Skip to main content
2025年12月12日16時54分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

「被害者の叫びを聞いて」 キャサリン・ジェーンさん、都内で写真アート展「In Our Hands」開催中

2016年10月24日22時38分
  • ツイート
印刷
関連タグ:キャサリン・ジェーン・フィッシャー強姦(レイプ)
キャサリン・ジェーンさん、都内で写真アート展「In Our Hands」開催中+
最近の作品は明るい色のものが多い。「心から元気になった」と言えるようになったのは、ここ1年くらいと話す=24日、東京都杉並区の久遠キリスト教会で

ヒューマンライツ・ナウから、アジア地域で活躍する女性活動家に贈られる「アジアン・アクティビスタ」を受賞した日本在住のオーストラリア人キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんが、25日まで久遠キリスト教会(東京都杉並区阿佐谷北)で写真アート展「In Our Hands」を開催している。期間中、ジェーンさん本人が常駐し、作品の説明やレイプ被害者からの相談を受けている。

ジェーンさんは2002年、神奈川県横須賀市で米兵にレイプされた。加害者の米兵は、民事裁判中、米軍の指示により、名誉除隊後、米国へ逃亡し、行方をくらました。1人で米兵を探し出し、米国の裁判所で訴訟を起こし、勝訴判決を受けた。

今回のアート展に展示されている作品は、コラージュ、デザイン画、アート写真など、およそ80点。個展としては、最大のものとなった。写真アート展は、2009年の開催に続いて2回目。

レイプ被害に遭う前は、絵画や写真は好きだったものの、作品を作るまでには至っていなかった。しかし、2002年の事件以降、自らの癒やしのため、またレイプ被害者の声なき声を届けるため、作り始めたのだという。今回の展示には、世界各国からジェーンさんのもとに寄せられるレイプ被害者の作品も数点展示されている。

キャサリン・ジェーンさん、都内で写真アート展「In Our Hands」開催中
箴言5章6節を意味する作品。ジェーンさんの作品には聖書の言葉が多く使われている。

「被害者の叫びを聞いてほしい!」とジェーンさんは訴える。「レイプ被害者は、数字で表せるものではない。一人一人に人格があり、一人一人に人生や家族がある。それを破壊するのは、魂の殺人だ。悪いのは加害者。被害者に非があるからレイプされるのだという議論は間違っている」と話す。

また、昨今の大学内における強姦事件を受け、「自分を守るための教育は、必要。小さな子どもが母親から歯を守るために歯磨きを習うように、大切な体を守るための教育は、家庭や学校でもするべき。しかし、女性にばかり『レイプされないように気を付けて』と言うのは違う。男性に『レイプは、絶対にしてはいけない』と教育することが大切なのでは」と話した。

激しいPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされ、心療内科にも通い続けたというジェーンさん。「私は汚れた存在」「私なんて存在価値のない人間だ」と繰り返し考え、地の底を歩いているような気分だった数年間。自分の体に触れられることを極端に怖がり、母親からさえも、体に触れられることに嫌悪感を覚えた。しかし、心の底では、「いつか、この気持ち、この現状を社会に訴えなければ」とずっと考えていたという。当時の作品も、その感情を表すかのように、暗く、不安と恐怖に満ちた様子が感じ取れる。

キャサリン・ジェーンさん、都内で写真アート展「In Our Hands」開催中
レイプ被害者の手をアート写真にしたもの。中には男性の手も見える。

現在は、全国各地からの講演も多く、講演の冒頭には、「I am Beautiful!」と話すのだという。「私は美しい。私は愛されている。私はとても価値のある女性」と自分自身に言い聞かせている。来年初頭には、24時間のレイプクライシスセンターを設立するべく、活動中だ。「東京オリンピックを4年後に控え、多くの観光客が海外から日本に来ることが予想される。外国人が被害者にも加害者にもなる恐れがある。レイプ被害者のためのセンターを作るのは、『待ったなし』の急務。政府がやらないなら、私がやる!」と話している。

アート写真展初日の今日、これまでの経緯や過去の作品と向き合っているうちに、少々気分が悪くなることもあったが、「私たちは沈黙を破らなければならない!」と自らを奮い立たせた。

「被害者の声を、アートを通して伝えていきたい。今回、久しぶりの展示になったが、今後は要望があれば、全国で開催していきたいと思う。全ては神様の栄光を現すために」とジェーンさんは話す。

展示は25日午後4時まで。入場無料。問い合わせは、メール([email protected])まで。

関連タグ:キャサリン・ジェーン・フィッシャー強姦(レイプ)
  • ツイート

関連記事

  • キャサリン・ジェーンさん、都内でアート展「In Our Hands」開催へ

  • 高畑裕太容疑者の事件を語る「2度と性犯罪被害者を出さないために」キャサリン・ジェーンさん

  • 「日本の皆さんに言いたい! 沖縄を見て!」米兵によるレイプ被害者のキャサリン・ジェーンさん

  • 「被害者のために24時間センターを」 米兵によるレイプ被害者のキャサリン・ジェーンさん、回想録を首相に贈呈

  • 【インタビュー】「夢は現実になる」 米兵にレイプされるも正義を勝ち取った女性 キャサリン・ジェーンさんの信仰

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(34)教会も、町も生まれ変わる

  • サマリタンズ・パースの輸送機、南スーダンでハイジャックされる 容疑者は拘束

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(17)「制御不能な突然の出来事」 臼田宣弘

  • 希望に生きる 佐々木満男

  • ワールドミッションレポート(12月12日):タイ 人知を越えたキリストの平安

  • ワールドミッションレポート(12月11日):ウズベキスタン シルクロードの青き都に注がれる命の水

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 南・東南アジア各国で洪水・土砂崩れ、1700以上人が死亡 キリスト教団体が緊急支援

  • 旧統一協会の田中富広会長、道義的責任など理由に辞任 「謝罪の意を込めおわび」

  • もしもクリスマスがなかったら 万代栄嗣

  • 米最大の民間慈善財団、神学教育機関やキリスト教団体に総額1千億円超を助成

  • 東京・銀座で牧師がトーク&ライブ「メリエストクリスマス2025」 12月25日

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」 「信仰と抵抗」の生涯描く

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 中国の大型政府非公認教会「シオン教会」の主任牧師ら18人逮捕、最大拘禁3年の可能性

編集部のおすすめ

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.