Skip to main content
2025年7月19日20時10分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

ムスリム女性のベール着用禁止、カナダ・ケベック州で法案可決 教会からも懸念の声

2017年11月15日13時44分
  • ツイート
印刷
関連タグ:カナダイスラム教カナダ聖公会信教の自由
ムスリム女性のベール着用禁止、カナダ・ケベック州で法案可決 教会からも懸念の声+
「ニカブ」と呼ばれるベールを着用するイスラム教徒の女性(写真:Steve Evans)

カナダ東部のケベック州で、公的サービスの提供時や利用時に、イスラム教徒の女性がベールを着用することを禁止する法案が可決され、イスラム系団体などが反発している。地元のキリスト教会からも、信教の自由を侵害するものだとして懸念の声が出ている。

同州議会は先月、宗教的中立性を保つためとして、公的サービスの提供時や利用時に、イスラム教徒の女性が、目だけを出す「ニカブ」と呼ばれるベールを着用することを実質的に禁止する法案を可決した。法案自体は、公的サービスの提供における宗教的中立性を目的としており、次のように規定している。

「公的機関の職員は、相手が特定の宗教に所属しているか、いないかの理由で、あるいは自身の宗教的確信や信仰のために、あるいは相手が宗教的権威を持つ人であるという理由により、優遇したり、妨害したりしないよう注意し、その職務において宗教的中立性を示さなければならない。ただしこの義務は、霊的なケアや指導、宗教的性質の指導を行う特定の機関の職員には適用されない」

しかし同時に、法案は次のようにも定めており、イスラム教徒の女性が着用するベールを念頭に、教育や医療などの公的サービスが提供される場で顔を覆うことを禁止する。

「この法律の下では、選挙で選ばれた人だけでなく、公的機関と他の特定の機関の職員は、顔に覆いをしないで職務を行わなければならない。さらに、これらの職員や人からサービスを求める人も、そのサービスが提供されるとき、その顔を明らかにしなければならない」

この法案に対し、地元の聖公会とルーテル教会の指導者が共同声明(英語)を発表し、懸念を表明した。声明を発表したのは、カナダ聖公会のモントリオール主教メアリー・アーウィンギブソンとケベック主教ブルース・マイヤーズ、またカナダ福音ルーテル教会のマイケル・プリス監督の3人。声明は、法案が同州では少数派となるイスラム教徒を暗に標的としたものであり、信教の自由を侵害するとしている。

「身元確認と安全上の問題のためとされているが、顔を覆う布に関する規定は、ケベック州で少数派のイスラム教徒の女性たちに最も直接的に影響することになる。彼女たちが自身の宗教的信条を表現する自由は、ケベック州人権憲章と国連の世界人権宣言に正式に記されている。キリスト教徒にとって、これらの人権は、創造主の似姿に造られた故にそれぞれの人間に与えられている尊厳に根差したものである」

ケベック州では今年1月、礼拝中のモスクでイスラム教徒6人が殺害される銃撃事件が発生した。声明はこの事件にも触れ、「(暴力行為は)隣人であるイスラム教徒たちが、安全を脅かす疑いと恐れの中に生きていることを示している」と訴える。

宗教的中立を目指す法案の趣旨自体には賛意を示しているが、私的・公的の両面において信教の自由を認めることが必要だと指摘。法案の規定は、どのように適用されても信教の自由を制限するとし、さらにこうした制限が反発を招くことで潜在的な危険をさらに引き起こす可能性もあるとしている。

カナダでは、ベールの着用禁止に関する問題が先月行われた総選挙でも争点の1つとなった。ロイター通信によると、ケベック州では特に着用禁止を求める声が多く、ベール着用禁止を支持しなかった政党の支持率が落ちるなどしている。

※ この記事は、ACNSの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:カナダイスラム教カナダ聖公会信教の自由
  • ツイート

関連記事

  • 「無神論」公言の牧師は不適格、カナダ合同教会 牧会継続求める署名も

  • グラハム氏、カナダで伝道集会 イスラム教徒や同性愛者に対する発言めぐり地元で賛否分かれる

  • カナダ首相も教皇と会見、先住民の人権問題などで意見交換

  • カナダ聖公会総会、投票の数え間違いで同性婚の議案承認が明らかに

  • 日系カナダ人伝道に生涯をささげた女性 マーガレット・リッジウェイ(1)すべての始まり

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

  • ガザ唯一のカトリック教会が空爆被害 3人死亡、神父含め10人負傷

  • 聖書のイエス(13)「あなたがたはほんとうに自由なのです」 さとうまさこ

  • トランプ氏批判でビリー・グラハム氏の映像を使用 ハリス氏支持の福音派グループが謝罪

  • ワールドミッションレポート(7月19日):イラン 暗闇に住む者に昇る義の太陽(2)

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(235)聖書と考える「放送局占拠」

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • ガザ唯一のカトリック教会が空爆被害 3人死亡、神父含め10人負傷

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • トランプ氏批判でビリー・グラハム氏の映像を使用 ハリス氏支持の福音派グループが謝罪

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 吉松繁・日本基督教団隠退教師死去、92歳

  • 栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

編集部のおすすめ

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.