を神にささげて生きること、福音伝道、神の働きに奉仕すること、施し・慈善・慈愛の行い、神を愛し隣り人を愛すること、信仰に生きる〔信仰・徳・知識・証し・自制・忍耐・敬虔・兄弟愛・愛〕

あなたの持っている信仰(価値観)は、神の御前で・・・保ちなさい。自分が、良いと認めていることによって、さばかれない人は幸福です。(ローマ14:22)

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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