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主は生きておられる

主は生きておられる(64)なぜシナイ山に登れたのですか 平林けい子

2018年7月27日17時10分 コラムニスト : 平林けい子
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なぜシナイ山に登れたのですか

今から47年前、自分の罪を示され、イエス様を罪からの救い主と信じたその時、いつの日かイエス様が十字架を背負って歩まれたドロローサをこの足でたどりたいという強い願いを心の内に持った。この願いは、主によって私の前に置かれた大きな試練を越えてもなお、消え去ることはなかった。

主に出会わなければ今存在しないと思うほどの、真っ暗なトンネルをやっと通過させていただいて数年した頃だった。礼拝をささげて後、「平林さん、イスラエルに行きませんか?」と1人の姉妹に声を掛けられた。「はい、行きます」と即答した。いつ行くのか、どんなツアーかも何も聞かずに。それほど行きたかった。血管の中にチクリと針を刺すと血が吹き出すように、私の心の内側に流れていた願望がどっと噴出した。

ツアーの詳細も聞かずに行くと言ってしまった私に、子どもたちは驚きながらも賛成してくれた。息子はポケットマネ―だけを持って行くようにと言って、すべてを準備してくれた。主の憐れみに驚き喜び、感謝の涙を流した。

22年前の2月14日、日本列島のさまざまな場所、さまざまな教会からの参加者39名は、中川健一牧師を団長として出発した。エジプト旅行の意味を語られた。カイロ博物館を見学した後に、モーセがイスラエルの民を率いて歩んだ通りのコース、スコテからシナイ半島へとスタートした。森祐理姉とお父様も一緒だった。

いよいよシナイ山に登る日となった。午前2時出発。最後まで登れるか心配だった。気温の冷たさに身が引き締まった。真っ暗な中、スタート。若い兄姉はどんどん進むことができた。いつの間にか私の両側には姉妹方が来て、腕を組んでくださった。2人とも名前も知らない姉妹だった。真ん前に進んだ人の足跡を見て、その足跡ぴったりに私の足を置いて一歩一歩進んだ。

途中で誰かが豆ライトを貸してくださった。ありがたかった。「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」(詩篇119:105)の御言葉が心に浮かんだ。今この小さな光は私の道の光です。しばらくの間、以前よりほんの少し早く歩き出したとき、ライトは電池切れになった。残念だった。短い間だけ私の足元を照らすことができた。ひょっとすると、私にとって一番歩くのが難しいところだったかもしれない。3人はもう一息だと自分に言い聞かせながら、凸凹道を上り詰めた。

「よく頑張られましたね」。バスの中で隣同士だった森祐理姉が両手を広げて私を抱きかかえてくださった。わーっと泣いてしまった。感謝と感動の涙で顔はくしゃくしゃだったと思う。涙を拭いて辺りを見回すと、三々五々集まっていろいろな国の人たちが賛美に燃えていた。シナイ山頂からのさまざまな言語での賛美は、1つの賛美となって天の御国に響き渡ったのではないか。

「日が昇りますよ。見てください」。今まさにシナイ山に昇ってきた輝きを増してゆく朝日を受けて、身が震えるような感動を覚えた。目と耳に与えられた感動の1コマは、今も私の心の中にある素晴らしい映像である。

「モーセの十戒」を唱和して、少しの静まりの後、中川師は聞かれた。「皆さん。よくシナイ山に登れましたね。なぜ登れたのですか?」。沈黙が続いた。「それはね。暗かったからです。暗かったから登れたのです。先が見えなかったから登れたのです。人生も同じです。先が見えないから私たちは生きられるのです。この歳にあなたは病気で死にますなどと分かったらどうですか?先が分からないから人間は生きられるのです。信仰も同じです。一歩足を出すこと。一歩一歩足を踏み出せば、目が慣れてくると月明かりでも全部が見え始めるのです」。中川師のこの言葉は、私の心に忘れられない大切な言葉として残った。

その後も主は私に、何度か真っ暗闇な道を歩かされた。先は、将来はどうなるのだろうと心配してつぶやいたときに、中川師のこの言葉を思い出した。分からないから主を信じて進める。お導きくださいと祈れた。そして進めた。

この世に生を受けて84年。先が分からなくて心配したことが多かった。今しみじみ思う。洗礼を授けてくださった故ジム・ブロックソム宣教師がある日言われた。「人生の暗闇をどうしますか?ほうきで掃き出しますか」。ユーモアたっぷりに真理を語ってくださったことを思い出す。

私は苦難の中で将来を心配した。子どもたちのこと。将来というより、明日食べるものが心配だったときもあった。しかし、列王記第一17:16の御言葉の通りだった。「エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった」。主の御言葉はすべて真実である。この宝を頂いている私は、主を賛美せずにはいられない。創世記1章、天地創造の一日一日は「夕があり、朝があった」とある。夕に、暗闇に、苦難に隠された主の宝物を見つけ出すことほどの祝福はない。

苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。(詩篇119:71)

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◇

平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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