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訓練された信徒が生きづらい人に寄り添う ステファン・ミニストリー創始者が講演

2017年6月1日14時39分 記者 : 守田早生里
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関連タグ:日本福音ルーテル教会(JELC)
ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本福音ルーテル東京教会で講演+
講演を行うケネス・ハーグ氏=20日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で

生きづらさを感じている人が増えている今日。そのような人々と教会はどのように向き合っていけばいいのか。その1つの方法である「ステファン・ミニストリー」を確立したケネス・ハーグ氏と、ケネス氏の娘であるアミティ・ハーグ氏による講演会が20日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で行われた。

「ステファン」とは、使徒言行録6~7章に登場するステファノの英語読み。ペンテコステ後、初代教会に人が増えてきて、12使徒では信徒の世話が難しくなったとき、7人の執事を選んでその仕事にあたらせた。その筆頭執事が「信仰と聖霊に満ちている人ステファノ」(6:5)。このように私たちの教会でも、人々のケアをする人を信徒の中から選び、養成しようという働きが「ステファン・ミニストリー」だ。

今から40年ほど前、精神科医で牧師でもあるケネス氏は、教会がいかに心の病やさまざまな重荷を担う人々と向き合っていけばいいかを考えていた。

「心の病、また一般社会の生活状況が多様化する中で、苦しんでいる人は質の高いケアを必要としている。そのためには精神保健に関わる人々に十分な教育がなければならない。一方、苦しんでいる人々を牧師がケアするためには、助けが必要だ。そこで、信徒がそのための大きな働き人となれるのではないか。皆がキリストの体として、互いに助け合うのだ」

それが「ステファン・ミニストリー」誕生のきっかけだったという。

まず「ステファン・ミニスター」と呼ばれる奉仕者には、ケネス氏が確立したメソッドに従い、50時間に及ぶ教育が施される。ミニスターたちは、リーダーから任命されると、ケアレシーバー(ケアが必要な人)のところに向かい、同性同士1対1で寄り添うのだ。小さな教会で始まったこのミニストリーは大きな効果を上げ、他の教会へと広がっていった。

当初は多くの牧師から、「信徒を50時間も教育するなんて。リーダーを見つけることも不可能だ」との声があったが、現在ではすでに60万人がその教育を受け、31カ国から7万人がリーダートレーニングを受けている。

愛する人を失って悲しみの中にいる人、失業や離婚によって喪失感に苛(さいな)まれている人、人間関係に悩んでいる人などが教会を訪れたとき、まずは牧師が対応する場合が多いだろう。しかし、ケアが長期に及ぶ場合、説教や伝道のために使う時間が奪われる。そうすると牧師本来の働きができなくなり、信徒たちにも大きなストレスを与え、つまずきや教会の分裂につながることさえある。

ケネス氏は、今年、宗教改革500年を迎えることにも触れてこう語った。「この改革が私たちにもたらしたものは数多くあるが、ルターが『すべての信徒はまた祭司である』という万人祭司を説いたことの意味は大きい。つまり、私たち一人一人は神様から召命を受けて教会内外で働き、神様の栄光を現すということだ」

ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本ルーテル東京教会で講演
アミティ・ハーグ氏と通訳の関野牧師

次に登壇したアミティ・ハーグ氏は、実際に同ミニストリーをどのように教会へ導入したらよいかを語る前に、次のように注意を促した。

「このミニストリーでは重い心の病を持つ方々を直接ケアするのではなく、彼らに対しては、適切な医療を受けられるよう橋渡しをする。ミニスターになる信徒の働きはあくまでも、神様からのたまものを用いて、信徒たちが互いに助け合うためのもの。教会の外に対しては、クリスチャンの心を持って、キリストの愛を示すことができるようケアに当たっていく」

アミティ氏は次に、あるケアを受けた人の例を挙げた。

教会に来ていた女性が、結婚をしていないのに妊娠し、その2週間後、失業してしまった。精神的にもつらい状態に陥り、牧師に相談したところ、女性のステファン・ミニスターが彼女のところに来た。このミニストリーでは原則的に同性がケアに当たることが決まりになっているからだ。女性ミニスターが献身的に彼女に寄り添った結果、無事に出産することができたという。

「もし誰も寄り添っていなかったら、彼女は恥ずかしさのあまり、教会から離れてしまったかもしれない。ステファン・ミニスターは責めるのではなく寄り添ってあげたので、彼女は安心して出産し、子どもを育て、今もなお教会とつながっている」

ステファン・ミニストリー創始者が来日 日本ルーテル東京教会で講演
礼拝の中でミニスターの任命式が行われた=21日、日本福音ルーテル東京教会(東京都新宿区)で

ステファン・ミニストリーを取り入れるには、米国本部への登録とリーダー養成セミナーへの参加が必要だ。リーダーを養成すれば、リーダーを中心にミニスターの養成を行うことができる。

日本でもすでに日本福音ルーテル東京教会でこのミニストリーが始まっている。関野和寛牧師がリーダーとなり、14人のミニスターが養成され、5月21日の主日礼拝の中で創始者のケネス氏より就任の祝福を受けた。そして、今夏にはその中から6人が米国ダラスでのリーダートレーニングに参加する。

同ミニストリーはルーテル教会に限定したものではなく、すでに超教派の働きとして世界各国に広まっている。この日も、ルーテル教会以外の教会から多くの人々が聴講に訪れ、熱心に耳を傾けていた。

日本福音ルーテル東京教会では、夏以降、第2期のステファン・ミニストリー・トレーニングが始まる予定。詳細は関野牧師まで。03・3209・5702

関連タグ:日本福音ルーテル教会(JELC)
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