Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会

訓練された信徒が生きづらい人に寄り添う ステファン・ミニストリー創始者が講演

2017年6月1日14時39分
  • ツイート
印刷
関連タグ:日本福音ルーテル教会(JELC)
ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本福音ルーテル東京教会で講演+
講演を行うケネス・ハーグ氏=20日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で

生きづらさを感じている人が増えている今日。そのような人々と教会はどのように向き合っていけばいいのか。その1つの方法である「ステファン・ミニストリー」を確立したケネス・ハーグ氏と、ケネス氏の娘であるアミティ・ハーグ氏による講演会が20日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で行われた。

「ステファン」とは、使徒言行録6~7章に登場するステファノの英語読み。ペンテコステ後、初代教会に人が増えてきて、12使徒では信徒の世話が難しくなったとき、7人の執事を選んでその仕事にあたらせた。その筆頭執事が「信仰と聖霊に満ちている人ステファノ」(6:5)。このように私たちの教会でも、人々のケアをする人を信徒の中から選び、養成しようという働きが「ステファン・ミニストリー」だ。

今から40年ほど前、精神科医で牧師でもあるケネス氏は、教会がいかに心の病やさまざまな重荷を担う人々と向き合っていけばいいかを考えていた。

「心の病、また一般社会の生活状況が多様化する中で、苦しんでいる人は質の高いケアを必要としている。そのためには精神保健に関わる人々に十分な教育がなければならない。一方、苦しんでいる人々を牧師がケアするためには、助けが必要だ。そこで、信徒がそのための大きな働き人となれるのではないか。皆がキリストの体として、互いに助け合うのだ」

それが「ステファン・ミニストリー」誕生のきっかけだったという。

まず「ステファン・ミニスター」と呼ばれる奉仕者には、ケネス氏が確立したメソッドに従い、50時間に及ぶ教育が施される。ミニスターたちは、リーダーから任命されると、ケアレシーバー(ケアが必要な人)のところに向かい、同性同士1対1で寄り添うのだ。小さな教会で始まったこのミニストリーは大きな効果を上げ、他の教会へと広がっていった。

当初は多くの牧師から、「信徒を50時間も教育するなんて。リーダーを見つけることも不可能だ」との声があったが、現在ではすでに60万人がその教育を受け、31カ国から7万人がリーダートレーニングを受けている。

愛する人を失って悲しみの中にいる人、失業や離婚によって喪失感に苛(さいな)まれている人、人間関係に悩んでいる人などが教会を訪れたとき、まずは牧師が対応する場合が多いだろう。しかし、ケアが長期に及ぶ場合、説教や伝道のために使う時間が奪われる。そうすると牧師本来の働きができなくなり、信徒たちにも大きなストレスを与え、つまずきや教会の分裂につながることさえある。

ケネス氏は、今年、宗教改革500年を迎えることにも触れてこう語った。「この改革が私たちにもたらしたものは数多くあるが、ルターが『すべての信徒はまた祭司である』という万人祭司を説いたことの意味は大きい。つまり、私たち一人一人は神様から召命を受けて教会内外で働き、神様の栄光を現すということだ」

ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本ルーテル東京教会で講演
アミティ・ハーグ氏と通訳の関野牧師

次に登壇したアミティ・ハーグ氏は、実際に同ミニストリーをどのように教会へ導入したらよいかを語る前に、次のように注意を促した。

「このミニストリーでは重い心の病を持つ方々を直接ケアするのではなく、彼らに対しては、適切な医療を受けられるよう橋渡しをする。ミニスターになる信徒の働きはあくまでも、神様からのたまものを用いて、信徒たちが互いに助け合うためのもの。教会の外に対しては、クリスチャンの心を持って、キリストの愛を示すことができるようケアに当たっていく」

アミティ氏は次に、あるケアを受けた人の例を挙げた。

教会に来ていた女性が、結婚をしていないのに妊娠し、その2週間後、失業してしまった。精神的にもつらい状態に陥り、牧師に相談したところ、女性のステファン・ミニスターが彼女のところに来た。このミニストリーでは原則的に同性がケアに当たることが決まりになっているからだ。女性ミニスターが献身的に彼女に寄り添った結果、無事に出産することができたという。

「もし誰も寄り添っていなかったら、彼女は恥ずかしさのあまり、教会から離れてしまったかもしれない。ステファン・ミニスターは責めるのではなく寄り添ってあげたので、彼女は安心して出産し、子どもを育て、今もなお教会とつながっている」

ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本ルーテル東京教会で講演
礼拝の中でミニスターの任命式が行われた=21日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で

ステファン・ミニストリーを取り入れるには、米国本部への登録とリーダー養成セミナーへの参加が必要だ。リーダーを養成すれば、リーダーを中心にミニスターの養成を行うことができる。

日本でもすでに日本福音ルーテル東京教会でこのミニストリーが始まっている。関野和寛牧師がリーダーとなり、14人のミニスターが養成され、5月21日の主日礼拝の中で創始者のケネス氏より就任の祝福を受けた。そして、今夏にはその中から6人が米国ダラスでのリーダートレーニングに参加する。

同ミニストリーはルーテル教会に限定したものではなく、すでに超教派の働きとして世界各国に広まっている。この日も、ルーテル教会以外の教会から多くの人々が聴講に訪れ、熱心に耳を傾けていた。

日本福音ルーテル東京教会では、夏以降、第2期のステファン・ミニストリー・トレーニングが始まる予定。詳細は関野牧師まで。03・3209・5702

関連タグ:日本福音ルーテル教会(JELC)
  • ツイート

関連記事

  • 音楽を聴きながら牧師に悩み語れるカフェ 地域に開かれた教会に 日本福音ルーテル東京教会

  • バッハの音楽に込められた深い思いを聴く ルーテル東京教会でアフェッティ・ムジカーリ第4回演奏会

  • 「私たち自身の改革を」日本ルーテル教団宣教総主事、宗教改革500年を語る

  • 時代を超えて伝え続けることの幸いを 日本ルーテル教団、宗教改革500年礼拝を開催

  • FINE ROAD(49)西村建築設計事務所シリーズ③日本福音ルーテル教会宣教百年記念東京会堂

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.