Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

【インタビュー】神に道を委ねるということ 慎征範伝道師

2016年12月1日17時01分
  • ツイート
印刷
関連タグ:「罪人の友」主イエス・キリスト教会フランクリン・グラハムセレブレーションオブラブ
【インタビュー】神に道を委ねるということ 慎征範伝道師+
7月に結婚した慎征範伝道師夫妻

大阪府交野市で、在日韓国人2世の両親のもとに生まれ育った慎征範伝道師。4人兄弟の次男として、大阪府の中でも自然豊かな街で少年時代を過ごした。儒教の影響も受けていた両親だったが、母は「真理とは何なのか?」と問い続けていた。慎伝道師が3歳の時に、母は友人の影響でキリスト教会へ。家庭集会にも集うようになっていた。程なくして、母が受洗。それから数年後には父も受洗した。

悪さをすると、「悔い改めの祈り」をさせられた。「それが、いやでいやでたまりませんでしたね。とても律法的で」と慎伝道師は笑う。

中学時代は、バドミントンの強豪校へ。3年間、バドミントンに明け暮れた。一方で、友人関係はうまくいっていなかった。1人でいる方が楽だった。「自分で勝手に壁を作っていたように思う」と振り返る。この頃には、毎週教会に行くことはなくなっていたが、年に数回、イベントの時には教会に行っていた。

高校生になった年の春の教団のキャンプには、アーサー・ホーランド牧師がゲストとして来ていた。ホーランド牧師の話を聞き、「イエス様を信じよう」と思い、1人で真っ暗なグラウンドの真ん中で祈ったという。「私の魂が起きた瞬間でした。キャンプ中、滞在していた建物さえも光って見えました。『見よ、すべてが新しくなる』と聖書の2コリント5:17の言葉を後に読み、あの体験は本当だったと感じた」と慎伝道師は言う。中学時代にバドミントンに熱中したあまり、体を壊し、激しい運動はできなくなっていたため、体育系の部活には入らなかった。しかし、伝道活動は熱心に行い、充実した時間を過ごしていた。

しかし、大学生になると、たがが外れたように、遊びの限りを尽くした。お酒やタバコを覚え、寝ないで遊び歩く日も増えた。「毎日が楽しくてしょうがなかった」と話す。時代はバブル絶頂期。遊ぶお金を学生がバイトをして稼ぐのは、さほど大変なことではなかった。

敬虔なクリスチャンであった両親は、慎伝道師の姿を見て悲しみ、「あなたの生活態度は、クリスチャンのあるべき姿ではない!」と話した。「大学時代に、3回、『クリスチャンやめます!』宣言をしました。自分が楽しんでいるのに、邪魔しないでくれ・・・といった意識の方が上だったのです」と話す。

就職活動は、バブルが弾けた直後とあって少々難航したものの、祖父が設立した大企業に就職が決まった。商品開発部門に配属され、祈りながら製品の開発に従事。祈りの末にできた商品は、次々とヒットしていった。

私生活では、結婚を意識した女性ともお付き合いをしていた。その頃、仙台で働いていた慎伝道師と彼女のいる大阪との遠距離恋愛だったが、時が来たら結婚しようと思っていた。米国への転勤も決まりそうなある日、思いを告げると、彼女からは意外な言葉が返ってきた。

「他に好きな人がいる」

大失恋だった。つらい日々だったが、神に導かれるように、久しぶりに聖書を開いてみると、目に留まった御言葉があった。

「愛人たちは皆、お前を忘れ 相手にもしない。お前の悪が甚だしく 罪がおびただしいので わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち 過酷に懲らしめたからだ。なぜ傷口を見て叫ぶのか。お前の痛みはいやされない。お前の悪が甚だしく 罪がおびただしいので わたしがお前にこうしたのだ」(エレミヤ30:14、15)

それから、週に1度の断食とディボーションを行い、祈り求めた。彼女のことは「神様に示された人ではなかった」と思うようになっていた。

仕事は依然、順調だった。商品開発部としては、最高の栄誉である「グッドデザイン賞」を取ることができたら、「独立しよう」と考えていた矢先、大ヒット商品を生み出し、同賞を受賞。

受賞後、しばらくして退職。独立に向け、準備を始めた。ビジネスをする上で欠かせない中国へ語学習得のために留学もした。

帰国直後こそ転職先に悩んだものの、すぐに有名企業への就職も決まり、同時期に別の企業からも声がかかっていた。

「とても魅力的な条件でした。収入、ポジションともに申し分なく、このまま行けば昇格も見込める役職を用意してくれていました」と慎伝道師は言う。

数週間祈った末、神が導いたのは、どちらの企業でもなかった。

慎伝道師、33歳の時、献身の道へ導かれたのだった。魅力的なポジションも、慎伝道師の研究のために用意したという大金も全てを蹴っての献身だった。

カリフォルニアのフリーメソジスト教会で、1年間奉仕。一時帰国したときに知り合った女性と結婚。知り合って間もない結婚だったが、神が引き合わせた女性だと信じていた。

韓国の神学校へ留学も決まった。順風満帆のように見えた人生だったが、これからが試練の始まりだった。結婚した女性は、少しでも気に入らないことがあると逆上し、怒りを止めることができなかった。「もう少し自分が一緒にいれば、彼女も変わるかもしれない」と、時間を作って彼女に寄り添った。しかし、神学生当時は、とにかく勉強をしなければならなかった。クリスチャンの彼女は、それを理解するどころか、怒りは増すばかり。

それでも、なんとか軌道修正しようと必死だった。あまりにも常軌を逸した彼女の態度に、心療内科にかかると、彼女が「境界性人格障害」であることが分かった。

祈り、できることは何でもした。子どもも授かっていた。「子どもができれば、彼女も変わるかもと思った」という。

しかし、彼女の態度は、子育てのストレスでさらに激しくなっていった。赤ん坊を放り投げようとしたこともあった。包丁をもって、慎伝道師を1時間近く監禁したこともあった。

神学校を卒業し、韓国の教会に仕えることになったが、家庭内はほぼ別居状態だった。彼女は、保身のために、慎伝道師の同僚の牧師たちにも手を回した。周りから、だんだん白い目で見られるようになったある日、慎伝道師の元に訴状が届いた。彼女からのものだった。彼女が「無理やり結婚させられ、奴隷のように扱われているので離婚をしたい」と裁判所に訴えたのだ。

全くのデタラメだった。裁判で争いたかったが、祈りの中で神様は「争ってはならない、離れたいのなら離してあげなさい」と語られたように感じ、離婚することに同意した。その上、慰謝料の請求と養育権の要求にも応じた。仕えていた教会からも去ることとなった。

家族も仕事も失ったが、それでも「神様、感謝します」と毎日、感謝と祈りをささげた。

今年7月には、神様の祝福を受け、結婚。現在は「罪人の友」主イエス・キリスト教会に仕え、時折、礼拝説教を担当している。また、新たなビジネスも始めた。全く新しい同時通訳システムを神から頂いたアイデアで開発したのだ。

「このシステムは、今年、フランクリン・グラハム牧師の集会にも使われました。日本全国の他の教会でも、海外の宣教師の先生が活躍される場面も多いと思いますが、通訳を介すると説教の内容が半分になってしまいます。同時通訳の機械を使えばよいのですが、従来のものは非常に高価で、なかなか購入できない教会が多いのではと思います。しかし、新しいシステムは、スマートフォンとお持ちのパソコンにアプリをダウンロードするだけ。簡単で、従来に比べたら、安価で通訳機を使うことができます」と話す。

「商品開発に携わった時期も、中国に留学したときも、そして元妻と結婚、離婚したときも、いつも神様は私のそばにいてくださいました。全てを益としてくださる神様に感謝をしています」と話し、インタビューを終えた。

関連タグ:「罪人の友」主イエス・キリスト教会フランクリン・グラハムセレブレーションオブラブ
  • ツイート

関連記事

  • 刑務所伝道シリーズ(17)進藤龍也×五十嵐弘志 特別対談(1)刑務所の現状とキリスト教伝道

  • 刑務所伝道シリーズ(16)天に祈る「人を赦す」力

  • 映画「母―小林多喜二の母の物語」クリスチャン出演者続々と撮影開始

  • 刑務所伝道シリーズ(15)東京に相談センター「罪人の友」日本橋ミニストリーオフィスがオープン

  • 刑務所伝道シリーズ(14)元覚せい剤中毒者と清原事件を語る座談会「人は誰でもやり直せる!」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.