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ムスリム女性のベール着用禁止、カナダ・ケベック州で法案可決 教会からも懸念の声

2017年11月15日13時44分
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関連タグ:カナダイスラム教カナダ聖公会信教の自由
ムスリム女性のベール着用禁止、カナダ・ケベック州で法案可決 教会からも懸念の声+
「ニカブ」と呼ばれるベールを着用するイスラム教徒の女性(写真:Steve Evans)

カナダ東部のケベック州で、公的サービスの提供時や利用時に、イスラム教徒の女性がベールを着用することを禁止する法案が可決され、イスラム系団体などが反発している。地元のキリスト教会からも、信教の自由を侵害するものだとして懸念の声が出ている。

同州議会は先月、宗教的中立性を保つためとして、公的サービスの提供時や利用時に、イスラム教徒の女性が、目だけを出す「ニカブ」と呼ばれるベールを着用することを実質的に禁止する法案を可決した。法案自体は、公的サービスの提供における宗教的中立性を目的としており、次のように規定している。

「公的機関の職員は、相手が特定の宗教に所属しているか、いないかの理由で、あるいは自身の宗教的確信や信仰のために、あるいは相手が宗教的権威を持つ人であるという理由により、優遇したり、妨害したりしないよう注意し、その職務において宗教的中立性を示さなければならない。ただしこの義務は、霊的なケアや指導、宗教的性質の指導を行う特定の機関の職員には適用されない」

しかし同時に、法案は次のようにも定めており、イスラム教徒の女性が着用するベールを念頭に、教育や医療などの公的サービスが提供される場で顔を覆うことを禁止する。

「この法律の下では、選挙で選ばれた人だけでなく、公的機関と他の特定の機関の職員は、顔に覆いをしないで職務を行わなければならない。さらに、これらの職員や人からサービスを求める人も、そのサービスが提供されるとき、その顔を明らかにしなければならない」

この法案に対し、地元の聖公会とルーテル教会の指導者が共同声明(英語)を発表し、懸念を表明した。声明を発表したのは、カナダ聖公会のモントリオール主教メアリー・アーウィンギブソンとケベック主教ブルース・マイヤーズ、またカナダ福音ルーテル教会のマイケル・プリス監督の3人。声明は、法案が同州では少数派となるイスラム教徒を暗に標的としたものであり、信教の自由を侵害するとしている。

「身元確認と安全上の問題のためとされているが、顔を覆う布に関する規定は、ケベック州で少数派のイスラム教徒の女性たちに最も直接的に影響することになる。彼女たちが自身の宗教的信条を表現する自由は、ケベック州人権憲章と国連の世界人権宣言に正式に記されている。キリスト教徒にとって、これらの人権は、創造主の似姿に造られた故にそれぞれの人間に与えられている尊厳に根差したものである」

ケベック州では今年1月、礼拝中のモスクでイスラム教徒6人が殺害される銃撃事件が発生した。声明はこの事件にも触れ、「(暴力行為は)隣人であるイスラム教徒たちが、安全を脅かす疑いと恐れの中に生きていることを示している」と訴える。

宗教的中立を目指す法案の趣旨自体には賛意を示しているが、私的・公的の両面において信教の自由を認めることが必要だと指摘。法案の規定は、どのように適用されても信教の自由を制限するとし、さらにこうした制限が反発を招くことで潜在的な危険をさらに引き起こす可能性もあるとしている。

カナダでは、ベールの着用禁止に関する問題が先月行われた総選挙でも争点の1つとなった。ロイター通信によると、ケベック州では特に着用禁止を求める声が多く、ベール着用禁止を支持しなかった政党の支持率が落ちるなどしている。

※ この記事は、ACNSの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:カナダイスラム教カナダ聖公会信教の自由
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