英国国教会、教会法を改訂 全教会での日曜礼拝実施義務を廃止

2019年2月26日20時56分 印刷
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英西部ヘイシャムにあるセント・ピーターズ教会。7~8世紀ごろに建てられたと考えられているが、現在も英国国教会ブラックバーン教区の教区教会として用いられている。(写真:Reading Tom)
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英国国教会は21日、ロンドンのウェストミンスターで開いた総会(会期:20~23日)で、すべての教会に対し、日曜日の朝夕に礼拝を行うよう義務付けていた17世紀以来の規定を正式に撤廃した。英国国教会の多くの教区では、日曜礼拝をすべての教会で実施できない事態が続いており、教会法の見直しが検討されていた。

これまでの教会法では、日曜礼拝は「すべての教会」で行うことが義務付けられていた。しかし改訂後は、担任する教会のうち少なくとも1つの教会で日曜礼拝を行えばよくなった。聖餐式の執行も同様で、担任する教会のうち少なくとも1つの教会で実施すればよいという。

英国国教会では、聖職者の大半が複数の教会を担任することが常態化している。特に農村地域ではその傾向が強い。英ガーディアン紙(英語)によると、1人で20余りの教会の責任を持たねばならない聖職者もいるという。

英国国教会の広報担当者は、「日曜礼拝が、英国国教会の働きの中心であることに変わりはありません。この度の変更は、多くの教会を担任しなければならない困難な状況を緩和するための措置です」と説明。「特に農村地域では、奉仕兼務の増加が現実の問題となっています。今回の改訂により、教会法で規定されていない形態の礼拝に合わせて、地域の状況に応じたスケジュールを設定することが可能となります」と語った。また「朝夕の祈りは、今後も教会生活の中心です。都市部か農村部かにかかわらず、地域住民は日々祈りにあずかることになります」と続けた。

ロンドン北西部に位置するウィルズデン教区のピート・ブロードベント主教は、今回の改訂は、厳密に言えば規則違反をしていた聖職者たちを、教会法を順守する「誠実な人々」にするものだと指摘。「彼らは担当する教会の負担を負うことができない状態だったのに、教会法はその現実を認めていなかったのです」と語った。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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