Skip to main content
2025年6月16日23時55分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性

日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(6)働きはカナダ全域、そして日本へ

2017年11月17日23時10分 翻訳者 : 山本正浩
  • ツイート
印刷
関連タグ:カナダカナダ日系人宣教会(CJM)

トロントの働き

キノシタ夫妻とメーブル・シャーポース姉は、トロントに定住した多くの日本人のために働きを開拓するよう神の召しを感じていました。ちなみに、マーガレットは、これらの新しい働き人たちが働きを設立するとき、支援のために1度だけトロントを訪れましたが、それを除けば、彼女自身はトロントの働きには関わりませんでした。トロント日系福音教会は、ヨコタ・スタン兄の献身的なリーダーシップの下、数十年間、強められ続けて今日に至っています。これは神の栄光と多くの人の救いのためです。

さかのぼること1942年に始まって以来、マーガレットがたゆまず続けてきた働きは、ついに西部のバンクーバーから東部のトロントまで拡大し、カナダ国内のあらゆる大規模な日系カナダ人コミュニティーに福音をもたらすことになりました。働きの開拓段階は終わりを告げたのです。

ついに日本へ

1955年秋、マーガレットが長年夢見ていたことが起ころうとしていました。カナダ日系人宣教会(CJM)委員会は、「少なくとも2年間」彼女を日本に遣わそうとしていました。目的は3つありました。日本語の学び、日本および日本文化の体験、日系2世の宣教師の日本における奉仕先とその真価の査定です。その時にはすでにCJMが訓練した数人の若者たちが、日本のさまざまな教団の下で宣教師として働きをしていました。そして彼らは、優れた働き人として成果を上げていました。

そういうわけで、マーガレットは3年間近く日本で生活し、学び、旅をしました。そのほとんどの期間を、カゲヤマ・エミ姉と共に過ごしました。

ベネット(カゲヤマ)・エミ姉:私がマーガレットさんに初めてお会いしたのは、1956年、日本でのことで、群馬県大間々(おおまま、現みどり市)の自宅で行っている家庭集会においてでした。私の牧師先生から、マーガレットさんを助けてあげてほしいと頼まれました。来日している目的は日本の慣習を学び、日本人と知り合いになり、日本語を学ぶことだと伺いました。そのため彼女と私は、群馬県新里村(現桐生市)にあるおばの家で一緒に暮らすことになりました。おばには4人の子どもがおり、一番上の子は12歳でした。また、その一家は活発で幸福な家庭でした。マーガレットさんは、就寝の仕方から食事や料理の作法まで、いともたやすく日本の生活になじみました。彼女は家族の一員となり、日本人の考え方や行動の仕方をすぐに習得しました。同時に、家族の者たちはマーガレットさんを観察し、彼女の中にはっきりとイエス・キリストの似姿を見ていました。

どうしてマーガレットさんは、そのようになれたのでしょうか。それは神の召しの故だと思います。彼女が召しに応答し、日本人に福音の良き知らせを伝えたいと、強く願っていたからです(特に日系カナダ人たちに)。日本に滞在していた間、マーガレットさんは、村や山里にあるお寺の境内で子ども集会を持つ機会を片時も逃しませんでした。また、村人たちにはトラクトを配布しました。私は戦時中のカナダで、強制労働収容所に送られた日系人たちとマーガレットさんが、どのような働きをしていたかも聞きました。

マーガレットは、1958年6月にはカナダに戻ることになるだろうと予想していましたが、遅れることになりました。その理由ですか? どうぞ続きをお読みください。

オカモト・タツエ姉:私たち夫婦は、里親になろうという思いから、カナダで日本人の赤ちゃんを探しました。しかし、徒労に終わりました。その後、夫のサムと私はマーガレットさんに手紙を書き、カナダに帰国するとき、日本人の赤ちゃんを連れて来てほしいとお願いしました。以下に、カナダに帰国した後の1958年11月18日に書かれたマーガレットさんの手紙を引用します。

「タツエ姉からお手紙を頂いた折に私がまず考えたことは、『仮にそのような宝物を私の腕に抱くことができたとしても、出入国管理規制でどうなるかしら?』ということでした。私は即座に、カナダ大使館に手紙を書いて問い合わせました。数日後、大使館からの返事がまだ来る前でしたが、驚いたことに、生後1日の女の赤ちゃんが私の腕に抱かれていたのです! お医者様の奥様から『あなたが赤ちゃんを探しているというのは、本当ですか。この女の子を連れて行きますか。この子には良き受け入れ先が必要なのです』と尋ねられました。オカモト夫妻から頼まれた直後だったため、これは偶然ではないと感じました」

最初の申請は通りませんでしたが、数カ月にわたって忍耐強く交渉し、多くの祈りと幾人かの素晴らしい方々の助けもあり、オカモト夫妻は1958年6月18日、エミちゃん(赤ちゃんの名前)のカナダ入国が認められたという知らせを受け取りました。9月には、マーガレットがエミちゃんを連れて帰国し、ウィニペグのオカモト夫妻の元に届けることができたのです。

<<前回へ     次回へ>>

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:カナダカナダ日系人宣教会(CJM)
  • ツイート

関連記事

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(5)巡り戻ってバンクーバーに

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(4)再び進み続ける―南アルバータ

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(3)進み続ける―オカナガン

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(2)目的地はクーテネイ地区

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(1)すべての始まり

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(6月13日):カメルーンのクワクム族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月10日):アンゴラのクワァビ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • トラウマからの解放と癒やし 菅野直基

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.