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【インタビュー】神に道を委ねるということ 慎征範伝道師

2016年12月1日17時01分 記者 : 守田早生里
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関連タグ:「罪人の友」主イエス・キリスト教会フランクリン・グラハムセレブレーションオブラブ
【インタビュー】神に道を委ねるということ 慎征範伝道師+
7月に結婚した慎征範伝道師夫妻

大阪府交野市で、在日韓国人2世の両親のもとに生まれ育った慎征範伝道師。4人兄弟の次男として、大阪府の中でも自然豊かな街で少年時代を過ごした。儒教の影響も受けていた両親だったが、母は「真理とは何なのか?」と問い続けていた。慎伝道師が3歳の時に、母は友人の影響でキリスト教会へ。家庭集会にも集うようになっていた。程なくして、母が受洗。それから数年後には父も受洗した。

悪さをすると、「悔い改めの祈り」をさせられた。「それが、いやでいやでたまりませんでしたね。とても律法的で」と慎伝道師は笑う。

中学時代は、バドミントンの強豪校へ。3年間、バドミントンに明け暮れた。一方で、友人関係はうまくいっていなかった。1人でいる方が楽だった。「自分で勝手に壁を作っていたように思う」と振り返る。この頃には、毎週教会に行くことはなくなっていたが、年に数回、イベントの時には教会に行っていた。

高校生になった年の春の教団のキャンプには、アーサー・ホーランド牧師がゲストとして来ていた。ホーランド牧師の話を聞き、「イエス様を信じよう」と思い、1人で真っ暗なグラウンドの真ん中で祈ったという。「私の魂が起きた瞬間でした。キャンプ中、滞在していた建物さえも光って見えました。『見よ、すべてが新しくなる』と聖書の2コリント5:17の言葉を後に読み、あの体験は本当だったと感じた」と慎伝道師は言う。中学時代にバドミントンに熱中したあまり、体を壊し、激しい運動はできなくなっていたため、体育系の部活には入らなかった。しかし、伝道活動は熱心に行い、充実した時間を過ごしていた。

しかし、大学生になると、たがが外れたように、遊びの限りを尽くした。お酒やタバコを覚え、寝ないで遊び歩く日も増えた。「毎日が楽しくてしょうがなかった」と話す。時代はバブル絶頂期。遊ぶお金を学生がバイトをして稼ぐのは、さほど大変なことではなかった。

敬虔なクリスチャンであった両親は、慎伝道師の姿を見て悲しみ、「あなたの生活態度は、クリスチャンのあるべき姿ではない!」と話した。「大学時代に、3回、『クリスチャンやめます!』宣言をしました。自分が楽しんでいるのに、邪魔しないでくれ・・・といった意識の方が上だったのです」と話す。

就職活動は、バブルが弾けた直後とあって少々難航したものの、祖父が設立した大企業に就職が決まった。商品開発部門に配属され、祈りながら製品の開発に従事。祈りの末にできた商品は、次々とヒットしていった。

私生活では、結婚を意識した女性ともお付き合いをしていた。その頃、仙台で働いていた慎伝道師と彼女のいる大阪との遠距離恋愛だったが、時が来たら結婚しようと思っていた。米国への転勤も決まりそうなある日、思いを告げると、彼女からは意外な言葉が返ってきた。

「他に好きな人がいる」

大失恋だった。つらい日々だったが、神に導かれるように、久しぶりに聖書を開いてみると、目に留まった御言葉があった。

「愛人たちは皆、お前を忘れ 相手にもしない。お前の悪が甚だしく 罪がおびただしいので わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち 過酷に懲らしめたからだ。なぜ傷口を見て叫ぶのか。お前の痛みはいやされない。お前の悪が甚だしく 罪がおびただしいので わたしがお前にこうしたのだ」(エレミヤ30:14、15)

それから、週に1度の断食とディボーションを行い、祈り求めた。彼女のことは「神様に示された人ではなかった」と思うようになっていた。

仕事は依然、順調だった。商品開発部としては、最高の栄誉である「グッドデザイン賞」を取ることができたら、「独立しよう」と考えていた矢先、大ヒット商品を生み出し、同賞を受賞。

受賞後、しばらくして退職。独立に向け、準備を始めた。ビジネスをする上で欠かせない中国へ語学習得のために留学もした。

帰国直後こそ転職先に悩んだものの、すぐに有名企業への就職も決まり、同時期に別の企業からも声がかかっていた。

「とても魅力的な条件でした。収入、ポジションともに申し分なく、このまま行けば昇格も見込める役職を用意してくれていました」と慎伝道師は言う。

数週間祈った末、神が導いたのは、どちらの企業でもなかった。

慎伝道師、33歳の時、献身の道へ導かれたのだった。魅力的なポジションも、慎伝道師の研究のために用意したという大金も全てを蹴っての献身だった。

カリフォルニアのフリーメソジスト教会で、1年間奉仕。一時帰国したときに知り合った女性と結婚。知り合って間もない結婚だったが、神が引き合わせた女性だと信じていた。

韓国の神学校へ留学も決まった。順風満帆のように見えた人生だったが、これからが試練の始まりだった。結婚した女性は、少しでも気に入らないことがあると逆上し、怒りを止めることができなかった。「もう少し自分が一緒にいれば、彼女も変わるかもしれない」と、時間を作って彼女に寄り添った。しかし、神学生当時は、とにかく勉強をしなければならなかった。クリスチャンの彼女は、それを理解するどころか、怒りは増すばかり。

それでも、なんとか軌道修正しようと必死だった。あまりにも常軌を逸した彼女の態度に、心療内科にかかると、彼女が「境界性人格障害」であることが分かった。

祈り、できることは何でもした。子どもも授かっていた。「子どもができれば、彼女も変わるかもと思った」という。

しかし、彼女の態度は、子育てのストレスでさらに激しくなっていった。赤ん坊を放り投げようとしたこともあった。包丁をもって、慎伝道師を1時間近く監禁したこともあった。

神学校を卒業し、韓国の教会に仕えることになったが、家庭内はほぼ別居状態だった。彼女は、保身のために、慎伝道師の同僚の牧師たちにも手を回した。周りから、だんだん白い目で見られるようになったある日、慎伝道師の元に訴状が届いた。彼女からのものだった。彼女が「無理やり結婚させられ、奴隷のように扱われているので離婚をしたい」と裁判所に訴えたのだ。

全くのデタラメだった。裁判で争いたかったが、祈りの中で神様は「争ってはならない、離れたいのなら離してあげなさい」と語られたように感じ、離婚することに同意した。その上、慰謝料の請求と養育権の要求にも応じた。仕えていた教会からも去ることとなった。

家族も仕事も失ったが、それでも「神様、感謝します」と毎日、感謝と祈りをささげた。

今年7月には、神様の祝福を受け、結婚。現在は「罪人の友」主イエス・キリスト教会に仕え、時折、礼拝説教を担当している。また、新たなビジネスも始めた。全く新しい同時通訳システムを神から頂いたアイデアで開発したのだ。

「このシステムは、今年、フランクリン・グラハム牧師の集会にも使われました。日本全国の他の教会でも、海外の宣教師の先生が活躍される場面も多いと思いますが、通訳を介すると説教の内容が半分になってしまいます。同時通訳の機械を使えばよいのですが、従来のものは非常に高価で、なかなか購入できない教会が多いのではと思います。しかし、新しいシステムは、スマートフォンとお持ちのパソコンにアプリをダウンロードするだけ。簡単で、従来に比べたら、安価で通訳機を使うことができます」と話す。

「商品開発に携わった時期も、中国に留学したときも、そして元妻と結婚、離婚したときも、いつも神様は私のそばにいてくださいました。全てを益としてくださる神様に感謝をしています」と話し、インタビューを終えた。

関連タグ:「罪人の友」主イエス・キリスト教会フランクリン・グラハムセレブレーションオブラブ
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