被災者との出会いで生まれた「ありがと音頭」 東北応援団、活動7年で感謝と決起の集い

2018年9月7日18時04分 印刷
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+ありがと音頭フェスティバル
最後は参加者全員で「ありがと音頭」を踊った=1日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で
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東日本大震災の被災地を音楽やアートを通して支援する「東北応援団 LOVE EAST」が1日、活動7年を迎えての感謝と決起の集い「ありがと音頭フェスティバル」を、東京のお茶の水クリスチャン・センター8階チャペルで開催した。理事長を務めるシンガー・ソングライターの岩渕まことさんが、被災者との出会いをきっかけに作詞・作曲した「ありがと音頭」をウクレレで演奏すると、振り付けを覚えた120人ほどの参加者たちが輪になって踊りを楽しんだ。

東北応援団は、岩渕さんや教会音楽家の久米小百合さんらクリスチャンアーティストが中心となって震災直後に立ち上がった。救援物資の運搬やがれき撤去のボランティア活動に始まり、慰問コンサートやウクレレ教室を継続的に開くなど、地道な活動を通して被災者に寄り添ってきた。10年を目標としていた活動期間もあと3年を切り、岩渕さんは「活動として終えたとしても、その関係がなくなるなんてことはない」と話し、被災者とのつながりを大切にしてきたこれまでの歩みを振り返った。

「ありがと音頭」誕生のきっかけとなったのは、岩渕さんが東北応援団の支援活動で訪問するようになった釜石市での被災者との出会いだった。慰問コンサートの最中、盆踊りのスタイルで自由に踊り出す被災者の姿を思い浮かべながら、「ありがとう」の思いを込めて作曲した。

ありがと音頭フェスティバル
ウクレレで「ありがと音頭」を奏でる岩渕まことさん

6年前から釜石市に入り、東北応援団の支援活動に関わってきた高橋和義さんも被災地から駆け付け、「ありがと音頭」の英語版をウクレレの演奏で披露した。現在は社会福祉協議会の職員として釜石市の復興事業に携わる高橋さんは、被災地が直面する重要な課題として「コミュニティーの再生」を挙げ、「人のつながりを作り上げられるのが福音です。これからが教会の出番。ぜひ忘れないで祈っていただければ」と呼び掛けた。

国内外から届く被災地への支援に感謝の気持ちを伝えようと、仙台市に本社を置く河北新報社が企画した詩集『ありがとうの詩(うた)』から3編の詩を、当日の参加はかなわず録音での出演となった女優の和泉ちぬさんと、久米さん、岩渕さんがそれぞれ1編ずつ朗読した。また、久米さんと岩渕さんが作詞・作曲した東北応援団のテーマソング「サヨナラは言わない」を、立ち上げ当初から活動を共にした演奏メンバーらで披露した。

ありがと音頭フェスティバル
振り付けの手本を披露する久米小百合さん

この日は、シンガー・ソングライターの神山みささんやロックンフォークバンド「サルーキ=」でボーカルを務める千代延大介さんらクリスチャンアーティストの有志も、うちわを片手に浴衣姿で参加。東京基督教大学国際キリスト教福祉学科の学生らが、自ら考案した「ありがと音頭」の健康体操を披露するサプライズもあり、会場は終始盛り上がりを見せた。

東北応援団は、今後も被災地での活動を継続するための支援金を募集している。支援先は下記の通り。

<郵便振替>
【口座番号】00110・0・420997
東北応援団 LOVE EAST

<銀行振込>
1)ゆうちょ銀行 【店名】〇一九(019)店 【口座番号】当座 0420997
東北応援団 LOVE EAST
2)りそな銀行 【店名】立川支店 【口座番号】普通 1923230
東京ワーシップ企画

問い合わせは「東北応援団 LOVE EAST」事務局(電話:03・3518・9898)まで。

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