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「元警官も元犯罪者も皆、神様の前では罪人」 小林政英牧師

2017年1月9日22時08分
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「元警官も元犯罪者も皆、神様の前では罪人」 小林政英牧師+
元警察官で、現在はアメイジング・グレイス聖書教会に仕える小林政英牧師。「全ては神様の導きがあったから」と話す。

世の中の悪を暴き、地域の安全を守る警察官。28年間警察官として勤務し、退職後、神学校に進学。昨年、開拓伝道を開始した小林政英牧師(アメイジング・グレイス聖書教会)に話を聞いた。

「元警官も元犯罪者も皆、神様の前では罪人。まずはこれを認めることから信仰は始まるのだと思う。日々、感謝すること。これに尽きる。私たちは、神様によって生かされている。これを知っていれば、人を批判したり、裁いたりできるはずがない。裁いている本人にも罪があるのですから」

小林牧師は、インタビューの冒頭、こう話した。終始、穏やかでどこか東北人らしい素朴で、ともすれば「口下手」とも思えるほどのその口調に、元警察官の面影は薄いように感じられた。

北海道函館市で生まれ育った小林牧師。高校生の時に、両親が離婚。多感な時期に、家族に大きな変化があったことで、生きる意味、自分の存在意義を見失ったという。しかし、函館の空に広がる星空を見て、大自然の豊かさ、これを創った見えない存在への敬意も感じていた。

英語の勉強のために訪れていた教会で、1人の米国人宣教師に出会った。そこで、数年、英語と聖書の学びをしているうちに、受洗の恵みを受けることとなった。

大学に進学、卒業後には警察官になることを決意。「なんとなく、警官に対する憧れみたいな気持ちがあったのかもしれませんね。世の中の裏表を見てみたいというような好奇心もあったのかな・・・」と照れたような笑いを浮かべる。

警察官人生のほとんどを青森県警察で過ごすが、約2年、警視庁での勤務も経験する。主な任務は、選挙管理法違反、政治汚職などの捜査だった。「人は、頭が良い人ほどウソをつくのがうまい。巧妙なウソをつく。それを暴くのは、容易な作業ではありません。間違いがあったら、大変なことになりますから、捜査はとにかく地道に行いました」と当時を振り返る。

「クリスチャンの警官としての勤務は、世の正義と聖書が語る真の正義の間で、時に苦しく感じることもあったのでは?」と尋ねると、「どうでしょうね・・・私は、周りから『変わり者』とは思われていたかもしれませんね(笑)。ただ、周りの方々の理解があったのは感謝でした。クリスマスは『小林さんはクリスチャンだからね』と言って、休みを理解してくれたり、新春の神社参拝はお断りしたのですが、それも理解してくれました。もちろん、皆が休むときには、私が勤務を変わったりしていました」と話した。

しかし、警察官としての勤務中も、小林牧師を突き動かしていたのは、キリストへの信仰と祈りだった。数十年前、まだ青函連絡船があった頃、小林牧師は、青森の港近くに勤務をしていた。青森から乗船する客や荷物を監視する役目も担っていたという。当時、青函連絡船に乗船して、青森と函館の中間の海に身を投げて自殺する者が後を絶たなかった。

ある日、挙動不審の男性を発見。手には位牌を持っていた。すぐに職務質問し、派出所まで同行を求めた。話をしているうちに、彼がある事件に関与していたことを知った。罪責の念に苛まれた彼は、青函連絡船に乗り、途中で身を投げようとしていたという。たまらず、小林牧師は、胸のポケットにいつも忍ばせてあった聖書を開き、その男性を説得。その聖書をプレゼントして、家に帰した。

その後、何年かして、その男性が息子と一緒に釣りに出掛けると、大きな嵐がやってきて、釣り船ごとのまれてしまった。男性はすぐに陸に上がれたものの、息子がどんどん沖へ沖へと流されていくのが見えた。「神様、助けてください! どうか息子をお救いください!」と力の限り祈った。すると奇跡的に、息子は近くの漁船に助けられ、九死に一生を得た。

「『近くに浮いているクーラーボックスから手を離すな』という声がどこからか聞こえた」とも話していたという。また、男性の持ち物も全て海に流されてしまったが、小林牧師からもらった聖書だけは、水にぬれることなく無事だったと聞いた。こうした経験もあり、その男性は、後に救われ、クリスチャンになったと手紙で知らされた。

警察官時代から細々と続けてきた活動の1つがホームレス支援であった。極寒の東北の地では、ホームレスは命とりになる。それを知っていた小林牧師は、長年、支援を行ってきたのだ。また、退職後から現在に至るまで、保護司などの活動をする傍ら、自立準備ホームなどの運営も行ってきた。小林牧師が従事するホームでは、さまざまな人生を送った人々が訪れるが、入居の条件は1つ「日曜礼拝には必ず出席すること」だ。

「犯罪を犯す人の中には、養護施設で育ち、そのまま社会に放り出され、『愛情』とは何かすら知らないまま育つ子もいます。生活に行き詰って、犯罪を犯す・・・。私も環境が違って、何かボタンを掛け違えば、もしかしたら、自分が犯罪者になっていたかも・・・とも思います。どうかすると、親の『愛情』すら知らない人たちに、『神様の愛』を語っても、何が『愛』なのか分からない。『隣人を愛しなさい』と言っても、どうしたら良いか分からない。しかし、それでも聖霊の助けを得て、聖書を語ってみると、その一部でも一語だけでも相手に届く。それを私は待っているのです」と小林牧師は語る。

昨年3月に開拓を始めて以来、同教会での受洗者は9人。現在は15人ほどの教会員が与えられ、礼拝を守っている。

「聖書の言葉には力があります。こちらの教会では、特別なイベントや伝道をしているわけではありません。聖書の言葉を忠実に、そのままお伝えしているだけ。それだけで、飢え渇いている人々が教会の扉を叩いて入ってきます。私は、そのお手伝いをしているだけです」と話した。

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