Skip to main content
2025年11月16日09時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(141)人生がむなしく感じられて仕方がない?どうすればいいのか 正木弥

2018年5月5日13時02分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

人生がむなしく感じられて仕方がない。どうすればいいのか。

“むなしい”とは「空しい」とも「虚しい」とも書きますが、両方足すと「空虚」です。その意味は「ない」ということです。そのように、このむなしさは“ない”というところから生じます。

人生の意味を感じられ“ない”、成果が発生し“ない”、したことが後に残ら“ない”。いずれすべてが“なくなってしまう”。究極のむなしさは、死んでそれで終わり、今までしてきたこと、積み上げてきたことがすべて消えてしまって何も残らない、というところにあります。

日本は昔から「もののあはれ」という言葉でこのことを表現してきました。日本の文学は大体においてこのむなしさ感が底流にあります。平家物語の冒頭は「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」とのむなしさ感から始まります。方丈記の冒頭も「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」と、流れ去るところに無常観を感じているわけです。

これらの背景にある仏教は、その旗印である四法印の第一に「諸行無常」を挙げ、この世のすべてのものが移り行き、永続しないことを“苦”として捉えています。そうです、むなしさは苦なんです。しかし、それを真に克服するものを仏教は持っていません。だから、仏教徒たる日本人はむなしさを脱却できないのではないでしょうか。

むなしさに襲われたときどうしたらよいのか、皆それなりに考えます。多くの人はむなしさを紛らせるもの、すなわち気晴らしになるものを求めます。例えば、庶民はパチンコ、お年寄りはテレビや碁、人によっては趣味・旅行・スポーツなど、時には仕事すらも気晴らしでやっている人がいます。少しでも熱中できるものを探すのです。一時的にはそれに成功するでしょうが、根本的な解決にはなりません。フッとした瞬間むなしさが顔を出すのです。

むなしさを解決するには、原点に返って考える必要があります。「ない」ということが原因なのですから、‟ある”ようにすることがポイントです。人生に意味がある、目的がある、行き先があるということ。流れ去って何も残らないのではなく、きちんと成果があるということ。まかり間違えばマイナスの成果もあるということを知ることが大切です。単に知る以上に、それに生きることが要諦です。

踏み込んで言うと、神が私を意味・目的を持って生まれさせていること、その意味とは、この世で快楽を尽くしたり、成功して喝采を博することではなく、片隅で苦しんで生きようとも、神を信じて生きることです。それによって人は神の子とされ、いずれ天の御国に迎えられ、永遠のいのちを頂くことです。

このような目的に生きる人生は必ず、良い意味の努力の人生になり、天に宝を積もうとする人生になります。それは、死んでそれで終わりでなく、喜び・充実のいのちにつながります。地上の人生の歩みは聖霊の神に導かれ、熱と力と希望を与えられ、むなしさを乗り越えさせます。

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • なにゆえキリストの道なのか(140)みんな悪いことをしている、うまく立ち回った者が勝ち? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(139)つらいことがあっても、うまく紛らせて生きたらいい? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(138)それなら、信じる意味がない? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(137)神と無関係に生きてもいい? 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(136)栄えある人生へ、挑戦してみたい 正木弥

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 聖心女子大学で企画展「カトリックは日本社会の窓だった!」

  • AIは福音宣教の未来をどのように形づくるか ローザンヌ運動が福音主義の視点で考察

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(235)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(前編) 広田信也

  • その時、祈りは聞かれた 穂森幸一

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(7)神様のご計画が明確になったとき 加治太郎

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(15)不条理と神の業の不可知性 臼田宣弘

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • 米ムーディー聖書学院、教育実習プログラムからの排除巡り教育委員会を提訴

  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 神の見えざる御手 佐々木満男

  • 超自然的現象と科学(13)アガペーを持続させる火「ドード」 愛多妥直喜

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • オリンピックでメダル12個獲得の米競泳選手が受洗、離婚訴訟と依存症克服のさなかで

  • 日本キリスト教団出版局、事業を整理・縮小へ 5月に債務超過

  • メル・ギブソン監督「パッション」続編がクランクイン、キャスト一新でイエス役も新俳優

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

編集部のおすすめ

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.